階級(クラス)―「平等社会」アメリカのタブー光文社文庫　ポール・ファッセル (著), 板坂元乃依

階級(クラス)―「平等社会」アメリカのタブー光文社文庫　ポール・ファッセル (著), 板坂元
http://www.asyura2.com/0510/bd42/msg/176.html
投稿者乃依日時 2005 年 11 月 21 日 07:10:30: YTmYN2QYOSlOI

階級(クラス)―「平等社会」アメリカのタブー光文社文庫
ポール・ファッセル (著), 板坂元

価格: ￥540 （税込）

エディション：文庫

詳しい情報を見る

--------------------------------------------------------------------------------

あわせて買いたい
『階級(クラス)―「平等社会」アメリカのタブー』と『階級にとりつかれた人びと―英国ミドル・クラスの生活...』、どちらもおすすめ！一括注文：￥1,275

--------------------------------------------------------------------------------
この本を買った人はこんな本も買っています

階級にとりつかれた人びと―英国ミドル・クラスの生活と意見中公新書新井潤美 (著)
ワスプ(WASP)―アメリカン・エリートはどうつくられるか中公新書越智道雄 (著)
不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」平凡社新書新井潤美 (著)
イギリス発・私的日本人事情朝日文庫渡辺幸一 (著)
階級!―社会認識の概念装置渡辺雅男 (著)
類似商品について

--------------------------------------------------------------------------------
書籍データ

文庫: 301 p ; サイズ(cm): 16

出版社: 光文社 ; ISBN: 4334760988 ; (1997/11)

その他のエディション：単行本

おすすめ度：カスタマーレビュー数： 7 レビューを書く

Amazon.co.jp 売上ランキング：本で46,189位
Make Money！Amazonでビジネス

--------------------------------------------------------------------------------
レビュー

内容（「BOOK」データベースより）
アメリカは上下差のない民主主義社会であるという神話を、われわれは40年間聞かされつづけてきた。だが、本書を通読すれば、日本では考えられない階級と階級意識が彼らの念頭から離れないことがわかるだろう。アメリカのファッションを追う人たちに、仕事などでアメリカ人と付き合う機会の多い人たちに、また、これからアメリカに旅行したり長期滞在したりする人たちに、本書は得難い情報を提供してくれるだろう。
このレビューは、同タイトルの単行本のレビューから転載されています。目次

1 アメリカ社会のタブー
2 階級を解剖する
3 外見がものを言う
4 家、車、テレビについて
5 消費、レクリエーション、コレクション
6 精神生活
7 「話してごらんなさい、あなたの階級がわかるから」
8 上昇と下降、そして労働者階級への流れ
9 Xに脱出する道

--------------------------------------------------------------------------------
カスタマーレビュー ※ カスタマーレビューは他のお客様により書かれたものです。ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
おすすめ度：
あなたのレビューがサイトに載ります。

3 人中、3人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。

評価４「生まれ育ち」は隠せません。しかし、気にしないで生きることはできます。, 2005/06/23
レビュアー： kakitsubata_1990 - 自分が書き込んだレビューをすべて見る

　
★真面目なレビュー（社会学的な観点より）★
　　民主主義と自由平等の聖堂であるアメリカ合衆国でさえも、生ま
　れ育ちによる社会的階級差（ランク）が存在している。いわんや、
　日本をや。会話（発音・語彙・文法）、知性（教養・趣味・思想）、
　外観（服装・体系）などで、とりつくろっても、育ちが知れてしま
　うというのは、実体験からも頷けます。最終章でのＸカテゴリー
　という社会階級から、著者の主張は、『社会的階級差が子孫へ継承
　される理由は、生まれつきの遺伝の為ではなく、生育環境（親の影
　響）の為で、本人の努力如何で親の業から解脱できる。』というこ
　とです。社会学としては、無難な主張です。

★読み物として（考現学　あるいは　風刺　の観点から）★
　　よくぞ、ここまで他人を観察したものだと驚嘆します。
　　それぞれの社会的階級の特徴の具体例が、豊富に挙げられていま
　すが「確かに、その通り」と共感できるものから「本当に、こんな
　人がいるのだろうか？　面白くするための風刺では？」という例ま
　であります。したがって、飽きずに通読できます。
　　それにしても、もしかしたら自分が中流ですらないかもしれない
　という、後味の悪さも残ります。
　　そんな時は、Ｘカテゴリーらしく「だから、どうした？　自分は
　自分さ。」と、達観しましょう。「自分はＸカテゴリーである。」
　と信じている人が救われるのだと、著者は言いたいのだと思います。
　

このレビューは参考になりましたか？ (このレビューについて報告する)

評価５和訳単行が87年、原著はその前な訳で、レーガン時代の話だよな, 2005/06/08
レビュアー： noritake12 - 自分が書き込んだレビューをすべて見る

レーガン時代、階級社会は顕在だった訳だ。

文章は凄く面白い。皮肉もたっぷり。
「英国ミドルクラスの生活と意見」ととりあえず一冊だけ買おうと思ってるなら、こちらを薦める。

このレビューは参考になりましたか？ (このレビューについて報告する)

3 人中、3人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。

評価５笑える, 2004/11/05
レビュアー：れんこん - 自分が書き込んだレビューをすべて見る

自分を実際より「高級」に見せよう、見せたい、と言うのは「中流」特有のコンプレックス丸出しだということが良く判ります。この本を読んでわが身を省みると少々気恥ずかしくなります。
ところで筆者は学者のせいか、学者等いわゆる知識階級？は「カテゴリーX 」であってどの階層からも超越した存在だ、と自信たっぷりに主張しています。しかし、本人達がそう思ってるだけで(そう思いたいだけで)やはり彼らも上層中流でしょう。
結局どんなに教養があってもドラマトゥルギーからは逃れられないと言うことでしょうか…。

このレビューは参考になりましたか？ (このレビューについて報告する)

2 人中、2人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。

評価５身の程を知る, 2004/03/15
レビュアー： nobu2002 - 自分が書き込んだレビューをすべて見る

アメリカの社会階級について、非常に分かりやすく読みやすく書かれた本である。ブルデューの本から比べれば、きわめて軽く読みやすい。しかし、その一方で現在格であるという話が中心となっており、一部使う言葉の変化などが扱われているが、世代間異動の話はほとんど扱われていない。そもそも、本格的に階級研究されたのは１９００年代の初頭からであり、継時的に調査が充分に行われていない事実もあるだろうし、この本にもでてくるように趣味の善し悪しも時代によってかなり変化しているので暫時的な方法しか取り得ないのかもしれない。
アメリカの社会階級については本来貴族制度がないにもかかわらず、貴族に成りたがろうとする人たちが俄然多いことに驚く。

それにしても、この本の中にでてくるの階級がどのような趣味を持っている、あるいはどのような階級がどのような言葉をしゃべるのかがあまりにも複雑に絡みすぎており、おそらくイギリスやフランスの社会階級から比べても、かなり入り組んでおり著者がいうように外国人にはまったくわからないのかもしれない。

この本のあとがきにも書いてあったように、この部分は訳者が担当しているものであるが、「身の程知らず」という言葉を日本人は忘れてしまったのかもしれない。

このレビューは参考になりましたか？ (このレビューについて報告する)

すべてのカスタマーレビューを見る（7件）

--------------------------------------------------------------------------------
この著者の他の作品を見る

ポール・ファッセル (著)
板坂元

--------------------------------------------------------------------------------
この本を買った人が買ったその他の商品