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何故この様な結果が出たのかと言えば、
小泉クンが、
新閣僚の人選に変化を求めず、
安全第一に自分が任期をまっとうできる為の無難な組閣をしたからです。
国民は元来が保守的で臆病なものなのです。
今回の組閣は、
小泉クンの
「自己保身優先の臆病精神」をもってなされたのですから、
両者の想いは見事に一致しているわけです。
先の選挙で小泉クンは、
「改革を止めるな」と訴えました。
その彼を支持した票が批判票を僅かに上回ったのですが、
その事を見て、
「国民は改革を望んだ。改革を支持した」と勘違いした知識人や庶民もいたでしょう。
しかし、その見方は間違っています。
支持した国民は、改革を望んだのではなく、
変化を怖がり、変化を拒絶したのです。
これが彼らの心理の本質です。
「改革を邪魔する裏切り者達によって、私の地位が危うくなった。国民の皆さん、私を助けてくれ！」と小泉クンは国民に泣き叫び助けを求めたのです。
そうなると国民は、
「そりゃあ大変だ。政府が混乱したら明日の俺達（私達）の生活が大変だ。首相を脅かす悪い奴等は追放しろ。殿様（K首相）を護れ」と考えるのです。
財界やマスメディアのお偉方も高いスーツは着ていても皆さん「庶民」なのです。
学歴や言葉使いは高級スーツなのです。それだけの事です。
殿様（K首相）は、
「改革を止めるな」などと言って
「錦旗に刃向かうな」とか「ここが関が原だ」とかに似たキャッチコピーを打ち出したに過ぎません。
国民は「改革」の中身は知りません。
ただ、自分の
実は「保守的な投票」に意味を付与してくれそうなコピーを用意されたので、
これに喜んで本当は変化を嫌う投票をしただけのことです。
自己欺瞞をやったのです。いつもの事です。
国民は、今回の組閣にも「安心の夢を見たい」のです。
新しい内閣は未だ何も仕事をしていません。
ですから、何を夢見ようと勝手です。
いじらしい程に、安定と安全を夢見るのです。
実態には全く目が行きません。
いつものとうりの「危ない方向に集団で逃げようとする」日本人なのです。
判断に拠らずに人の肌の温もりを求めて集団行動をする日本人ですから、
愚かな指導者に群がってゆきます。温もりを求めて。そして毟られ殺されます（嗚呼無情）。
今回の内閣への支持の高さはこの様な意味のものです。
別に心配する内容のものではありません。いつものパターンに過ぎません。
一言で言って、
「保守性の表れ」です。
国民が気付かなくても政権の方で擦り切れてゆきます。
内閣支持率６０・１％に上昇 ４７・８％が自民支持 [共同通信]
http://www.asyura2.com/0510/senkyo16/msg/510.html
投稿者 white 日時 2005 年 11 月 01 日 22:41:08: QYBiAyr6jr5Ac
「自己保身第一・安全運転政権」…これが私が思いつく政権評。
http://www.asyura2.com/0510/senkyo16/msg/493.html
投稿者 新世紀人 日時 2005 年 11 月 01 日 13:41:14: uj2zhYZWUUp16
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