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ヒ・フ・ミ・ヨは潮の満ち干き(ヒとヨは昼と夜):ヒトツ、フタツの接尾語トツ・タツは切断や折り曲げの意という宮崎康平説
http://www.asyura2.com/0510/idletalk15/msg/731.html
投稿者 あっしら 日時 2005 年 11 月 18 日 03:26:49: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 十とJEWは、関係あるのでしょうか? 投稿者 haru 日時 2005 年 11 月 17 日 19:15:00)


haruさん、どうもです。

十とJEWの関係とはまったく次元が違う話で恐縮ですが...

まず、イチ、ニ、サン・・・は中国語系の影響を受けた数え方だと言われています。

宮崎康平氏の『まぼろしの邪馬台国』のなかに、日本語(古来よりの日本語)の数え方であるヒ・フ・ミ・・・に関する考察があります。


「今まで、数字の一、二、三、四を、指を折ってピト、プタ、ミ、ヨと数えたことから始まったのだと言語学では説く。しかし、ヒ、フ、ミという言葉は、ヒル、フユ、ミツ、ヨルとも置きかえられる。二をフタツと呼ぶのだから、フユをフユルまたはフトル(futar=futats)と考えてもよい。ミツは当然ミツルである。
 一がヒルという意味をもっているというのは、ヒが日=干=昼であり、四がヨで、よす=よる(黄泉もここからおきている)=夜の意味をもって、ヒルとヨルが対立的に組み合わさっている。五はイツツ(itu=itutu)で移る意味の原語か。十はトオ(too)で、toという区切りの意味に対して、oと重ねることによって大きさを示したものであり、小をオ、大をオオと呼んだ対比が、ここでは小=五にそのフタツの大きな大五=十という意味の呼び方ではないだろうか。
 五のtuのuが十のtoのoに変化する変化のしかたは二(fu)のuが、四(yo)のoに返還する場合と同じ倍率的な約束をもっている。
 このことから、形の上では十進法であるが、最初は四進の重ね方式をとったものが、その後、五進を重ねて結果的に十進法となったのではないかとも考えられる。」(P.46〜47)

「太陽でふとる潮、やせる潮

 海の満干が干潮から満潮へ移るこの一から四にいたる状態は、さらに正味四日を周期として、毎月の潮が、潮汐表の示すとおり、高潮からカラマ、カラマから高潮へと繰り返して、ふとったり細ったりするのと一致する。五つはこの場合、潮変わりの境めであり、十は潮が大きく動く変わりめにあたっている。」(P.47)

「後円部を描くためには、一本の綱を一本の棒切れに巻きつけて地上をひとまわりすればよい。半径の二分の一に当たる長さを求めようとすれば、その綱をフタツに折ればよいのである。四分の一を長さを求めようとすれば、さらにその二つ折りの綱を、もう一度折り返せばいいのだ、物差しのなかった古代には、こうしたヒモや綱を折り返したり、伸ばしたりする方法によって、必要な寸法を割り出していたのではなかろうか。
 日本の数の数え方が、四進法ではなかったかと前に述べたのも、実はこの一本の綱の折り返し法を意識してのことである。一、二、三、四の数詞をよぶのに、ヒ、フ、ミ、ヨ、といい、一ツ、二ツ、三ツ、四ツとも呼ぶのである。この一ツ、二ツというヒに対してトツ、フに対してトツ、フに対してタツとくっついている言葉が、ひとつすなわち一本のヒモまたは綱という意味で、ふたつとは、それをフにタツことで、二つに切断する、または折り曲げるといった意味を持っているようだ。
 私はときおり、一本のヒモをもって子どもと遊ぶ。ヒモをじょうずに折り曲げて一から九まで、どのようにしたら等分に割ることができるかと、それを子どもにやらせてみるのである。私もやってみるが、めくらの手あそびとしてはなかなかおもしろい。
 この同じような方法をもって、今まで報告されている古墳の一覧表の寸法に従い、前方後円墳の稜線の長さや円の直径などの数の対比を処理してみると、ふしぎに割り切れたり、倍数になっていたり、合理的な一致をみるのである。」(P.87〜88)

「そして、前方部の両側の線は、この中心から均等に引き出された延長線となっている、さらにこの中心は、こうしてできた三角形の頂点をも兼ねているのである。
 わかりやすくいえば、前方後円墳の基礎図形は、実際は前方後円ではなく、円と三角形の組み合わせになっているのだ。」(P.89)

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