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(回答先: 本当の価値はそのものが消費されて人間の何かの役に立つという事ですね、 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 1 月 23 日 23:46:33)
交換価値経済（貨幣経済）が使用価値経済（生命活動）に寄生し、使用価値経済を支配しているのです。
従って我々は使用価値経済を復権させて、交換価値経済を統制しなければなりません。
その一つの方法として提案されているのが「減価する貨幣」です。
時間と共に価値が下がっていく貨幣を使用する事によって使用価値を優位に立たせようとする試みです。機械的なインフレ政策と言ってもいいかも知れません。
使用価値に近い存在とは何でしょうか？
物を消費する人間こそ使用価値に近い存在です。
従って消費者の権力を樹立する事は使用価値経済の復権に寄与します。
資本主義下の労働者は商品（交換価値）を作る存在に過ぎません。
労働者は自分が作った交換価値を高く売る事に最も関心を示します。
もちろん、使用価値重視の良心的な労働者は常に存在します。
しかし、自らを労働力商品として切り売りをしている労働者は
自らが作った商品がどう消費されるかから疎外されています。
従って使用価値から常に関心をそらされるような力学が働きます。
消費者の権力こそは「使用価値＜交換価値」という経済の倒錯を再び本来の姿にする為の手段です。だから、私は消費生活協同組合に未来を託しているのです。
さらに、使用価値の９９％は自然であり、人間の労働力は残りの１％を作るに過ぎないという認識を持つ必要があります。人間が消費するものは全て自然を加工したものに過ぎません。無から有を作る事はできないのです。その意味ではいかに技術が発展しようとも我々の経済はどっぷりと自然の中に浸っているのであり、その事をハッキリと認識する必要があります。「経済を自然の中に取り戻す」とは我々の認識を自然の中に取り戻すという事に他なりません。
豪雪の被害が出ています。
こんな大雪は二酸化炭素の排出と無縁ではないでしょう。
穏やかな自然を取り戻す為に我々は物の移動を最低限に抑えた経済を作り上げなくてはなりません。
関税を上げるべきです。
自由貿易は環境破壊です。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。