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お年寄りは「情報棄民」になりやすい(nanayaのひとりごと)
http://www.asyura2.com/0510/senkyo15/msg/982.html
投稿者 七瀬たびたび 日時 2005 年 10 月 22 日 18:41:43: bo2NmpzpRHGO6
 

http://ch.kitaguni.tv/u/5238/%cf%b7%a4%a4/0000281282.html

最近PCの前に長く座ることが出来なくなってきた。2時間も画面を見ていると、目が痛くなってくる。ひどいときは次の日まで影響が続く。首も肩も凝る。気分は若いつもりでも、否応無く年とるということを実感する毎日。

目が痛いと新聞を読む気になれない。テレビを観る気にもなれない。強度近視の目にPCの作業は過酷である。仕事に差し支えるからと、症状がひどいときは無理をしない。

毎日お年寄りと向き合っていて、どの人も細かい訴えを次から次に向けてくる。これまでは聞き流していた面もあるが、自分が老いを自覚し始めて理解できるようになってきた。
年とっても世の中の情報にはついて行きたい。しかし視力や聴力が劣っていく世界では、情報も何もあったものじゃない。

テレビを観ないお年よりが、寝付けない夜や明け方早く目覚め眠れない時など、BGM代わりにラジオを聴く。だからといって、ラジオで世界の情報を仕入れるわけではない。
お年寄りの情報のよりどころの多くは、身近な人間がもたらす「耳情報」である。生きる世界も狭まり、世界の大事件より、さしあたっての関心は身の周りで起こる出来事。
そんな人たちが選挙に行くにしても、候補者選びは縁故つながりのお付き合いの範囲で決めることがほとんどのようだ。
目も耳も達者、新聞も本も読んで、インターネットもやって脳に刺激を与えるという人はかなり少ないだろう。少なくとも私が毎日接するお年寄りは、「情報棄民」の部類に入ると思う。

自分の老いを自覚し、記憶力の曖昧さに気づくようになって、お年よりたちの生き方を意識しないわけにはいかなくなった。
「インターネットで世界の津々浦々まで情報が行き渡る」という言い方をされると反論したくなる。高齢化社会の「情報棄民」は益々捨て置かれ、情報格差は生き方の不利益へ比例していくと思うから。
老いることの様々な支障は、自己選択の範囲外である。老後を考える意味はそこにあると最近思うことが多い。

投稿者:nanaya at 18:12

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