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生産GDP、分配GDP、支出GDP   お金が回るのです。物を主体に考えて経済はできていません。
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投稿者 hou 日時 2006 年 1 月 08 日 17:58:29: HWYlsG4gs5FRk
 

(回答先: 経済成長って、GDPの成長とほぼイコールですよね。 投稿者 heart 日時 2006 年 1 月 08 日 12:41:58)

 あくまでも、人間の基本的欲求を満たすシステム・道具に過ぎません。
ただ欲求といっても段階があり、上に行くほど崇高な欲求になります。

GDPには3つの側面がありそれぞれ生産GDP、分配GDP、支出GDPと呼ばれています。

>モノがうまく回っていかなくなるのでしょうか?
この質問から考えると、heartさんは、生産GDPのみのことを言っておられるのではないでしょうか?
しかし、重要なのは支出GDPであり、何に投資または消費されたかのほうが重要です。

それと、物がうまく回るのではなく、お金が回るのです。
生産GDPには、サービス産業も入っています。

床屋にいって髪をきることも、生産GDPにはいっています。

>倫理的には別に問題ないように思うのですが、経済学的には何か問題があるのでしょうか?

経済は、お金が回るんです。

利子率が上がると投資が減り、利子率が下がると投資が増える

これがうまく回らなくなるのが問題だとおもいます。

経済成長とは、お金が去年より増加していることをいいます。

お金が増加する理由は、市場供給量が増加し、金利が上昇するからです。

それだけ、需要を満たしていることになります。

貨幣システムの重要なことは、潜在需要(物・サービスやマズローの欲求段階)を掘り起こすということにあります。

いままでは、欲求度の低い物が経済に求められました。

「生理的欲求」・・・・・空気・水・食物・庇護・睡眠・性
「安全への欲求」・・・・安全・安定・依存・保護・秩序への欲求
「所属と愛の欲求」・・・家族の中に居場所があり自分が愛されること
「承認欲求」・・・・・・自尊心・尊敬されることへの欲求
「自己実現」・・・・・・自分がなりたいのもへの欲求
「自己超越」・・・・・・今までの、現状の自分自身を超えたいという欲求

それは、エンゲル係数に代表される食品分野などの『量』でした。

それが『質』に変化しています。

価値が変化し、潜在需要が捉えにくくなっています。

お金を投資・消費する理由がなくなったら、貨幣を使う理由がなくなり

貨幣があまります。

潜在需要がむずかしいので、銀行も新たな産業に投資するシステムを持たなくては

投資が減少します。

日銀も、成長が鈍化すると、さらに悪くなることを予測して、金利を下げますが

それでも、お金を使わない日本人に対し量的緩和。
マイナス金利を実施しました。

結局それでも、日本人の貯蓄パターンは現金、郵貯、貯蓄という国債投資パターンにより
さらに公共事業というレールで還元されるという悪循環に陥っているのです。

日本の10年のデフレは、どちらかというと、持ち合い株の解消、BIS規制による銀行による資金供給減です。

株の放出が行われていたのに、国民はだれも株を買わなかった。
それは、日本の企業が株主をいかに無視していたかの証左です。

海外の報告書をみれば、日本の報告書は、ほんとに株主軽視ということがわかります。
いまは、増配もおこない、新たな関係ができつつありますが、まだまだ、日本の企業のコーポレートガバナンスの質が低いことを嘆いています。

話がそれました。

貨幣システム経済を使用している限り、その貨幣が使われているか使われていないか
重要な指標であることには、なんら疑いのないことだと思われますが

いかがでしょう。

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