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“毎度お馴染みオテロ氏のメルマガから「この私が」転載したいと思います、どうぞ宜しく”
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投稿者 猿渡哲也 日時 2006 年 2 月 04 日 18:15:51: 3cHrOjKvzb9Yk
 

  「単騎、千里を走る。」 です。

人と人のつながりとは何か。子を思う父の一徹な気持ちと、それに
応えようとする悠久の大地に根ざして生きる人々を通して、言葉の
壁を越えて分かり合えることを丹念に追う過程は、ひとりの老父が
成長する旅でもある。中国の田舎町を舞台に、チャン・イーモウは
人間の懐の深さと相互扶助の精神を丹念にカメラに収める。

絶交中の息子が末期がんと知った高田は、息子が研究していた中国
の仮面芝居を撮るために雲南省に渡る。しかし、仮面芝居の役者・
李は傷害罪で服役中。高田はガイドとともに関係機関を説き伏せ、
獄中の李と面会する。しかし、李はもはや歌えなくなっていた。

中国人の寛大な心がこの作品のテーマだ。片言の日本語しか話せな
いチュー・リンというガイドが、何とか高田の役に立とうと奔走す
る姿がほほえましくも美しい。中国人の心の底に横たわる思いやり
の心が、彼の言動に凝縮されている。そして村人が総出で宴を開き
高田をもてなす。中国人の心の広さがスクリーンから染みわたる。

結局、李の息子・ヤンヤンを連れ出そうとして高田は失敗する。こ
こで高田は初めて自分の息子の気持ちに思い至るのだ。親子ならな
おさら、相手の気持ちをわかったつもりになって自分の気持ちを押
し付けてはいけない。そんな簡単なようで複雑な人間の心理の綾を、
細い糸を縒り合わせるように紡いでいく映像は深い余韻を残す。

     お勧め度=★★★ (★★★★★が最高)

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