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副島隆彦氏が3月にイルミナティ紹介本を出版するという話
http://www.asyura2.com/0510/bd42/msg/703.html
投稿者 馬鹿まるだし 日時 2006 年 1 月 17 日 02:47:23: XrXUVCoFJUfoI
 

以下、副島隆彦氏のホームページ「今日のぼやき」(2006年1月11日付)から一部転載
http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi


この本は、『全暴露・世界を今支配しているのは誰(たち)か?』(仮題)というような書名で売り出されるでしょう。これ以上は今はまだ書けません。出版社の仕事や段取りに迷惑がかかりそうですから。

(中略)

 私が、今、何を言っているのかを、今度の本の中から、一カ所だけ、例文の英文を、3行だけ挙げて、それを、副島隆彦の「真実の読み破り訳」をお見せします。
次のような、英文です。

 Adam Weishaupt ( founder of the Illuminati in 1776 ) : “ Reason will be the only code of man. This is one of our greatest secret . When at last Rreason becomes the religion of man , then will the problem be solved .” (p.330)

 副島隆彦です。この英文は、たったの3行です。原書の330頁にありました。この一文を読んだときに、私は、息を呑んで、はっと驚き、全身が震えるのを感じました。この英文の本当の意味が分かったぞ、と自分で思ったときに、ひとりで感激しました。

 日本では、おそらく私、副島隆彦だけが、この英文の意味が正確に分かるだろうと、私は何のためらいもなく断言します。
それでは、まず、普通の優秀な翻訳家か、政治思想を専門とする学者の訳文を、書きましょう。

(普通の訳はじめ)

 アダム・ヴァイスハウプト(1776年のイルミナティの創設者):「理性が人間の唯一の法典となるだろう。このことが私たちのもっとも大きな秘密のひとつである。ついに理性が、人間の宗教となるときに、その時に、問題が解決するだろう」

(終わり)

 副島隆彦です。これで、何を言っているのか、分かりますか。私以外の日本人には、この英文の意味は、意味不明のはずです。この日本語文を読んで、それから、もう一度英文を読んで、そして、もう一度、日本語訳文を、読んで、そして「理性が、人間の唯一の法典となるだろう・・・」と読み直して、それで、意味不明のはずです。カントを読んでもヒュームを読んでも、こういう感じの日本文がづらづらと続きます。

 日本の明治維新(明治元年、開国、文明開化)から、今年で、138年目です。それでも日本人は、すべての文科系の知識階級の人間を含めて、上記の英文の意味が、分からないでしょう。私は、30年の刻苦勉励の苦闘に末に、分かるようになりました。この事実を早く、弟子たちに伝授しなければ。

 それでは、私の「真実の読み破り訳」をやります。その前に、基本知識として、この英文の背景の事実を解説します。 この英文に出てくる、アダム・ヴァイスハウプト(1748−1830)は、実在のドイツの哲学者で、彼が、ヨーロッパ最高の秘密結社とされる、「イルミナティ」の創業者、創設者、結成者です。この事実の重さに、まず、驚いてください。

 それで、この Adam Weishaupt アダム・ヴァイスハウプト(1748−1830)についての、『岩波(本当は、ケンブリッジ大学の著作権)西洋人名辞典』(岩波書店刊、1990年、補遺、改訂版)を使って、この人物の描写(プロウファイール)を知ってください。

(引用はじめ)

Adam Weishaupt アダム・ヴァイスハウプト 
1748−1830
 ドイツの哲学者。インゴルシュタット大学教会法教授(72−85)。カントに反対し、ロックを信奉した。理性の支配と世界主義の立場を主張する。1776年に、Illuminatitenordem (光明会)を創設。これが禁止されてから、レーゲンスブルグ Regensburg 及び、ゴータ Gotha に移った(1785)。 
 主著 Uber den Materialismus und Idealismus ,1786 ; Apologie der Uber die Grunde und Gewissheit der menschlichen Erkenntnis , 1788 ; Uber Wahrheit und sittliche Wolkommenheit , 1795-1747.

『岩波西洋人名辞典』 から

(引用おわり)
 
 副島隆彦です。このようになっています。ですから、今では日本の知識人層にまで名前だけは、知られるようになった、恐ろしい秘密結社で、フリーメーソンの上部団体であり、その存在は、謎に包まれていて、最近はやりの小説の『ダ・ヴィンチ・コード』の裏側にいるとされる、このイルミナィの創業者は、このアダム・ヴァイスハウプトというドイツの18世紀後半の宗教法の哲学者です。この事実の事実性をまず確認してください。

 どんな組織、団体でも、その創設者、結成者の、最高幹部が、その団体を体現します。ですから、ヴァイスハウプトの言行録や、書物を読めば、イルミナティという謎に満ちた秘密結社 secret society , the society シークレット・ソサエティ の性質や、根本の考え方は分かります。それが、イルミナティの真髄が、上記のたった3行の英文の中にはっきりと書かれているのです。これには、私も驚いた。

ヴァイスハウプトの思想を説明した上記の、「カントに反対し、ロックを信奉した」の一行が重要である。そして、「理性の支配と世界主義の立場を主張した」とあるのが、決定的に重要である。今日は、このうちの「世界主義」については説明しない。

 本当は、もうあと、英文の原著作から数箇所の引用文を挙げることで、イルミナティという団体の秘密が分かります。それは、後日、解説します。あるいは、この本が出版されてから、改めて、取り上げます。それでは、副島隆彦の「真実読み破り訳」をお見せします。

(副島隆彦による訳文を載せる)

 アダム・ヴァイスハウプトは、1776年に秘密結社、イルミナティを創設した。その時の、結成の演説(説教)の中で、イルミナティの組織結成の目標を次のように説いた。
 
「われわれイルミナティは、理性(りせい、reason , vernunft フェルヌンフト)すなわち、利益欲望の思想、金銭崇拝の精神を、われわれ人間にとっての唯一の法典(規則の体系)にするであろう。これこそが、これまで人間(人類)が解明できなかった最大の秘密なのだ。金銭崇拝(利益欲望の精神、すなわち理性)が、人間にとって信じるべき信仰、宗教となる時に、その時に、ついに、われわれ人間が抱えてきた最大かつ唯一の大問題が、解明され、解決されるのである。」

(副島隆彦の訳おわり)

 副島隆彦です。このようになります。これで、この学問道場に集まって3年間以上、勉強してきた優秀な頭脳の300人ぐらいの人たちには、この英文の意味がはっきりと分かったでしょう。それ以外の、頭のよくない人たちには、どうせ分かりません。普通の日本人の知識人水準(東大教授で、宇宙物理学の佐藤勝彦程度のアホ)のまま、生活していってください。私、副島隆彦が、一所懸命に、何を書いているのか分からない人は、もう、ここに近寄らなくていいです。

 私たちは、3年ぐらい前から、reason リーズン は、「理性」(あるいは、理由)などというコトバで、訳して、日本人の知識階級は、それで分かった気になって、実際は、何にも変わっていなくて、アホダラ経の有り難い、お経を読むように難解な日本語翻訳文で、何か分かった振りをして、それで、偉そうに、「自分は高学歴で、知識階級に所属する」と、勝手にうぬぼれてきた。

 私、副島隆彦は、そういう人間全員を許さない。もし、上記の私の「真実読み破り訳」にケチを付け、異議を唱える者がいたら、その者は、どうどうと名前を名乗った上で、私に問答を提起してきなさい。私が、10時間ぐらいかけて、懇切丁寧に説明します。分かったふりは、一切、無しだ。どこからでも、どんなコトバを使ってでも、すべて解明されなければならない。自分が分かったふりをして、私、副島隆彦をせせら笑うようだと、その自分自身の、脳天が逆襲を受けて、激しくもんどり打つから、覚悟しなさい。私には、いい加減な日本土人(どじん)の分かった振りは、一切ないのです。

(中略)

私、副島隆彦が今やっている本も、まさしく、そういう「大きな秘密を次々に、文献、証拠付きで、暴いている」優れた本です。これが3月に出版されたら、きっと読み手に衝撃を与えるだろう。「アメリカの副島隆彦のような人が著者である」と私本人が書くのだから、間違いないです。すごい内容は、追って、すこしずつお知らせします。私は、年末から、年始に書けてこの本と格闘できて実に嬉(うれ)しかった。

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