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3分の1が10年以内に「分娩中止へ」/県内産科 ( 神奈川新聞 )
http://www.asyura2.com/0510/health11/msg/353.html
投稿者 どっちだ 日時 2006 年 4 月 05 日 00:29:08: Neh0eMBXBwlZk
 

http://www.kanalog.jp/news/local/entry_20413.html

Mar 29, 2006 9:51:45 AM
☆3分の1が10年以内に「分娩中止へ」/県内産科☆

 過去三年間に分娩(ぶんべん)を行った実績がある県内百八十四の産科医療機関のうち、約三分の一が今後十年以内に分娩をやめる意向であることが、県産科婦人科医会(八十島唯一会長)の実態調査で分かった。同医会は医師不足の深刻化により、年間約一万件の分娩ができなくなると推計。限られた施設に分娩予約が殺到し、医療事故のリスクや身近でお産ができない"出産難民"の増加を危惧(きぐ)している。
 実態調査は二〇〇五年七月、医会加盟の病院・診療所計四百三十一施設を対象に実施。二百四十七施設は婦人科のみの診療か既に分娩を行っていないため、〇二〜〇四年に分娩を行った百八十四施設に今後の意向を尋ねた。産科医の「分娩離れ」は全国的な問題だが、こうした調査は例がないという。
 医師一人か二人の診療所を中心に、六十二施設が分娩中止の意向を示した。中止時期は五年以内が四十六施設、十年以内が十六施設となっている。調査後、既に分娩をやめたところも出ているという。
 分娩中止後は、妊娠初期の検診や不妊治療のクリニックなどに転向するか、廃業するとみられる。
 医会副会長の平原史樹・横浜市大教授は「当直や緊急呼び出しが多い過酷な勤務条件と、出産時のトラブルに対する訴訟の増加が、産科医が分娩をやめる背景にある。開業医の高齢化が進む一方で、産科医を目指す若者も減っている」と指摘。新たに産科を開業しても、初めから分娩を行わないケースも多いという。
 県内医療機関の総分娩件数はここ数年、年間七万件前後で推移しているが、医会は実態調査でつかんだ各施設の分娩実績から、一〇年には約四千八百件、一五年は約一万八百件の分娩が不可能になると推計。とりわけ横須賀や小田原・足柄地域の影響が深刻とみている。
 医会は「分娩を行う産科は既にパンク状態で、横須賀市内の妊婦が横浜南部の医療機関で分娩を行うなどの影響が出始めている」と、全国的な傾向が県内にも表れている現状を説明。「県内の分娩受け入れの減少は少子化を上回るペースで進むため、医療機関の数で上回る都内などへお産の場所を求めざるを得ない人が増える」と危機感を強めている。

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この記事へのコメント

まあ、当然の結果でしょう。正当な医療行為で訴訟を起こされるような科、しかも24時間いつ呼びされるかも分からない科、そんな産科が減少するのは当然のことです。 医者も人生にそんなriskを背負うようなことはしたくないでしょうし。 それで困る人が出ようと出まいと、日本医療のシステムなのですから、仕方のないことです。

Posted by ik at Mar 29, 2006 1:12:33 PM

亡くなられた方には深い追悼の意を表します。また、ご遺族のうえに平安がありますよう祈ります。記事にあります、10年後といわず、すでにお産業界は大変な状況になってきました。H16暮れに胎盤癒着のため出血多量で亡くなった妊婦さんを手術した医師をH18.2.18、福島県警が突然、逮捕・拘留しました。専門家の見解ではこの胎盤癒着の事例は医療ミスではなく、手を尽くしたうえで仕方なかった事例のようです。今回の事例が民事ではなく刑事事件となってしまうと、すべての産婦人科医が訴訟をおそれて分娩を扱えなくなってしまうそうです。今、区内にある産科が、「事情のため11月以降の分娩予約をやめました」とメッセージをかかげています。これは福島の事件がどうなるかを見て、検討しているという噂です。ただでさえ減少傾向にある産科ですが、今、大変な状況になっています。もっとも大変なのは、お産する場所を求めている妊婦さんでしょう。大丈夫なのかしら。大変、心配な出来事です。

Posted by shino at Mar 30, 2006 2:34:31 AM

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