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【SUNDAYウォッチ】民主党執行部総退陣|JANJAN
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投稿者 white 日時 2006 年 4 月 03 日 21:22:05: QYBiAyr6jr5Ac
 

□【SUNDAYウォッチ】民主党執行部総退陣|JANJAN

 http://www.janjan.jp/media/0604/0604020830/1.php?PHPSESSID=2e668180f9c871ce3ae09b1231373197

【SUNDAYウォッチ】民主党執行部総退陣 2006/04/03
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 先週は、民主党執行部総退陣と男児投げ落とし事件が、放送記者や番組スタッフを走らせた。平成18年度予算も成立し、ポスト小泉レースが本格化した。「日曜ニュース特集」は各局ともこれらにほぼ絞りこんだラインアップとなった。
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■報道2001(フジテレビ)
●時の人、小沢一郎氏に聴く

 混迷民主党の次期代表最有力候補が、作家の瀬戸内寂聴と対談した。場所は京都嵐山の「寂庵」(寂聴氏が住職を務める尼寺)。古くは福田赳夫氏が「角福戦争」に打って出る時に南禅寺を訪ねた。羽田孜氏が竹下派を飛び出す時には比叡山に足を運んでいる。政治家はここ一番の決断を下す時、神仏の声を聞きたくなるという。小沢さんも今度は本気なのだろう。

 対談では小沢氏も寂聴氏も、小泉改革がもたらしたと言われる社会のモラルの荒廃を嘆いた。寂聴氏は、これまで83年生きてきて今が一番悪い、とさえ言い切る。小沢氏は政治の責任だと言う。

 司会者が「13年前の小沢改革と今の小泉改革はどこが違うのか」を聴いた。小沢氏は「小泉さんは自由にしたが、ホリエモンのような者が出てきた。モラルがついていってはじめて自由を語れる。人づくりから、もう一度日本を見直す」と理想を語った。

 小泉さんより10年余りも先立ち、新保守主義を掲げた小沢さんは、故田中角栄の秘蔵っ子だった。「金の力で何でもできる」を実践し天下を取った角栄さんのDNAを宿した小沢さんが、モラルを説く。寂聴氏が言うように「今(の日本が)一番悪い」というのは、本当なのだろう。

●ポスト小泉
ゲスト:安倍晋三・官房長官/麻生太郎・外相/ジャ−ナリスト・桜井よしこ
日中関係、格差社会、財政再建など次期政権が引き継ぐ重要課題を議論した。
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●トップ項目は川崎市の男児投げ落とし事件。
ただし映像、スタジオでのゲストコメント合わせて3分間の扱いだった。

●民主党お家騒動

 2月16日衆院予算委員会での永田議員の(不発)爆弾質問から、3月31日の執行部総退陣までのドタバタを映像で振り返った。ガセメールに端を発した民主党の迷走。わずか44日間だったが、出来事を映像で見せられると実に長かったと感じる。民主党が政党の体をなしていないことさえも手にとるように分かる。そういう意味では「中味の濃い」「充実した」44日間だったのかもしれない。映像はたくまずして語っている。

 「果たして(民主)党の建て直しはできるんでしょうかね?」「グズグズしてましたね」と司会の関口宏。「遅すぎた」とレギュラーコメンテーター。世間の大概の人が思い考えていることが凝縮されていた。

●日歯連1億円献金事件、無罪判決

 映像構成は以下―(1)村岡元官房長官、記者会見「スケープゴートにされた」(2)青木、野中の両元官房長官、橋本元首相、「記憶にない」(3)胡錦涛・中国国家主席「靖国に参拝しなければ首脳会談に応じる」発言。

【電視解剖】
 日歯連献金事件のなかでいきなり「(3)胡錦涛発言」の映像が出てきた時、不勉強な筆者は「あれっADがVTRをつなぎ間違えたのか?」と思った。

 だが、スタジオに降りるとレギュラーコメンテーターが「政治と金、対アジア外交という政治が抱えている問題をすべて内包している」と解説した。時あたかも橋本元首相らが訪中していた中での無罪判決だった。旧経世会と中国の浅からぬ関係、自民党と医師会、歯科医師会との関係。1億円の小切手をもらったのは、01年の総裁選で橋本さんが小泉さんと争った頃でもある。「あれっ」と関心を引き付けておいて真相に迫る。映像の持つ妙味であろう。

●麻原被告、今週にも死刑確定か

 被害者インタビュー映像の後、裁判の経過をボードで紹介した。オウム事件を追い続けてきたジャーナリストの江川紹子さんが「今の弁護団は松本被告が語らなくなってから、(前任者から)引き継いだ。松本被告は(事実を)語る気は1%もない。控訴趣意書を提出しなかったのは単なる戦法に過ぎない」と述べ、死刑判決確定やむなしとした。
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★★
映像と演出:★★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●川崎市の男児投げ落とし事件

 CGを使って犯行を再現した。今井容疑者はどんな男だったのかを追跡した他、なぜ15階にこだわったのかを推理した。このコーナーの持ち時間はじつに24分。

●竜助逝く
 島田伸介と「つっぱり漫才」で人気を博していた頃の懐かしの映像。伸介、涙の記者会見。スタジオで涙ぐむ徳光。」

●花見客のマナーの悪さ
 乱痴気騒ぎ、救急車出動…この時期の風物詩ともなった映像コーナーだった。

●森昌子、歌手復帰会見
【電視解剖】
 社会、芸能ネタに徹した、この日のラインアップだった。関口宏のサンデーモーニング(TBS)を高級ワイドショーとするならば、こちらは、元祖ワイドショーといったところだろうか。そういえば、かつて読売新聞の記者が「ガード下の靴みがきのオバちゃんが読んでも面白いように書くのが、読売の精神」と話していたのを思い出した。それはそれでりっぱなポリシーだ。ジャアンツが大好きで、新聞は三面記事から読む。視聴者層を絞り込むのは手堅い戦術である。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■日曜討論(NHK)

●次期首相候補として人気(だけは)ナンバーワンの安倍晋三・官房長官をゲストに招いた。格差社会、財政再建、対アジア外交、靖国参拝といった当面する課題を聴いた。
  
 どの課題についても安倍氏は慎重な言い回しに終始していた。だが、靖国参拝に関しては「日本の国の中にある施設に行くこと」として、中国から批判を浴びる小泉首相の靖国参拝を支持した。

●混迷の民主党
ゲスト:前原誠司代表/渡部恒三国対委員長
 前原代表は2月20日の時点でメールはガセだと知ったという。「なぜ強気を貫いたのか」を司会者が尋ねた。同代表は「メールを抜きにして国政調査権を発動してもらいたかった」のだと理由を説明した。筆者はこの男の頭を解剖したくなった。ただ「疑惑の噂」があるというだけで国政調査権を発動できると今だに思っているのだ。そんなことをしたら国会の権威は地に墜ちてしまうだろう。44日間も国会を混乱させたことの反省がない。というより自覚がない。

 渡部恒三氏は「永田議員は侍ではなかった」とひたすら嘆いた。「どうして前原君はオレに代表補佐を頼まなかったんだ。オレがついていたらこんなことにはならなかった」と悔やんだ。そのうえで「年寄りの力も必要なんだ」と強調した。

 渡部氏は民主党再生について@新代表は談合ではなく選挙で決めることA対アジア外交、格差社会の是正で独自色は出せる、との見識を示した。
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●混迷の民主党
ゲスト:前原誠司・民主党代表

 司会の田原は、永田議員をなぜもっと早く辞めさせることができなかったのか、永田が言っていることは間違いないと私の番組でも話していたのは何だったのか、と前原代表に畳みかけた。

 同代表は「口座の情報は、ガゼメールとは別の情報だと思っていた」と答えた。情報に関する認識があまりにも甘かったということだ。マスコミの世界であれば、1年生記者が半年も経験すれば「おかしい」と見抜けるような話だ。だが、前原氏の表情からは悪びれた様子はいっこうに伺えない。このレベルの男が代表を務めた政党が日本の最大野党なのか。筆者はテレビを観ていて寒ささえ覚えるのだった。

●ポスト小泉
ゲスト:安倍晋三・官房長官

 日曜討論(NHK)同様に格差社会、対アジア外交、靖国参拝などについて聴いた。ただし『サンプロ』はNHKと違って田原総一朗が鋭く、そして意地悪く突っ込む。

【電視解剖】
 安倍官房長官は、田原の質問に一応よどみなく答えていた。だが、「教科書丸暗記」であることが、目つきや口調から見てとれる。話している政策は論理的にはおかしくないのだろうが、どこか違う世界のことを論じているように聞こえてしようがなかった。話すことが全く血肉化されていない。テレビ、それも生はウソがわかる。

●日米関係
ゲスト:麻生太郎・外相

 自衛隊のイラク撤退が中心テーマだった。サマワからは撤退するが、ローカル・サポートとしてイラクに残る。この話をつけるため、5月に訪米するのではないか―田原が斬りこんだ。麻生外相は明確な答えは避けた。

●この後、村岡元官房長官に日歯連献金事件について聴いた。
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★★
映像と演出:★★★★

(竹谷昇)

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