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トンキン湾石油・ガス共同探査で一致 中国国家主席とベトナム首
中国の胡錦涛国家主席はきのう（三十一日）、ベトナム共産党のマイン書記長らと会
談し、これまで両国が国境線を巡って対立してきたトンキン湾沖で共同で石油・ガスの
探査を進めていくことなどで一致しました。
胡錦涛国家主席は国家主席に就任してから初めて、きのうから三日間の日程でベトナ
ムを訪問しています。
胡錦涛国家主席はきのう、ベトナム共産党のノン・ドク・マイン書記長やチャン・ド
ク・ルオン大統領と会談し、▽トンキン湾沖で石油とガスの探査を共同で進めていくこ
とや▽ベトナム国内に三つの火力発電所を建設するために中国が融資をすることなど十
三の合意文書に調印しました。
トンキン湾は、豊富な天然資源があると期待されているものの、ことし一月にもベト
ナムの漁船と中国の巡視船との間で銃撃戦が起きベトナム人八人が死亡するなど、長年
、ベトナムと中国が国境線をめぐって対立し、資源の開発は進んでいません。
今回、共同探査で合意したことは、アジア有数の成長を遂げる中国とベトナムの双方
にとってエネルギー資源の確保と軍事的な緊張の緩和につなげたいとの狙いがあるもの
と見られます。
胡主席はあす（二日）までの訪問中、ベトナムの国会で演説するほか、ベトナムに進
出した中国企業を見学する予定です。
[2005-11-01-15:28]
NHK
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