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9・11事件を判断するための明確な視点を持つべきです
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 1 月 26 日 10:42:10: SO0fHq1bYvRzo
 

9・11事件を判断するための明確な視点を持つべきです


先日来、9・11事件についての議論に踏み込んでいるのですが、「イスラム・テロ説」派にしても「内部犯行」派にしても、どうも真相追究を行う際の視点が定まっていないように思えます。

私はこの投稿では敢えてどちらとは言いません。当然ですが、今までの投稿で私の立場は明確なはずです。しかし、物事を究明する際には、そのための方法論が明確で無い限り、単なる感情のぶつけ合いや筋もへったくれもない罵声の浴びせ合いに終わり、時間とエネルギーを消耗させるだけに終わるでしょう。そんなことをしている時ではない。

そのために、物事の真相、事実は何であったのか、を究明する際の方法論の大原則を確認しておきたいと思います。以下に私が述べることをご覧になった方で、何かが抜けている、これは余計だ、といったご意見があればご遠慮なくおっしゃってください。

これは先日も申し上げたことなのですが、


《できうる限り確実な根拠を元にして物事を判断する》


という、当たり前すぎるほどの原則です。特にこのような世界が大変化する引き金になった事件です。あらゆる可能性を考えることはできても、それを判断するには、確実といえることにできる限り近い材料を使用するのが当然です。まさか『いいかげんな根拠を元にして判断すべきだ』とお考えの人はいないでしょう。


★可能性としては、大別して

(1)米国政府が発表している通りの「イスラム・テロ」で、警備当局に手抜かりがあった

(2)犯行を行ったのは「イスラム・テロリスト」だったのだが、米国当局が事前に知っていながら実行させたという、いわゆる「やらせ」であった

(3)「イスラム・テロリスト」による事件ではなく、米国当局による内部犯行であった(これにはイスラエル関与の可能性も含む)

ということになるでしょう。それぞれに細かい違いのあるバージョンはあるでしょうが、おおよそこのように分類できると思います。

そしてどの見方にしても、この事件がいわゆる「対テロ戦争」の発端となり、この事件以後、世界が大きく変わり、アフガニスタンへの米国軍事侵攻、イラク侵略などなどはもちろん、「反テロ」を名目にした市民社会へのスパイ行為と「テロリスト」に対する拷問が、もはや日常的となり正当化・合法化さえされるほどになっている(これに対する賛否は、この投稿では敢えて問いません)ことは、全員が確認できることだと思います。


★上記のいずれの見解を支持するにせよ、先ほどの《できうる限り確実な根拠を元にして物事を判断する》という大原則は微動だにしないものです。いい加減なものを根拠にしてこの大事件を判断しても良い、と本気で考えるような人は、これをお読みの方の中にはいないことと信じます。


(A)物証

さて、この事件の場合、100%確実といえるものは何でしょうか。9・11の場合、やはり物証でしょう。つまりWTCやペンタゴン、ペンシルバニアで墜落した飛行機などの残骸です。

物証は「捏造」という可能性を常にはらんでいます。しかし9・11事件が起こった直後にWTCの建っていた場所やペンタゴンにあった瓦礫には「捏造」の可能性はありません。またペンシルバニアに墜落した飛行機の残骸も同様です。事件直後にそのままで当面保存されていて、それが科学的な調査をされていたならば、現在のような混乱は無かったはずです。明らかに「何が原因であるのか」の判断ができたはずです。

しかしWTCの残骸はニューヨーク市当局とFEMAなどの手でほとんど検証されないまま大急ぎで処分されました。ペンタゴンも同様です。ペンシルバニアに墜落した飛行機でも、地面に空いたクレータの写真しか公開されず、新聞記者がそこに近づくことすら禁止され、政府当局によって秘密裏に片付けられてしまいました。

彼らがどうしてそんなことをしたのか、はともかく、絶対確実な物証はこのようにして消えてなくなりました。これはいずれの立場の人でも確認できることだと思います。

つまり、「イスラム・テロリスト」説も「内部犯行」説も、いずれにしてもそれを証明できる物的証拠は存在しないわけです。

この点は重大です。米国政府公表の「イスラム・テロ」説には、それを支える物的証拠が存在しません! 違いますか?

つまり、この時点で何人たりとも、いったん「ニュートラル」な立場に戻らざるを得ないわけです。間違っているでしょうか?


(B)映像などによる間接的な証拠

したがって、次に確実と思われる、写真やビデオなどの映像、各地の地震計で観測されたデータ、飛行機のブラック・ボックスの音声などを使用することになります。

ただ、ペンタゴンとWTCに激突したといわれる各飛行機のブラック・ボックスの内容は未だに公表されていません。(その存在すら本当には確認されていない。もしも今後公表されることがあっても、時間が経てば経つほど「捏造」の可能性が高まり、その信憑性は著しく落ちる。)

もちろん映像には常に、無関係なものを持ち出した、コンピューター技術を用いて合成した、などの可能性がありえます。100%を鵜呑みにはできません。無関係な画像であるとか合成であるといった指摘を受け、その可能性が高いと思われるものは排除されなければなりません。

さらに、いわゆる「心霊写真」のように、『見方によってはそのように見える』というものもきっぱりと排除されるべきです。

また写真自体に合成などの不正が施された可能性が無いにしても、たとえば事件後2年以上もたって公表された「飛行場の持ち物検査のゲートをくぐるテロリストの写真」といった、事後の捏造の可能性をはらむ映像は排除すべきでしょう。公表された時間が経ちすぎて捏造の可能性が考えられる上に、「自殺攻撃をした」とされる「テロリスト」を本当に確認できる材料はどこにも存在しないのですから。

こうして、さまざまな映像や科学的な検証に耐えうるデータの中から、「これは確実に起こった」と、多方面から確認できるものを使用して判断することになります。(A)の「物証」が既に存在しない以上、これを最大の根拠として用いる以外に、「確実だ」と判断できる方法が無いことになります。違うでしょうか?


(C)人間の言葉

これにはいわゆる個人の「目撃証言」だけではなく、大統領などの政府高官や、科学者などの専門家による「談話」や「見解」、さらには政府としての「公式発表」などのすべてを含みます。

たとえば、米国大統領の言う事と、近所の魚屋のオッサンが言う事の、どちらが信用に値するか、というと、これは難しい質問でしょう。たとえば2003年のイラク戦争開戦の理由とされたことがほとんど嘘だった(意図的であるか否かに関わらず『事実ではなかった』)ことは、誰もが確認できることです。米国政府自身がそれを認めています。

ということは、米国大統領である、あるいは国務長官(当時の米国国務長官パウエルが事実に反することを事実と強弁してイラクに侵略した!)である、等々ということで、その発言や見解が魚屋のオッサンよりも信用できるという確実な証明は不可能になります。

エライ科学者が言うことだから信用できる、ということも証明できません。どれほどエライ科学者でも限界があり、100%信用できるものではありません。さらには人間である以上、意図的に嘘をつくことも、意図的な嘘とは言えないまでもいい加減な推測をすることもありえます。技術水準による限界もあります。たとえばニュートンでもアインシュタインでも不正確でした。もちろんそれは彼らの責任ではなく当時の技術水準の限界でした。しかし不正確は不正確です。「正確だ」と強弁することはできません。

したがって、人間による発言や判断は、たとえそれが誰のものであっても、(B)の「起こった事実に間違いない」とされることがらと矛盾しない範囲でのみ、有効なものとされるべきでしょう。「気持ち」がこもればこもるほど、逆に不確実性が増してくるでしょう。 違いますか? ましてや「個人の気持ち」に類するものなどは、「証拠」としては一切排除すべきものと考えます。間違っていますか?

(誤解を避けるために申し上げておきますが、私がジョーンズの科学論文を引き合いに出すのは、決して彼がブリガム・ヤング大学の物理学の教授だという理由ではなく、鉄が熔ける温度が1気圧の下では約1500度であることに間違いが無い、というような物理的な事実に基づいています。大学の教授などの「肩書き」は何一つ信用を保証するものではありません。)

たとえどのような立場の人間であるとしても、人間は、思い込み、強迫観念、誘導などで、あるいは意図的に、事実に反することを証言する場合が往々にしてあります。

たとえば、顕微鏡が発明された当初、人間の精子の中に小さな人間の姿がある、という「観察報告」とスケッチが世に出されました。もちろんこれは顕微鏡の性能が上がるに連れて消えました。

UFO,ツチノコ、雪男なども、その「目撃証言」の全てがウソだとまでは断定しないまでも、極めて当てにならないものです。(実は私もUFOは見たことがあるのですが、見間違いでなかった、と断定する勇気はありません。)集団催眠状態では特に「証言」は当てにならないでしょう。

さらに言えば、中世ヨーロッパの魔女狩りや異端審問も「証言」をもとに行われ、大勢の人が拷問の末に命を落としました。 その「証言者」の「証言」が事実であった、とする根拠は誰一人提示できません。違いますか?

以上のことから、たとえどのような立場の人間であれ、人間の言葉による「証言」の信憑性は平等に!「低い」として扱われるべきものです。米国大統領だから、日本国首相だから、本当のことを言う、ホームレスのオッサンだから、強盗の常習犯だから、嘘を付く、とする根拠は、どこにも存在しません。「被害者」の証言だから本物だとする根拠は存在しません。もちろんその逆も真です。違いますか?

9・11事件ほどの重大事件を取り扱う場合に、たとえ「気持ち」はどうであっても、「立場」が何であっても、「人の言葉」や「証言」などは最後に扱われるべきものです。あくまでも(B)の「ほぼ確実と思われること」と組み合わせて、それを補強する場合にのみ、意味を持つことになります。

以上の点について、ご確認いただけましたでしょうか? これについて別のご意見をお持ちの方は、ご遠慮なくレスをいただきたいと思います。


★9・11事件について考える際に、以上の視点は、たとえ現在どのような見解をもっているにしても、共通して持つべきものと考えます。ここが議論の『スタート地点』であると考えます。

現在、様々なウエッブ・サイトで様々な考えの人が「自らの見解」を述べておられるようですが、その「見解」の根拠がいかなるものか、という判断は、上記の(A)(B)(C)に基づいてのみ、行われるべきものです。

いかがでしょうか? 以上の私の発言に対する反論は大歓迎いたします。

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