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フランスから世界へ 韓流小説の新発信基地に [朝鮮日報]
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投稿者 white 日時 2006 年 2 月 02 日 13:44:26: QYBiAyr6jr5Ac
 

□フランスから世界へ 韓流小説の新発信基地に [朝鮮日報]

 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1682067/detail

フランスから世界へ 韓流小説の新発信基地に
 フランスのパリが韓国小説世界化の前哨基地として浮上している。名門出版社Gallimardを筆頭にSeuil、ZULMA、Philippe PICQUIERなどの有名出版社がファン・ソギョン(63)、オ・ジョンヒ(59)、キム・フン(58)、キム・ヨンハ(38)といった韓国人作家を看板スターとして紹介している。

 フランスでの韓国小説販売量もこの10年間で3倍以上に増えるなど上昇の勢いを見せている。こうした出版社は韓国人作家と代理契約を結んで世界市場に韓国小説を輸出するエージェントにもなっている。

 かつて80〜90年代にイ・ムニョルが密かに注目された時は次元が違う。韓国人作家が新しい小説の声に浮上して世界舞台に向けた「文学ハブ」を建設しているのだ。

 韓国小説ブームはキム・フンから始まった。東仁文学賞受賞作『刀の歌』が2月中に韓国現代小説としては初めてGallimard社から出版される。

 同社の権威と歴史を代表する『Du monde entire(全世界文学叢書)』の一つに登載されるのだ。これは韓国小説の世界化が本軌道に乗ったことを象徴する「文学的事件」だ。

 この叢書にはゲーテ、コンラッド、カフカ、ヘミングウェー、フォークナー、ボルヘスといった古典作家のみならず、ミラン・クンデラ、オルハン・パムク、アモス・オズ、安部公房ら現在、世界の文壇で注目されている作家たちが布陣している。

 ジャン・マテルネ海外文学担当編集長は『刀の歌』について「この小説は本当に独創的」としながら、「私はキム・フンの文章と比較できる他の作品を見たことがない」と絶賛した。「戦争と戦闘を扱った小説であると同時に人間の実存、愛と死、威厳と自尊心、謙遜について省察した作品」と話す。同編集長は「イ・ムニョルをはじめ何人かの韓国人作家の小説を読んだが、全般的に詩的という印象を受けた」と好感を示した。

 今年に入りミラボー橋近くのアパートに移り住んだファン・ソギョンはすでにフランスで「Ce grand roman(偉大な小説)」を書いた作家とされている。昨秋に出版された長編小説『古い庭園』の仏語版は、ルモンド紙が選ぶ「2005年の国内外小説7冊」の一冊に選定され、2004年に出版された『客人』はフェミナ賞外国小説部門にノミネートされた。『客地』『韓氏年代記』などの作品は文庫本化もされている。

 ファン・ソギョンの小説を独占出版するZULMAはヨーロッパ全域に輸出を代行している。同社の編集長は「ファン・ソギョンの小説は仏語版以降、イタリア、ドイツ、スイス、ベルギーなどでも出版された。彼の小説はアジア的な異国趣向を越え、西欧読者と情緒的共感を形成している」と説明した。

 韓国の女性作家ではオ・ジョンヒが最も注目を集めている。Gallimardと並ぶSeuil出版社はオ・ジョンヒの長編小説『鳥』を出版、全世界の著作権代行契約も結んだ。

 韓国の若い作家の中にはキム・ヨンハのようにフランスを踏み台にして世界市場のドアをノックしている。小説『私は自分を破壊する権利がある』が最近、米国のHarcourt出版社と契約を結んだのは、仏語版(1998、Philippe PICQUIER)のおかげだ。Philippe PICQUIERはキム・ヨンハの東仁文学賞受賞作『黒い花』の仏語版も来年初めに出版する。

 キム・ヨンハは「ヨーロッパの出版社が昨年、フランクフルト図書展をきっかけに韓国小説に対する関心を高めている。日本や中国の作家に比べて韓国作家の版権は相対的に安く、非常に多くのスペクトラムと文学性を持っていると思うようだ」と話す。ZULMA社の編集長は「2002年のサッカー・ワールドカップ韓日大会以降、フランスの出版界ではアジアの中の一国にすぎなかった韓国が個別の国家として認識されるようになった」と語った。

 3月のパリ国際図書展にはファン・ソギョン、オ・ジョンヒ、チェ・ユン、キム・ヨンハが招かれ、現地の評論家らと公開対談を行う。また、来年の開催国は韓国が有力視されているという。


朝鮮日報


2006年02月02日13時00分

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