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志位更迭か、社民党善戦を黙殺(「日本共産党はどうなっているか」村岡到)、貼り付け
http://www.asyura2.com/0510/senkyo16/msg/491.html
投稿者 Wotan 日時 2005 年 11 月 01 日 11:44:34: AUfjWBSd5iP8w
 

貼り付け。

村岡到:日本共産党はどうなっているか
  4中総報告について
 日本共産党は、10月10日に第4回中央委員会総会を開き、先の総選挙の総括を行な
うとともに、来年1月に第24回党大会を開催すると決定した。
 総選挙での共産党の闘いの総括については、前号でも明らかにし、別に「共産党の
重い責任」を書いたが、志位による「幹部会報告」では、「善戦・健闘」が強調されるだけと言ってよい低水準の総括に終始している。私があらかじめ予見していたとおり、そこには社民党の名前さえ出てこない(民主党への批判はある)。ただ、共産党が33万票増やしたと言うだけである。それで善戦・健闘」だとすれば、69万票増やした社民党は「大善戦・大健闘」と評価しなくてはならない。私がすでに指摘したように、両党で合計102万票増やしたことにこそ注目すべきなのである。現に存在するものをなきものと扱う「総括」にこれ以上付き合うのは無駄である。
 ただ、党勢の実態について触れているので、紹介しておこう。共産党は3月の3中
総から「大運動」なるものを実践していたのであるが、党員は2800余人増えて、前党
大会の100.06%。志位は絶対数をあげないが、前党大会での党員は約40万4000人。
「赤旗」読者は約3万減って、前党大会比95.1%(前党大会では173万人)。
 この何の新味もない志位の報告は、その内容に見合ってか、ただの1度の拍手も笑
いも起きなかったらしい。4中総は傍聴できないが、「赤旗」紙面には大抵は記載さ
れる「(拍手)」などがまったくない。お通夜のような会議だったのか。会期もわず
か1日だけ。

 志位更迭の党大会か?
 次に党大会について。
 まず、ごく小さなことながら、次の党大会の開催は党規約違反である。規約によれ
ば、「党大会は……2年または3年のあいだに1回ひらく」と定められている。前回
の第23回党大会は2004年1月13日から17日に開催された。だが、今度の大会は06年1
月11日から開催される。新役員を選出したのは17日だから、06年1月17日にならない
と「2年」にはならない。事が1日に何千万円の利子が生じる経済活動でもなく、国
家的・行政的事項ではなく、いわば私的な政治的世界の出来事だから、数日のずれな
どは当事者が許すのなら特に問題にすることはない。だが、まさに重箱の底の傷を指
摘する愚を犯したのは、書くネタがないからではない。なぜ、厳密には規約違反まで
犯して、こんなに早期に急いで党大会を開くのかという問題に注意を喚起したいから
である。
 先にも見たように、「2年または3年のあいだ」となっているが、従来は大抵は3
年目の後半に開催されるのが通例であった。わざわざ断って4年になることすらあっ
た。ところが今回は、志位和夫委員長の幹部会報告で説明されているように、「今年
4月の3中総で来年1月に招集することを確認し」ていた。通常の3年間を想定する
と任期の半分も経たない前大会からわずか1年3カ月の時点でである。なぜ、そんな
に急ぐのか? 綱領の改定とか何か重大な課題があるのか。そういうことは話題に
なっていない。では何が?
 私は、ずばり志位委員長の更迭が決定されるのではないかと予測する。1990年の第
19回党大会でわずか35歳で書記局長に抜擢された志位もすでに51歳。この15年間は不
運にも党勢は後退局面にある。5回の総選挙、3回の参議院選挙を闘ったが、いずれ
も議席を減らすことになった。どんなに指導力のある指導者でも、個人で情勢に立ち
向かうわけではないから、党勢後退の責任があげて志位にだけあるわけではないが、
目立った戦術や活躍の実績が薄いことも事実であり、無難に責任を果たしたとは言え
るが、「いいかげんにしては」という声が党内外で生じているのも事実である。
 今年3月の時点ではもちろん8月の衆議院解散・総選挙は読み込むことはできな
かったであろうが、だれかが早く党の顔を代えて次の選挙の準備に入る必要を感じた
のであろう。では次は誰か? 占い師ではないからそこまで占うことはできないが、
国会議員のなかから選出されるだろう。テレビへの出演を考えても、議員バッジがな
くては不便だからである。
 10月24日に党本部で全国都道府県機関誌部長会議が開かれたが、そこで問題提起し
たのは岩井鐵也機関紙活動局長で、「発言」として「赤旗」で紹介されているのは市
田忠義書記長であった。志位は出席しなかったのであろう。党大会に向けた重要な全
国会議であるにもかかわらず、なぜ志位は登場しないのか。岩井は『前衛』11月号に
も大きく登場している。
 だが、党の顔を代えることよりももっと重要でかつ喫緊の課題は、より柔軟な選挙
戦術、大衆運動の展開のための理論武装である。そして綱領次元での限界の突破であ
る(この点は『不破哲三との対話』参照)。

http://www.nn.iij4u.or.jp/~logos/

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