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【SUNDAYウォッチ】民主党批判 [JANJAN]
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投稿者 white 日時 2006 年 2 月 28 日 22:07:30: QYBiAyr6jr5Ac
 

□【SUNDAYウォッチ】民主党批判 [JANJAN]

 http://www.janjan.jp/media/0602/0602260918/1.php?PHPSESSID=2e668180f9c871ce3ae09b1231373197

【SUNDAYウォッチ】民主党批判 2006/02/27
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 先週のテレビ報道は、「永田議員ガセメール質問」に端を発した民主党のお家騒動一色だった。皮肉にもライブドア事件本体より扱いは大きい。各局の「日曜報道特集」も民主党の危機管理の甘さ、執行部の責任問題を追及した。

■報道2001(フジテレビ)

第1部:永田議員メール騒動
ゲスト:鳩山由紀夫・民主党幹事長

 問題のメールをボードに貼って示しながら、テレビ報道でも出せないようないい加減な内容のメールを鳩山幹事長は怪しいとは思わなかったのか、と司会者は切り出した。「思った」と答える鳩山幹事長。

 出だしから番組の流れは見えた。鳩山幹事長はメール問題の早期収束をはかりたいのだろう。民主党の非を認めるような「事実」を明かし、「自己批判」を重ねた。

 永田議員の質問(16日予算委員会)を知ったのは後になってから、という。鳩山氏は「軽率のそしりはまぬがれない」「危機管理の甘さと言われればそれまで」「予算審議をなおざりにしてきた」などと反省の弁を語り、唇を引き締めた。

 決着を先送りしないか、の質問には「一両日中に白黒つける」と答えた。

【電視解剖】
 鳩山氏自身が責任を問われている「ライブドア投資ファンドをめぐって自民党議員の名前がゾロソロ出てくる」と発言した問題についても、女性司会者から突っ込まれた。

 鳩山氏は「調査中です」と答えるのが精一杯だった。民主党は幹部から若手までこのありさまだ、ということがはからずも明らかになった。画面の右下には「お粗末民主党」の太文字が始終スーパーインポーズされていた。スーパーインポーズはテレビ報道において強烈な“隠し味”となることを示したコーナーでもあった。

●第2部は、谷垣禎一財務大臣と藤巻健史(モルガン銀行元東京支店長)に「日本経済の近未来」を聞いた。

―――
番組評価(★3つが標準点)
ゲスト★★★
MC回し★★
映像と演出★★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)

●トップ項目は永田議員メール騒動

 永田議員が(不発)爆弾質問した予算委員会(16日)から、前原代表が民主党静岡県連で弁明する(25日)までの流れを映像で振り返った。ニュース映像をつなぎ合わせただけだが、騒動のめまぐるしさと民主党の迷走ぶりよくわかる。

 レギュラー評論家陣のコメントは、民主党に対して一様に厳しいものだった。以下要約―

 「責任問題は避けられない」(岸井成格・毎日新聞編集委員)。「全力で調査しているというが、これは質問の前にすることだ」(田中秀征・政治評論家)。「品性を欠く言葉は自分の所に刃となってはね返ってくる」(浅井慎平・写真家)。

【電視解剖】
 筆者はこの番組を長年見ている。評論家陣は、たいがいの問題に対して温厚なコメントをする人たちだ。MCの関口宏も一歩引きながらテーマを進める。センセーショナルに扱わないのが、番組のポリシーでもある。にもかかわらず、今回は彼らの怒りと呆れぶりが画面からヒシと伝わってきた。「怒らない人が怒った時は本当に怖い」というが、番組はそんな効果を生んでいた。

この後、
●ライブドア本体の今後
●伊藤元国土庁長官に対する政倫審

―――
番組評価
ゲスト(レギュラー)
MC回し★★★
演出と映像★★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)

●トップ項目は「女子フィギュア荒川選手の金メダル獲得」だった。
 国を挙げての祝賀ムードにそのまま乗っかるところが、MC(メインキャスター)である徳光氏のキャラクターを反映している。

 映像はしっかりしていた。構成は大きく括るとこんな感じだ。(1)70年前に日本が初めて冬季五輪にフィギュア選手を送り出した時の資料フィルム、(2)荒川選手がスケートを始めた小学生時代のビデオ、(3)トリノでの密着映像――フィルム、スチール写真、ビデオを時系列で並べただけなのだが、日本選手がフィギュアで金メダルを獲るまでの苦節を、巧まずして描き出していた。

●続いて永田議員メール騒動
 騒動を斜めから見た作りだった。映像の流れは以下―狙いは民主分裂→大連立にある。お家騒動で民主党を分裂させ、憲法第9条の改正に積極的な前原グループを取り込めば、小泉さんが狙う憲法改正が可能になる。そして小泉さんは歴史に名を残す名宰相となる。

【電視解剖】
 何やら陰謀論めいていて「オイオイそんなシナリオ通り行くのか」と首をかしげたくなる。だが、そこは「巨人軍オタク」の徳光氏がMCをつとめる番組だから、ついつい笑いながら最後まで見てしまう。筑紫哲也の番組だったら、天変地異が起きても不可能だ。MCのキャラで視聴者がどう読むかが変わってくる。スタッフはそれを十分把握して作っている。

―――
番組評価
ゲスト★
MC回し★★
映像と演出★★★★★
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■日曜討論(NHK)

●トップ項目は永田議員メール騒動

 タイトルは「メールの波紋」。いかにもNHKらしく大人しい。
 地元京都に帰っている前原・民主党代表に中継でインタビューした。

 司会者は、(1)メールの信憑性、(2)けじめ、(3)民主党がつかんでいるとする金融機関と口座、(4)国政調査権にこだわり続けるのかを主に質問した。

 前原代表は「(100パーセント確証が持てないものを)永田議員が断定的に質問したことは、お詫び申しあげる」としながらも、「精査中」「どこかの時点で・・・」などとあいまいな答えに終始した。突っ込まれると「巨大な闇が広がっている云々」と論点をスリ変える前原氏。司会者の「巨大な闇の根拠は何ですか」の問いにも「調査中」と答えるだけだった。

 続いてスタジオの逢沢一郎・自民党幹事長代理にを聞いた。

 国政調査権についての問いに、逢沢氏は「国政調査以前の問題」と自民党の一貫した姿勢を示した。民主党への対応については「うやむやにするようであれば、厳しく臨まなければならない」と答えた。

【電視解剖】
 司会者は、世間で誰しも疑問に思うことを物腰柔らかに聞いているだけだ。それでも、聞く時の間の取り方、ちょっとした言葉の端(ここに問題のツボがあったりする)に、前原代表はタジタジとなった。なぜか。司会の山本孝・元解説委員は70歳に手が届かんとする老練政治記者だ。自民党の派閥の長でさえ、一年生時代からを知っている。山本氏から見れば、前原氏なんて鼻たれ小僧といったところだろう。どんなに強弁しようが、裏の裏まで読まれていた。討論番組は面白くなるもならないも司会者(MC)しだい。改めて知らされた番組だった。

■第2部は「景気の現状と先行き」を与謝野馨・金融経済財政担当大臣、八代尚宏(国際基督教大学教授)、中島厚志(みずほ銀行チーフエコノミスト)に聞いた。

ーーー
ゲスト★★★
MC回し★★★★★
映像と演出★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)

第1部:永田議員メール騒動
テーマは「迷走・民主党の誤算と責任論」。

 NHK「日曜討論」と同じく、地元京都の前原代表に中継でインタビューした。

 この番組でも前原代表は、何を聞かれてもあいまいな答えを繰り返した。「精査中」「(永田議員)本人から説明がある」などとお役所のようなコメントしか返ってこなかった。

 司会の田原氏が永田議員の情報入手先(ライブドア内部)について事前に「知っていたのか」を問い詰めると、前原氏は「報告は受けております」。田原氏は何度も聞き方を変えて「知っているのか、知らないのか」を質したが、前原氏は「報告は受けております」とナントカのひとつ覚えのように繰り返した。前原氏の姿は痴話げんかの相方のようだった。

 岸井成格・毎日新聞編集委員が「長く引っ張らない方がいい」と助言をおくったが、前原氏の口をついて出てくるのは「ライブドアと自民党の巨大な闇が・・・」の決まり文句だった。

 【電視解剖】
 レギュラーコメンテーターの松原聡・東洋大学教授が「二流週刊誌が扱わなかったようなネタを元に国会で追及したことは、民主党の情報収集力に疑惑が持たれますよ」と向けた。前原氏は判で押したように「巨大な闇を追及するには・・・」で交わした。その後、他のコメンテーターとのやりとりで番組は進行した。ところが番組のコーナー最後になって前原氏は「松原教授の軽率な質問は許せない」と前後の脈絡なく口走った。それも頬を引きつらせながら。田原氏はじめコメンテーター陣は失笑した。前原氏は地元でも叩かれ、相当に追い詰められているのだろう。平常心を失っている前原・民主党代表の姿をテレビはリアルに映し出した。

●続くコーナーは逢沢一郎・自民党幹事長代理と野田佳彦・民主党国対委員長が同じく「永田議員メール問題」で討論した。

 田原氏の質問に、永田議員はライブドア内部の情報提供者にあたっていなかったことを野田氏は明らかにした。永田氏以外が当たると情報が外に漏れるという(永田氏がそう主張する)ので、他の民主党議員は触れなかったという。

【電視解剖】
 自民・逢沢氏と民主・野田氏のガチンコ対決と言いながらも、ひたすら説明に追われる野田氏と肝心のところで一言二言しか話さない逢沢氏の姿は対照的だった。だまっていても迷走し崩壊しつつある前原民主を尻目に余裕シャクシャクの小泉自民をそのまま反映していた。

 第2部は竹中総務大臣に景気対策、谷垣財務大臣に「ポスト小泉論」を聞いた。

―――
番組評価
ゲスト★★★★
MC回し★★★★
映像と演出★★★

(竹谷昇)


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投稿者 white 日時 2006 年 2 月 28 日 10:25:35: QYBiAyr6jr5Ac


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