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働けない、働かない、若者がコイズミを支持している現実。
いつから、日本はマゾだらけになったのか？
国税庁の調査によれば、サラリーマンの０４年の平均年収は４３９万円で、７年連続で減っている。
下がり始めた前年の９７年から比べれば、２８万５０００円ダウン、ボーナスは月給より落ち込みが激しく年間９０万円から６８万円に減った。そのくせ所得税額は０３年から３０６０億円（３.６％）も増えている。
特に目減りが顕著なのが、年収５００万〜１０００万円以下の中間所得層『中流』で、コイズミ政権が発足した０１年は全体に占める割合が２８.３％だったのが０４年は２６.３％にまで減った。
一方で増えているのが低所得層『貧乏人』だ。年収１００万円以下が６.６％→７.７％、１００万〜２００万円が１１.８％→１４％、２００万〜３００万円が１５.２％→１５.８％と増えている。
かと思えば年収１０００万円以上の高所得層『上流』も５.５％→４.９％と減っている。
『２極化』どころかサラリーマン全体が負け組みになりつつあるのが現状だ。
森永卓郎によれば、
http://www.rivo.mediatti.net/~morinaga/takuro.html
日本は世界一貧乏人から沢山の税金をふんだくる国
なのだそうだ。
ゲンダイ連載、康夫ちゃんのコラムによれば、事実、今年６月に提出された政府税制調査会は、「日本は先進国の中で最も課税最低限が低い」と明言しているのだ。
課税最低限とは、一定の収入以下の世帯には課税しない限度額を示す。
夫婦に子供２人の家庭の場合、
日本 ３２５万円
ドイツ ５００万円
フランス ４０３万円
アメリカ ３５８万円
イギリス ３５９万円
一目瞭然、物価が最も高い日本が、最も低所得者層に酷税国家となっている。
のみならず、日本は米帝と並ぶ金持ち優遇国。日本に於ける所得税の最高税率は、８０年代には７０％だった。現在は３７％と半減している。
他方、クリントン政権下で日本を上回る３９.６％へと引き上げたのが米帝。その後、富裕層に優しい政権だと非難を浴びるブッシュの下で金持ち減税を行ったとは言え、その数値は３５％。殆ど日本と変わらない。
更には従米・屈米が基本方針の『朕・コイズミ』内閣は、売却益一律１０％とする株式投資減税を行い、自社株売却で１４０億円を得た堀江『金満デブ』貴文氏への課税も、僅か１４億円に留まっているのだ。それらは全て、元祖従米・屈米主義者で経済財政諮問会議議長として君臨する宮内義彦オリックス会長の提言に基づく金持ち優遇策だ。
にも関わらず、最近の「讀賣新聞」の世論調査によれば、「これからの日本はよい方向に進む」と考える国民奴隷が５９％。昨年の７月の参議院選挙後より１０％も増加しているそうな。
コイズミ政権が安泰となったから、そう考えるのか！？
今売れている『下流社会』（三浦展著・光文社新書）によると、若い人ほど自分が「下流」だという意識を持つ人が増えているらしい。それは当然かもしれないが、驚くのは、階層意識が下の若者ほど成果主義や能力主義を肯定し、年功序列や終身雇用制を否定する傾向が強いという調査結果だ。
たぶん、そうした投票したことがないバカが、米帝の要望である郵政民営化や痛いだけの構造改革を推進するコイズミを支持したのだろう。
成果主義や能力主義が生み出すのは果てしない貧富の差の拡大だ。
にもかかわらず彼らがそれを支持する理由は何か？
昨日、国営放送で、「日本の、これから テーマ若者」って番組をやっていた。大人と若者がスタジオに集まり、討論するという内容で、ゲストに泉谷やワタミの社長、それにヤンキー先生も来ていた。
泉谷は、参加していた修身命の元校長やキレイごとばかりのワタミ社長に対し、怒っていたが、俺は、ヤンキー先生の発言に唖然としていた。ヤンキー先生の発言は、成果主義や能力主義を肯定するものばっかりだったのである。奴が、悪名高い神奈川県の教育委員会に招かれた理由が、これで納得できた。
番組では、案の定、政府や財界を非難する事は、意図的に避けられた。
いまや、全就業人口の４割が、契約社員だ。同じ仕事をしていても、賃金は不当に抑えられている。まさに搾取のお手本だ。１８〜２４歳の若者の完全失業率は５月では、９・１％（原数値ベース）で、全世代のうち、最も高水準にあり、平均値の倍となっている。２００２年に８５万人いるとされた「ニート」は、完全失業者には含まれない。求職活動をしていないためだ。加えて、調査期間中に少しでも収入になる仕事をすれば、完全失業率を計算する仕組み上、就業者とされる。一昨年には２１７万人いるとされたフリーターなどで、就業者にカウントされた人も出てくることになる。
しかして、こいつらは、いつか自分も「ガンバレ」ば、認められて、「勝ち組」に成れることを「夢見ている」のであろう。
はっきり言うが、「負け組」は一生「負け組」だ！ お前らが、六本木ヒルズに住める日は、一生こないって！！
タメイキっ！ こいつらが、コイズミ改革路線を支持し、貧富の差はますます拡大、必然的に犯罪が増加し、監視社会が強化される悪循環。
若者の失業問題を解決するには、憲法改悪して、徴兵制にするしかないのか？
なんて自民党政府が考えてもおかしくない状況だ。
投稿者：死ぬのはやつらだ at 23:19
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