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□北朝鮮亡命２年３カ月 北川和美嬢の「正体」 [ゲンダイ]
北朝鮮亡命２年３カ月 北川和美嬢の「正体」 (ゲンダイネット)
「亡命」先の北朝鮮から先ごろ帰国した北川和美さん（３１）は一体ナニモノなのか。川を泳いで北朝鮮に渡った動機が不明なら、北で過ごした２年３カ月間の行動も謎、氏素性すらよく分からない。彼女の正体を４つのキーワードから探った。
●事情
帰国後の会見で「（亡命動機は）事情があって日本にいられないと思ったから」と語った彼女だが、事情は公安調査員との不倫とされる。０１年に本人から相談を受けた元公安職員の野田敬生氏が言う。
「北川さんは公調の協力者で、脱会していたオウム真理教に再び入信して組織内情報を探らされていると言っていました。不倫相手は妻子持ちの担当調査官で、大阪府警にセクハラで相談したり、マスコミへの告発を考えるほどモメていました」
それが、なぜ北朝鮮亡命になるのか。関係者によると、「日朝間で友好パフォーマンスができ、マスコミも注目しそうな女性を狙っている組織がある。彼女に白羽の矢が立ち、その手配ルートで北に渡った」という。それゆえ、一時は「官邸の関与」説まで流れた。
●洗脳
北朝鮮では平壌のホテル住まい。ボウリングやビリヤードに興じ、散歩をし、「洗脳」などされていないというが……。
「北にとって彼女は厄介者だった。対日外交カードとしての利用を考えたが、日本のマスコミが注目してくれず、アテはずれだった」（外交関係者）。前出の野田氏も、「亡命から３カ月後、手続きが済めば帰国できると書かれた手紙が彼女からきた。北当局の『カネさえ払えばいつでも帰す』というメッセージと思いました」と話す。
●ネコインターナショナル
北川さんのホテル・食事代など約１６００万円を北朝鮮に立て替え帰国させたとされる芸能プロダクション。お笑い芸人ら１０組が所属。北川さんも芸能界入りを口にしているが、「うちに所属するという考え方はない」（小松社長）とか。
「ネコ社は取手市に実質的なオーナーがいて、ラーメン、不動産、乗馬クラブを経営し、故ポール牧を世話したことがある。北川さんの身元引き受けを決断したのはオーナーらしい」（事情通）
北川さんをテレビ局などに売り込めば、費用はカバーできると考えたようだが、ここでも計算が狂っている。
●イジメ
大阪に父親と中国人の夫がいるが、「帰国後も一切連絡ない」と話していた。
「北川さんは家庭環境が複雑で幼い頃、継母と腹違いの姉から受けたイジメが今もトラウマになっている。父親との関係もよくなく、中学卒業後、水商売や風俗を転々としていた。地下鉄サリン事件後の９５年、上祐幹部に憧れて突然オウムに入信したように、突然突拍子もないことに身を投じて注目されるのが好きな性格なんです」（事情通）
雑誌でヌードになったこともある。今後も手記や写真集出版を計画中というが、成功は苦しい。
【2005年11月11日掲載記事】
[ 2005年11月14日10時0分 ]
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。