国民投票法案の討議開始・衆院特別委が初会合
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051006AT1E0600C06102005.html

　衆院憲法調査特別委員会（中山太郎委員長）は6日午前、初めての会議を開き、憲法改正手続きを定める国民投票法案をめぐる討議を開始した。中山氏は「憲法論議は調査のための調査から改正に関する具体的な手続きを検討する新たな段階に入った」と強調。自民、民主、公明3党は国民投票法案の制定に前向きな考えを示した。

　自民党の保岡興治氏は国民投票法案が制定されていないことを「最大の立法不作為」と指摘。法案作成にあたっては「与党案や野党案に固執せずに合意形成すべきだ」と述べ、民主党との歩み寄りを目指す姿勢を示した。民主党の枝野幸男氏は具体的な改憲案策定をめぐる与党との調整にも触れ「衆参両院の合同起草委員会」の設置を提案した。

　憲法調査特別委員会は、2000年に設置され今年4月に最終報告書をまとめた憲法調査会の後継機関で、今国会から衆院に設置された。国民投票法案を審議できるが、改憲案は審議できない。参院は民主党内に改憲への慎重論が強いことなどを背景に、国民投票法案を審議する委員会は設置されていない。 (13:32)

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