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みんな「憑かれている」
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投稿者 考察者K 日時 2006 年 2 月 25 日 17:06:28: JjkI8nWTpj0po
 

 未だに「堀江氏のメール」に期待している人は多いようである。
まあ、そこは「小泉憎し」による「思考力の低下」であっても、心情としては分からないではない。

 来週の週刊誌には「堀江氏のメールは信憑性が高い」という分析が載るという情報もある。ここは、今日の午後7時くらいになれば「雑誌の新聞」の方で「記事が載る確認だけは出来るだろうと思う(内容は別にして)」

 ただ、勘違いされてもらっても困るのだが、雑誌に「メールは本物」という記事が載ったからと言って、それが「絶対に正しい」とは言えない。もちろん、雑誌はそれなりの取材をしているだろうが、国家権力のない捜査で確定できる真実という物は「タカがしれている」のである。例えば「銀行口座の資金の動き(増減や取引相手)」などは、今の法律を守って取材している限りは「分かるはずがない」のである。

 仮に銀行員への賄賂などで、そこをクリアしたとしても、繰り返しているが、今回の事件は「家老の家族の脱税(贈与税の申告逃れ)」でしかない。それでも、綺麗にスッキリと立証できるなら、武部氏の辞任くらいにはなるだろうが、本丸(小泉氏)には遠すぎてなんにもならない。とKは思っている。

 実はKは今回の一連の騒ぎは「本当の問題から、国民の目を反らすような物で、騒ぐのは、マンマと罠に掛かっている」のと同じだろうと考えたりしている。

 一連の騒ぎとは「ライブドア関連の事件全般」を指している。

 人が「憑かれる」というのは色々な場合があるのだが、一番始末に悪いのは「自分の主観に憑かれる場合」である。Kを含め人間には誰でも「自分の直感は狂う事はない」という自分に対する信頼感がある。しかし、そう思った瞬間から、自分の推理に対する「検証能力は事実上なくなる」のである。その状態は「憑かれている」と言う事である。

 例えば、一人の投稿者が「阿修羅」から去るとしよう。理由は様々だろうが「その時点では、その人は、そう判断した」と言う事である。しかし、その判断が未来永劫変わらないかどうかは分からない。しかし「今後、阿修羅には投稿しません」と宣言してしまう事があると、それ以降は「自分の言葉に憑かれてしまう」と言う事である。これは「呪いの一種」である。
 自分で自分に掛けてしまった呪いには「憑き物落としの呪文は効きにくい」
 つまり、始末に悪いのである。

 ライブドアとホリエモンは「自民党が推し進めた路線の象徴的な事件」であった。徹底的な合理主義と、しがらみとか伝統とを排除した手法。
 「社会とか企業に対する貢献度合い・公共性と言った物を切り捨て」「倫理観を排除した競争原理を追求しよう」というのが小泉自民党路線である。
 公務員という「赤字であっても全ての人に最低限の文化的生活のために必要な存在」すらも「合理主義・競争原理の中に組み込み」徹底的な利潤追求を日本全体の方向性としたのが、小泉自民党の最大の功績であり、同時に罪深さである。

 その中で「生まれるべくして生まれた」のがホリエモンでありライブドアである。それは「抵抗勢力の象徴的存在である亀井氏の刺客として政治の舞台に上がった事」でも象徴されているが、ホリエモンこそが小泉自民党が「国民に望んだ姿」であり「小泉政治が目指した象徴的存在であり具現化した国民像であった」のだろうと思う。

 しかし、具現化して、あらためて検証してみると「トンでもない倫理観の欠如した自己中心的な金の亡者」のような存在だったわけである。
 つまり、この時点で「小泉自民党は自分の政策が間違っていた事」に気が付いたのである。
 しかし、政策の間違いは「隠したままで後始末」をする方向で決定はされたようである。
 トカゲの尻尾切りと言う事で「悪い面は全てライブドアと堀江氏に押しつけて」国民が小泉自民党の方向性が「間違っていたと気づく前に事態を収拾しようという」のが今の流れである。

 小泉自民党は「政策を失敗した責任の全てをライブドアと堀江氏に取らせる」事で責任回避を謀っているのである。

 阿修羅の投稿者の大半も「自民党の仕掛けた呪文」に乗せられている。呪いに罹った状態に陥っているのである。
 ホリエモンー武部氏路線などは「トカゲの尻尾」である。突っつき回せば「武部氏とホリエモンくらいは犯罪者として処分できるかもしれないが、小泉自民党が作り出した「将来展望がなく、気の抜けない生き地獄のような社会」の怒りを「小物2名に集約して、忘れ去ってはいけない」し「それこそが、小泉政権の思う壺」なのではないだろうか?

 最大の問題と課題は「小泉自民党が推し進めて来た政治の検証」である。
ホリエモンは単なるアダ花でしかないし、武部氏も所詮は捨て石家老である。

 もっと大局的見地から「本当の問題点」を考察すべきである。ホリエモンや武部氏の失脚に目を取られ、憂さ晴らしの気分に浸り、溜飲を下げても、社会は「地獄のような状況のまま」である。

 ホリエモンメールに「一喜一憂しているような人」は「自民党やマスコミの仕掛けた呪いに『憑かれている』のではないだろうか?」と思う。

 

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