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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2005/09/05
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/106394036?page=1#106394036
2005/09/07 (水)
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イラク・レジスタンス・レポート（日本語版） 転送・転載可
編集・発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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※今日紹介する主な内容
２００５年９月５日 月曜
◇タルアファル：
米軍が大規模攻勢、戦闘はまる１日継続
レジスタンスがブラックホークを撃墜
激戦になり、イラク傀儡軍の兵士３０人が戦場から逃亡
戦闘が夜になってもレジスタンスがタルアファル全域を確保
◇カイム： 米軍駐屯地を新設しカイム市を包囲
◇ヒート： レジスタンスが米軍司令部に２度の攻撃
◇ハリス： 米軍空襲で一般市民５人を殺害、病院からは生存者連行
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◆イラク・レジスタンス・レポート ９月５日 月曜
◆Iraqi Resistance Report for events of Monday, 5 September 2005
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http://www.albasrah.net/en_articles_2005/0905/iraqiresistancereport_050905.htm
★ニネベ州 Ninwa Province
◇タルアファル： 米軍が大規模攻勢、戦闘はまる１日つづく
US launches massive offensive against Tall ‘Afar. Fighting rages all day.
５日午後５時３０分（メッカ時間）に届いた速報でイスラム・メモはバグ
ダッドから次のように伝えた−−戦闘機とヘリコプターによる援護を受けた
米占領軍が、５日、イラク北部のモスル西方にあるタルアファル市に掃討作
戦と呼ばれる攻撃をしかけた。
バグダッドにいるイスラム・メモの通信員は、５０００人以上の米兵が戦
闘車両を伴って、タルアファルにある「テロリストの巣」を攻撃したという
声明を米占領司令部が発表したと報じた。
クドス・プレスは、米軍の攻撃部隊とレジスタンス勢とのあいだに、タル
アファル郊外で二日間におよぶ断続的な戦闘が勃発したと報道した。５日に
攻撃が始まった。
５日午後のイスラム・メモは、同市が現在米軍に封鎖され、激しい戦闘が
市内数カ所で展開されているという報告があると伝えた。
バグダッドにあるイスラム・メモ編集局は、米軍があらゆる通信手段を遮
断したために、当初は、タルアファルにいる通信員と有効な連絡がとれなか
ったが、数時間後、イスラム・メモの編集幹部が包囲された市にいる通信員
との連絡を確立した。
◇タルアファル： レジスタンスがブラックホークを撃墜
Resistance in Tall ‘Afar shoots down Black Hawk
５日夕、メッカ時間の８時１５分（現地との時差１時間）に届いた速報の
なかで、イスラム・メモはレジスタンス戦士がタルアファル上空で米軍ヘリ
・ブラックホークを撃墜したと伝えた。
機関銃で武装したレジスタンス戦士がそのヘリを銃撃して撃墜したと目撃
者がイスラム・メモに語った。ヘリはハッジ・オスマンの家に墜落し、彼と
その妻を殺した。ヘリ搭乗員２人も死亡した。
タルアファル中心部にあるクマシュ地区からの報告は、１台の米軍戦闘車
両（装甲車）が米兵１０人を背後に引き連れて幹線道路への突入を試み、ゆ
っくりと進んできたと述べた。しかしレジスタンス戦士は４発のＲＰＧ７ロ
ケット弾を発射し、その戦闘車両を破壊することができた。イスラム・メモ
の通信員と話したレジスタンス戦士によると、その装甲車の後ろに続いてい
た米兵７人も死亡した。
◇激戦になり、イラク傀儡軍の兵士３０人が戦場から逃亡
Fierce combat rages as 30 Iraqi puppet army soldiers flee the fighting
午後８時２５分に届いた速報では、タルアファルの傀儡（かいらい）警察
関係者の話として、イスラム・メモは３０人以上のイラク傀儡軍兵士が同市
で現在展開中の戦闘から逃亡したという情報を伝えた。
治安部隊の関係者はイスラム・メモの通信員に、その兵士たちはイラク軍
の第４旅団に所属していたと話した。その時、イラク傀儡軍の諜報部隊が逃
亡兵を戦闘に連れ戻そうとして捜索していたという。
イラク傀儡軍の多くの兵士が、戦闘に連れ戻されないために本当の負傷兵
として登録されることを期待して、わざと自分の手足を負ったり頭に重傷を
つくったりしていた−−目撃者がタルアファル郊外にしたイスラム・メモの
通信に知らせた。
タルアファル市内にいたイスラム・メモの通信員は、５日朝から激しい戦
闘が市内で発生したと伝えてきた。イラク軍兵士多数が将校とともにレジス
タンスに投降してきたという未確認情報もある、と彼は語った。
◇戦闘が夜になってもレジスタンスがタルアファル全域を確保
Resistance continues to hold whole sections of Tall ‘Afar
as fighting rages into the night. . .
タルアファルにいるイスラム・メモ通信員は午後８時５０分の速報で、四
方から一斉に襲撃してきた米兵とイラク・レジスタンス戦士が戦っており、
文字通りの市街戦が市内全域で展開されていると伝えてきた。
通信員は、５日正午からは戦闘が市内全体で発生し、現在は市街戦の局面
になっていると報告した。戦闘は１軒の家から次の家へ、ある通りから次の
通りへと展開され、米軍の戦闘爆撃機が常時、同市を爆撃している。
この戦闘で米軍は数十人が死傷し、レジスタンス側にも死傷者がでた。
タルアファルの中心部にいるイスラム・メモの通信員は、米占領軍に忠実
な幾つかのイラクのテレビ局とアラブの衛星テレビがタルアファルは完全に
占領軍の掌中に落ちたと報道したことを否定した。この通信員は、その時点
でなお全地区がイラク・レジスタンスに保持されていると記した。
一般市民のあいだの損害と死亡に関しては、イラク・レジスタンスが女性
と子どもの家族を戦闘から離れた安全な場所に移した、と通信員が伝えてき
た。その結果、米軍の激しい攻撃にもかかわらず、一般市民の犠牲者は出て
いない。だが物的な損害は別であり、少なくとも１０軒の民家と小学校が３
校、モスク４ヶ所、浄水場１ヶ所、発電所１ヶ所がこの日の米軍の攻撃によ
って破壊された−−通信員が書いてきた。
また電気が遮断されたために、モスクは宗教指導者によるコーランの放送
をすることができなくなった。いつもはアメリカ軍の攻撃があるときには、
レジスタンス戦士を勇気づけるために放送されているものだ。停電している
ために、宗教指導者と法学者たちは戦火を交えている市内の道路を歩いてま
わり、聖戦の価値と殉教の重要性について思い起こさせることを通じて戦士
たちを励ましている。
★アンバル州 Al-Anbar Province
◇カイム： 米軍駐屯地を新設しカイム市を包囲
US encircles al-Qa’im with American military camps.
５日午前１０時５０分に届いた速報においてイスラム・メモは次のように
報じた−−少し前、米軍がカイム市の外側に４ヶ所の軍駐屯地を築いた。こ
の動きはアメリカ軍が市内にある最大の基地を戦闘で失ったあとのことであ
る。その戦闘は４日のことで、カイムから米軍を排除することになった。
米軍はカイム市の東端に駐屯地を設営したほか、西側と南側にも築いた。
カイム市の北側入り口はまだ完全に米軍基地によって支配されており、米軍
の車両部隊がそこから近隣のラワ、ハディッサ、アナハ市への攻撃に派遣さ
れている。
◇ヒート： 米軍司令部にレジスタンスが反復攻撃を遂行
Resistance carries out double attack on US headquarters in Hit.
５日午前９時２５分の速報において、イスラム・メモは次のように報じた
−−イラク・レジスタンスはイラク西部のヒート市中心部にある米軍司令部
に多重攻撃をしかけた。
攻撃を展開しているとき、１人のイラク・レジスタンスの殉教戦士が爆発
物を積んだ車を運転して、かつては演習施設だったビルに置かれた米軍司令
部にむかった。レジスタンス戦士は司令部ビルに近づくと、自分の乗った車
を爆発させ、ハンビー２台を炎上させるとともにビルにも甚大な損害を与え
た−−目撃者が語った。この爆発で米兵５人ばかりが死亡または負傷した。
その後、イラク・レジスタンスは迫撃弾４発をこのアメリカ軍司令部に発
射し、それは施設を直撃して大きな爆発を起こした。攻撃のあとビル上空に
は多くの米軍ヘリがホバーリングしているのが見られた。
★ディヤラ州 Diyala Province
◇ハリス： 米軍空襲で一般市民５人を殺害、病院からは生存者連行
US air raid kills five Iraqi civilians.
American, Iraqi puppet troops arrest injured survivors in hospital.
５日午後５時５０分に届いた速報で、イスラム・メモは、米軍戦闘爆撃機
がバグダッドの北方、ハリス地区の中央にあるダウジャマ村の民家をミサイ
ル攻撃したと伝えた。
米軍機が攻撃した民家近くに自宅を持つ目撃者は、その爆撃で一般市民５
人が殺され、そのなかには女性１人と子ども２人が含まれていたとイスラム
・メモに語った。そのほかに７人が負傷した。
バクーバ総合病院のハミド・アル・ジャブリ医師はイスラム・メモに、米
軍およびイラク傀儡軍の兵士が病院にやってきて、負傷した人々を連行して
いったと話した。その犠牲者たちがどこに連れて行かれたかは判らない。
他方、ハリス地区の住民は、平和な住民の家への米軍の無差別爆撃に抗議
して大規模なデモをおこなうなか、アメリカ軍の攻撃で殺された５人を埋葬
した。
★アンバル州 Al-Anbar Province
◇カイム： 米軍駐屯地を新設しカイム市を包囲
◇ハディッサ： 自動車爆弾で米兵５人死亡
◇ヒート： 米軍司令部にレジスタンスが反復攻撃を遂行
◇ハリディヤ： 米軍駐屯地への攻撃で米兵２人死亡
◇ファルージャ： レジスタンスの爆弾が合同パトロールを襲う
◇ 同 ： サクラウィヤ近くの田舎道で爆弾、米兵３人死亡
★バグダッド Baghdad
◇ウルフ旅団の司令部を襲撃したあと迫撃弾１２発を集中
◇サイイディヤ： ハイウェイで爆弾が米軍パトロールを襲う
◇ドーラ： ハイウェイで道路脇爆弾が戦車部隊を襲う
◇米・イラク軍集結地を迫撃弾で砲撃
★サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇バイジ： 米軍基地にむかう燃料輸送トラックを待ち伏せ
★ディヤラ州 Diyala Province
◇ハリス： 米軍空襲で一般市民５人を殺害、病院からも生存者連行
★タミン州 At-Ta’mim Province
◇ハウィジャ： 合同軍のパトロール中にレジスタンスの爆弾破裂
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イラク・レジスタンス・レポート
日本語版：http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
イラク情勢ニュース（URUK NEWS）の重要な構成部分です。
英語版：http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
Iraqi Resistance Report ：
Translated and/or compiled by Muhammad Abu Nasr,
member, editorial board, the Free Arab Voice
メール宛先： uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。