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思いこみによる主張という物を考えてみましょう。
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投稿者 考察者K 日時 2006 年 2 月 21 日 21:51:41: JjkI8nWTpj0po
 

 民主党の前原党首は「ホリエモンメール」が「信憑性は非常に高いと確信している」と主張しているようである。しかし、何故そのように判断したのかは今のところは示していないようである。

 メールの分析を総合すれば本物である可能性は極めて低いと分析されている。
分析はかなり進んでいるが、メールソフトは特定されている。それによれば公開されたメールは古いバージョンであり、堀江氏が使用しているバージョンではない。と言われているようである。また、送信時間から判断すると、車の中にあったノートPCの電源が入りっぱなしでもない限りは「送信するのは無理」だと思われる。堀江氏はほぼ送信した時間に車に乗り込んだらしい。電源が落ちていれば、前もって入力していても送信する時間はないだろうと考えられる。
 
 しかし、メールは偽物でも「送金の事実はあった」と言う事は可能性としてはある。なにか週刊ポストか現代の広告には「堀江氏から武部氏の二男に一億円が支払われた」というような記事が載っているようである。読んでいないので詳しくは分からないが、堀江氏から武部氏に二男を通して送金があったという噂とか憶測は「業界内では都市伝説として存在する」のだろうと思う。

 ロズウェルに宇宙人が墜落し、米軍に回収されたという噂がある。しかし、未だに噂以上には解明されていない。かなり多くの証言と状況証拠があるのにもかかわらず、今現在の状況は「やはり、ガセネタだった」が主流になっているのだろう。しかし、肯定派の主張には客観的に見て「信じるに足る論証がされているし、個々の証言、証拠は出揃っている」と思われる。だから、Kは「その推理の公開」には意義があると思う。

 源氏の義経がモンゴルに渡ってジンギスカンになった。という伝説がある。一見、馬鹿らしいとも思えるが、一応、細い切れかかった糸のような可能性は繋がっている。最終的にはジンギスカンは弁慶で義経は裏にいた。などという推理があるが、ともかく、一応の論証はされている。仮に間違っているにしても「ゼロではない可能性が論証できるのなら」それは調査・検証する価値もあるし、仮説の提示は「しても良い」だろうと思う。

 もう、5年以上も前になるだろうが、TBS命運プロジェクトとして、糸井重里氏は赤城村徳川埋蔵金発掘に関わり「あるとしか言えない」と言う本を出版した。当時の知識人の代表的な一人である糸井氏であったが、どこかで「主観に捕らわれ、埋蔵金はある」と「思いこんでしまった」のか、結果的には埋蔵金は出なかった。
 埋蔵金がないとは断言できない。しかし、この先をもう少し掘れば「必ず発見できる」というのは「根拠のない思いこみ」であった事は想像できる。その繰り返しで番組は長期に渡って掘り続けたが、結局は資金が尽きたのだろう。後に糸井氏は「埋蔵金はない」と言ったそうである。

 「根拠のない思いこみ」と「綱渡りの推理」は全く別の物である。少なくとも、人に嫌疑を掛け「罪人扱い」をするのなら、推理に至った根拠を示さなければいけないのだろうと思う。少なくとも公開されたメールは「偽物だという可能性が非常に高い」と言わざるおえないだろう。「絶対に偽物だとは言い切れないだろう」というレベルは「本物と認定するにはあまりにも遠い」
 仮にKが誰かに恨みを持ち「適当なメールをでっち上げて、適当に流した」としよう。そんな事で「自分の家の強制捜査とか口座の調査」が行われて「本当に良いとおもうのだろうか?」
 今回の調査対象者は「政治家の親族ではあるが、一応、民間人」である。完全な民間人と違う。と言う意見はあるだろうが、「そこを認めてしまえば」
 Kがターゲットになった場合なら「日頃から反政府的な発言を繰り返していたので、完全な民間人ではない」という定義が成り立つだろう。

 前原氏が「信憑性は非常に高い」としたのが「武部氏のイメージ」以外の根拠があるならば、それ相応の情報があるはずである。
 ただ、Kとすると「情報提供者の方が、武部氏より信用できる」という主観による思い込みがあるだけではないかと思う。それ以外の証拠があるならば「情報提供者を特定情報に触れない範囲でもう少し、何か出せる」という気がする。
 銀行口座の情報があるとしても、口座の動きは「外部からは分からないはずである」
分かる事は「その口座番号の実在と口座の持ち主の名前」くらいだろう。ここはそこに送金してみれば「分かるだろうと思う」
 しかし、口座があったとしても残金も分からなければ、口座の動きも分からないだろう。
 
 と言う事は民主党が持っているとしても「口座の流れのコピー」(通帳のコピー)くらいだろう。確かにそれが本物だとすれば「コピーをした者は身の危険がある、もしくは職を失う可能性がある」と考えられる。コピーしたのが武部氏の周辺の人で裏切り行為ならば危険であり、銀行内部からの流出ならば「クビは確実」だろう。
 そこを、隠したままに事態を進展させるには「国政調査権発動」しかない。と考えられる。

 それ以外の理由ならば、Kが今まで書いた、各種の意見のどれかに抵触するだろうから、前原氏の主張に正当性がある事はちょっと考えられない。もしくは「単に自分の勘を信じ込んでいるだけ」だろうと思う。

 しかし、この推理には大きな穴が3つある。
 一つは、Kが推理できるくらいの事は既に推理されているので、情報提供者が存在するなら、もうすでに「身に危険は迫っている」だろうと言う事である。口座の動きをコピーして流せる人など何人もいない。

 2つ目は「メールのコピーはほぼ偽物と判断できる」のだから、仮に「口座の流れコピーがあっても」それが本物とは限らない。しかも、メールと口座のコピーを両方出来る人などは「受領側」ではありえない。先にも書いたが「発送側」ならば既に身元は割れている(メールのコピーが出来る人など限られている)から、これほど隠す意味はない。

 三つ目が、武部氏の側近に裏切り者がいるとして、裏切って民主党に情報を提供する理由があるとは思えない。方や与党の幹事長、方や潰れかけた政党である。とすれば、情報提供者は潰れかけているライブドアに見切りを付け「情報を高く売ろうとした。元ライブドア幹部」くらいしか候補者がいない。とも考えられるが、それだとメールは「口座の動きに合わせて作られた偽物」という推理は成り立たない。「口座管理者とメール受取人は同一人物であるはず(あるいは、その部署の一人)なのだから、メールは本物がコピーできるはずである。

 総合的に推理すると、情報提供者は存在できない気がする。つまりは前原党首は「思いこんでいるだけ」と考えられる。

 もし、Kの推理が正しければ、ガセネタに踊らされて、国政調査権が発動されるという前例が作られると言う事になる。一度前例が出来れば、怪しいという理由だけで、強制調査が可能という社会体制になると言う事である。

 前原党首は「何故、情報が正しいと思えるのかを情報提供者に触れない部分で可能な限り、説明するべきである」
 情報提供者に触れないでは、これ以上の情報の公開は無理というのなら、Kが想像しているくらいの情報以外には何も持っていず、しかも、何も検証は行わず、「ただ、見た物を信じ込んだ」と推理するしかないだろう。


 

 

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