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Re:ヒトラー気取りの東京都知事
http://www.asyura2.com/0510/hihyo2/msg/972.html
投稿者 たかす 日時 2006 年 4 月 30 日 01:03:25: ifeEPcYg7BdHI
 

(回答先: 例によって東京都知事・暴言太郎の無礼を報じない日本のマスゴミ 投稿者 gataro 日時 2006 年 4 月 29 日 10:25:17)

退廃芸術展
http://outsiderart.ld.infoseek.co.jp/kanren/taihai.htmlより抜粋転載
(貼付開始)
 ゲルマン民族の「血と大地」を理想に掲げたナチスは、ナチス美学にかなった「ゲルマン芸術」を称揚する一方、表現主義を代表とする近代美術は社会を「退廃」させる文化的ボルシェヴィズムであるとして弾劾するキャンペーンを大々的に行った。その代表が1937年7月19日から11月末までミュンヘンで開催された「頽廃芸術展」である。(ミュンヘンに完成した「ドイツ芸術の家」のお披露目として開かれた「大ドイツ芸術展」とほぼ同時期。)
 「晒し者として」展示されたのはエミール・ノルデの『キリストの生涯』他48点やオスカー・ココシュカ、「ブリュッケ」の表現主義絵画、マックス・ベックマン、、パウル・クレー、オスカー・シュレマー、カンディンスキー、オットー・ディックスなど。バルラッハやキルヒナーの彫刻も含まれた。(モンドリアンやムンクなどの作品も展示されたが、外国の抗議を受けて翌年のベルリン展からは外された。)
 11月30日まで4ヶ月にわたって催された「頽廃芸術展」は、入場者総数200万人を越える大盛況だった。一方「大ドイツ展」は会期も短く、入場者数は3分の1に満たなかった。
 翌年1938年から1941年まで、内容の一部を差し替えて、ベルリン、ライプチヒ、デュッセルドルフ、ザルツブルク、ハンブルク、ワイマール、ウィーン、フランクフルトなど、ドイツおよびオーストリアの主要都市を巡回した。なお、ベルリン展からは頽廃芸術は精神病者の描く絵画とそっくりだという主張を強調するために、ハイデルベルクにあるプリンツホルンのコレクションを並べて展示した。(親ナチの精神科医でT4作戦にも積極的に加わったカール・シュナイダーの提供による。)
  18世紀末に文学者フリードリッヒ・シュレーゲルは、古典的なギリシア様式から外れた詩人の作品を「頽廃的(Entartung)」と評した。イタリアの精神科医のチェザーレ・ロンブローゾは1864年『狂気と天才』の中で、天才と呼ばれる芸術家の多くは実は身体的・精神的障害者なのだ、と述べているし、ユダヤ系の評論家マックス・モルダウも印象画は錯乱状態を描いており、頽廃的だとした。
 20世紀初頭に生まれたバウハウスはヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、オスカー・シュレマーが教授となったことでも知られるが、そのリベラルな傾向から右翼による攻撃にさらされた。ローゼンベルクが1927年に創設した「ドイツ文化のための闘争同盟」は、「バウハウスはボルシェヴィキの世界革命の道具」と決めつけてこれを攻撃した。1929年12月チューリンゲン州議会選挙でナチスは11.3%の票数を獲得し、連立交渉の末、ナチスの立てたヴィルヘルム・フリックが受け入れられ、1930年1月23日の州議会で州の内務・国民教育相となる。(ナチスが州政府の閣僚になった初のケース。) フリックは早速国立ワイマール建築・美術・工芸大学を改組して「ワイマール総合芸術教育施設」とし、シュルツェ・ナウムブルクをその長官に任命。1930年、フリックはナウムブルクとワイマルの場内美術館を視察した後、美術館内の近代美術作品70点を取り外せ、と命令を下した。該当作品の多くはグロピウスが入手したもので、オットー・ディックス、カンディンスキー、ココシュカ、ノルデ、シュレンマーの作品が含まれていた。理由は「これらは北方的=ドイツ的な本質と共通するところがなく、劣等人種ばかり描いている」とのこと。
 1931年四月、ドイツ共産党(KPD)が一旦フリックを退任させたものの、32年にナチスはチューリンゲン州議会で絶対多数を占め、さらに33年ドイツ全国で政権掌握、フリックは内相となる。
  1933年ナチスが政権獲得して間もない3月、プロイセン芸術院の文芸部門の全会員に対して、「歴史的状況の変化を認めた上で、貴殿はなおもプロイセン芸術院に身柄を預ける用意があるか?回答せよ」との書簡を出した。トーマス・マンら数名は自発的に退会、強制的に退会させられるものも十数名にのぼった。さらに5月に入りゲッペルズ宣伝相の呼びかけに右翼大学生による「非ドイツ的著作物の焚刑」が行われる。
(貼付終了)

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