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あっしらさん教えてください
http://www.asyura2.com/0510/idletalk15/msg/134.html
投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 10 月 05 日 07:51:09: egUyw5BLxswRI
 

あっしらさんおはようございます。
この文章はだいぶ前に書いていたのですが出すのを忘れていました。
ただ、やはり現在でも気になりましたので書き込みます。
もし良かったら読んでください。

私は現在「貨幣」というかたちの本を書こうと取り掛かっています。前にも書きましたが下記の「お金の話のことですが」という文章で書いたものが土台となります。

>例えの話になりますが、ここにA・B・C・D・Eという等価値の商品を持っている者が五人います、Aは魚であり、Bは米であり、Cは野菜であり、Dは着る物であり、Eは靴であるというように5人とも同じ価値の者を持っています、ただ全体的に距離の関係から集まることが出来ません。そして厄介なことには、AさんはCさんが持っている野菜が欲しく、CさんはEさんが持っている靴が欲しく、EさんはBさんが持っている米が欲しく、BさんはDさんの持っている着る物が欲しく、DさんはAさんの持っている魚が欲しいというように、お互いが持っている要求を満たすには複雑な関係が出来上がっています。そこでお互いが簡単に満足できる方法のことですが、どのようにしたらいいのかということです。

>私のつたない知識の中では、ケインズの乗数理論もここから始まっていたのではないかなという気がいたします。
やはり書く以上正確さを必要としますので、上記ケインズの乗数理論のことが気になっておりました。

(縄文ビト) あっしらさんの文章の中に以下の回答がありましたので、私なりに調べてみました。

(あっしらさん)  しかし、例示された条件では“単純再生産”を保証するだけで拡大的生産を実現することはありませんから、乗数理論云々を論じられる事象とは言えません。

(縄文ビト) 私が提示したものはあくまでも貨幣の持つ性質を普遍的要素(時間的・空間的、つまり貨幣が人間社会で使われだしてきたときから現在まで)を考えていますので、ケインズが考えた乗数理論もこれが念頭にあったのではないかという意味です。ただ、あっしらさんの言う、単純再生産、と拡大的生産という意味がA〜Eの関係とどういう繋がりがあるのか解りません。波及効果という意味での拡大なのでしょうか。だったら拡大という言葉を使わないで波及効果で充分だと思いますが。

(あっしらさん) 乗数理論は消費性向や総需要=総供給の変動が関わっていますから、そこのところを論理的に説明しなければ、「十倍であり百倍の波及効果を持つ」という表現は情緒的というか思い込みではないかと批判されてもしかたがないと思います。

(縄文ビト)乗数理論は消費性向や総需要=総供給の変動が関わっていますから、ということですが、おっしゃるとおり現在の社会では乗数理論が有効ではないということがはっきりしていますのでケインズ理論を説明するつもりではありませんでした。

むしろ私が提示したA〜Eの製造者であり販売者という関係のものは、未来社会における人間のあり方を考える基礎となるものです。A〜Eの関係と二通り(貸付と貨幣発行者の買い入れ)の方法は基礎的なものであり、ここから導き出される回答は貨幣が発明されてから現在社会の貨幣の使われ方までを見たとき、一言で言えば『貨幣は猿知恵の中で発明され、現在でも猿知恵の中で使われていると言えます。そこには人間の知恵は残念ながら現在段階では皆無といえます』

A〜Eの関係で見たとき未来の人間社会は人間の知恵が生かされた『貨幣』の使い方で全ての人々が人生を謳歌することが出来ると感じられます。

それがこれから書こうとしている課題です。
以下の文章はネットで引いたものですが参考として載せておきます。                          
1. 経済における乗数効果の理論を考える http              
有効需要の原理で有名なケインズは「総需要の低迷が失業をもたらす。これを解消するには総需要を増加させることである。」と主張した。
ケインズは更に下記の事柄も主張している。

(1)数学の乗数理論を適用し、財政支出の効果が支出額の数倍になることから景気対策として重要と説明した。

(2)同じく数学の乗数理論を適用し、「同規模の減税と公共投資とでは公共投資の方がGDPをより上昇させる。」とした。

(3)さらには国民にとっての効用が少ないような「無駄な」公共投資でも景気の浮揚効果がある。と説明しました。
さて、以下この章では、数学上の理論である乗数(無限等比級数)が現実の社会に適用した上記理論の妥当性を検討します。

3.ケインズ理論の検証1
(1)有効需要の原理の要旨
家計などの消費支出はその時々の所得水準の関数であり、次のような1次式で表現される。
     ・・・・・@
C:消費 
:所得が0のときの消費額(グラフ化した時の関数のY切片)
c:消費性向(所得の変化に対する消費の変化の割合)
Y:所得

(1)公共投資を行った場合、まずその金額だけ総需要が増加する。(2)次にその投資により恩恵をこうむった人や企業の所得が増加する。それにより所得の増加額に消費性向を掛けた分だけ需要(消費支出)が増加する。(3)次にその増加した消費により恩恵をうけた人や企業がまたその消費性向分だけ需要を増加させる。(4)次もまた同様に波及して行く。このように所得の増加→需要の増加が無限に繰り返されることにより最初に行われた公共投資の金額の何倍もの需要創出効果がある。とケインズは考えた。そしてその需要創出効果は乗数の理論を適用して考えると次の数式で求められる。

( )内数字は縄文ビトが入れました(ここでは次の数式を省きます)

縄文ビト この上記文章を解り易く幾つかに分け説明します。

(1)公共投資を行った場合、まずその金額だけ総需要が増加する。
意味1=インフラ整備として道路等を作らせる。公団が入札を通してA事業者に資金を渡す。A事業者はその道路を作るため材料(セメント・鉄骨・他)を購入する。また運搬に必要なダンプカー等を購入する。作業員の募集・また彼らを住まわせるためのプレハブ小屋の建設。そして大きなウエイトを占めるのが工事に携わる者の給料。数え上げたらキリが無い出費になるが。投下された資金(つまり落札された金額)を全部使うという形での総需要の増加という理由になる。

(2)次にその投資により恩恵をこうむった人や企業の所得が増加する。それにより所得の増加額に消費性向を掛けた分だけ需要(消費支出)が増加する。

意味2の説明=上記1にあげたセメント事業者・鉄骨事業者・ダンプ等の自動車事業者・プレハブ事業者・そして工事に携わった作業員の給与となる。これらの工事に関係した人達の所得となった費用が、新たなセメントの在庫を作り・新たなダンプの在庫を作り、新たな鉄骨の在庫を作り、プレハブ小屋の在庫を作る。そしてこの工事に従事した作業員の給与が日常の生活費となり、米を買い、野菜を買い、魚を買い、電化製品を買う費用となり、子供の教育費に当てられる費用となっていく。

(3)次にその増加した消費により恩恵をうけた人や企業がまたその消費性向分だけ需要を増加させる。

意味3の説明=2の意味にあげたセメント製造事業者・鉄骨製造事業者・ダンプ製造事業者・プレハブ製造事業者が販売して欠品となった在庫分を手持ちにするために。新たな製造行動を起こす。例えばダンプを作る自動車製造業者であれば、欠品となったダンプ部品から取り掛かる、そこに新たな外注先等に対しての発注となり、最初に公団等から投下された資金が、回りまわってダンプの部品作りとしての小さな町工場まで潤す。  
4 次もまた同様に波及して行く。このように所得の増加→需要の増加が無限に繰り返されることにより最初に行われた公共投資の金額の何倍もの需要創出効果がある。とケインズは考えた。

意味4 波及効果とは最初に一兆円投下された資金が、仮定として一兆円の需要を呼び起こし、さらに新たな一兆円の需要創出を作りだす。そしてそれが回数的なものと考えるならば上記文章にある無限という回数回、繰り返されることになるとケインズは考えたことになる。それが乗数理論という意味となる。

ちなみに縄文ビトは回数的な関係の言葉よりも時間的な継続として永遠に継続するという意味で永遠という言葉を使いました。

以上書き込んだものはすでに理解済みということは解りますが、一応私も約半世紀前の知識でしたので再度勉強するつもりで調べました。

またもし返信をいただけるなら、タイトルに縄文ビトへという名を入れてください。全てを開くわけにはいかなく、削除してしまうのが多いので。申し訳ありません。

上記書いた」ケインズ理論、に対しての私の以前の書き込みはは、ケインズ理論とはいえなかったのかということです。

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