投稿者 北かばさん 日時 2005 年 11 月 20 日 11:34:16: os0Ldzpsr4MDk
「しんぶん赤旗」からの省略引用;
<インフルエンザの治療薬「タミフル」ってどんなもの?>
一般には「ノイラミニダーゼ阻害剤」と呼ばれます。(インフルエンザウイルスの)突起はヘマグルチン(H)とノイラミニダーゼ(N)の2種類があります。N突起は、感染した細胞の中で増殖したウイルスが細胞からばらばらになって散らばるときに働きます。ノイラミニダーゼ阻害剤によってN突起の働きが阻害されたインフルエンザウイルスは、細胞膜上で互いに結合してしまい、ほかの細胞に感染できなくなり、増殖が抑えられます。ノイラミニダーゼ阻害剤は、A型とB型のインフルエンザウイルスの感染初期に効果があるといいます。A型は遺伝子変異で、たんぱく質を頻繁に変化させてしまう性質があり、突然出現したウイルスに対応するワクチンを製造するのが難しい問題があります。--------引用終わり:
コメ;ちなみにエイズ対策にもウイルス増殖酵素阻害剤が使われ、これをプロテアーゼ阻害剤という。米国では、まず逆転写酵素阻害剤(第一世代)2剤で治療し、効果が弱まれば第2世代のプロテアーゼ阻害剤を加える。ところが、第2世代導入後の1年後(1997年)には、早くも新剤に抵抗力を持つ耐性ウイルスが見つかり問題になっている。以上の記事は、「ウイルスの陰謀」(根路銘国昭著)にでている。著者は世界的に著名なウイルスの権威である。氏は「ウイルスの特効薬はつくれない」とし、それはウイルスを殺すためには細胞も殺さなければならないからだ、ウイルスをやっつけたが患者も死んだ、ということになるからだ、という。
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