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合成虚偽写真 産経新聞が報道経過の検証記事を掲載
１０月２５日産経新聞夕刊に掲載された合成写真（右上）（毎日新聞）17時39分更新
Yahoo!ニュースから
写真はhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000014-maip-soci.view-000より、
記事はhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000014-maip-sociより引用
合成虚偽写真 産経新聞が報道経過の検証記事を掲載
産経新聞が１０月２５日夕刊で月とコウノトリを合成した虚偽写真を載せた問題で、同社は９日朝刊に報道経過の検証記事を掲載した。
それによると、コウノトリの放鳥１カ月を取材した大阪本社写真報道局の記者（３１）が、問題のカットを含む１３枚のプリントを担当デスクと担当部長に提出。部長は「構図と色彩に目を奪われ、『この写真しかない』と判断した」といい、意見を求められたデスクも「狙い通りの写真を撮影してきた」と信じ込んだとしている。
記者は「自分から志願して５日間も出張に出かけたが、よい写真が撮れなかった。帰社後、写真報道局で画像の処理をしていたとき、写真を見た後輩に『よい写真ですね』とほめられ、合成と言い出せなくなってしまった」と話しているという。
出稿段階で、記者自らが提出したプリントだけでチェックしたのが大きな原因としている。
再発防止策として、企画取材では、デスクと取材者が補正を加える前のデータを見ながらカットを選び、デスクは機種や天候など撮影状況を確認することにした。
「単に記者個人の問題にとどまらず、合成を見抜くことができなかった出稿やチェック体制に問題があった」などとする西野徳男・大阪本社写真報道局長の談話を併せて掲載した。【宇城昇】
（毎日新聞） - 11月9日17時39分更新
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