投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 1 月 25 日 15:23:17: Lif1sDmyA6Ww.
Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000389-reu-entより引用
サウジ女性を描いた小説、厳格な宗教を悦脱した内容で波紋
[リヤド 20日 ロイター] 10代の同性愛者や、結婚式で酒を飲む女性たち、悪趣味な性的欲求をする夫などが出てくる刺激的な内容の小説「リヤドの女たち(原題)」がサウジアラビアで波紋を呼んでいる。
イスラム教・スンニ派の中でも特に厳格な教義を標榜するワッハーブ派が支配的な国、サウジアラビアにとって、同国女性たちを赤裸々に描写した同小説の内容はあまりにも衝撃的な内容だった。
4カ月前にベイルートで出版された同作品について、サウジアラビアでは、メディアコメンテーターらが国内の若者たちに同小説の購買、購読禁止を呼びかけたり、国営衛星テレビ局のインタビュアーらが「同小説は同国の男性を粗野で退屈な人間のように描いている」として女性著者のラジャー・アル・サニーさんを非難したりするなどの動きがあった。
その一方で、同国の若者たちの多くは、インターネットのチャットルームなどで同小説の率直な語り口に賛辞を贈っている。また著名作家たちは、個人の心理に焦点を当てて描いた同小説は新たな時代の流れであり、社会や宗教の要求を超えた、人間の欲求を描いているとして称賛した。
イスラムの慣習通りヘッドスカーフを身に着けた著者のサニーさんは「この本への反響がこれほど大きくなるとは思いもしなかった」と述べた。そのうえで「男性はこの本のような正直で率直な対話に慣れていないのだ。どの社会にも変化に抵抗する少数勢力があり、その中には女性も含まれている」と語った。
サウジアラビアは、女性に対し未婚男性との同席や、自動車の運転を禁止するなど保守的な国として知られているが、この小説を読んだ人は、違う感想を持つかもしれない。
(ロイター) - 1月20日19時35分更新
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