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【現場と建築批評の全的滅亡】 52キロ設計 専門家「もはや手抜き」 【産経新聞】
http://www.asyura2.com/0510/senkyo17/msg/1029.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 12 月 23 日 05:35:37: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 【買収列島が完成する2015年体制への工作】 耐震偽装 総研、鉄筋52キロ推奨 教本で経費削減追求 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 12 月 23 日 05:29:00)

52キロ設計 専門家「もはや手抜き」

 ホテルやマンションなど高層建築物には、地震などによってさまざまな外力がかかる。外側に引っ張る力、内側に圧縮しようとする力。こうした外力で柱や壁が崩壊するのを防ぐ重要な資材が鉄筋である。

 外側に引っ張られる力に強い鉄筋と、内側に押す力に強いコンクリートが一体化した鉄筋コンクリートは、建築物が外力に耐えるための技術。建造物の耐震強度は、鉄筋の量だけでは一概に判断できないものの、建築専門家らは、総研が教本で推奨する鉄筋量「五十二キロ」に対し、一様に疑問を示した。

 「日本建築積算協会」(東京)は、「常識的な鉄筋量の目安」はマンションの場合、「一平方メートル当たり約八十−百二十キロ」だと説明する。それ以下は「要注意」とみるよう、会員らに指導しているという。

 同協会によると、鉄筋量は建築物の形状、階数、床から床までの高さ、柱の間隔、壁の配置や量といった条件によって異なる。

 数値はあくまで一つの目安でしかないが、中野由一会長は「私どもの経験では、一平方メートル当たり六十−五十キロ台という鉄筋量は見聞したことがない。すぐ異常に気づき、設計者にただすだろう」と疑問を呈する。

 耐震性では、建築物の構造のバランスが重視される。ある一級建築士は「建物が同じ強度の壁に囲まれていれば耐震性も高いが、一辺だけ強いと、地震で他の三辺が極端に揺れる恐れがある。逆にバランスが取れていれば、少ない鉄筋でも耐震性は確保される場合がある」という。

 しかし、「鉄筋量を減らすにも限度がある」と、一級建築施工管理技士の鹿又(かのまた)勉氏は指摘。「一平方メートル当たり五十キロ台前半となると、もはや『経済設計』ではなく単なる手抜き。いくらバランスを良くしても耐えられないだろう」と批判的だ。

 また、協(かのう)計画研究所代表の柴英治一級建築士は「最近は強度の高い鉄筋も出ているし、鉄筋量は建物の用途に応じても変わる。(柱と梁(はり)、壁で支える)『壁付ラーメン構造』にし、バランスをとれば十階程度の建物で六十キロ台に近づけることは可能だろうが、五十キロはちょっと不可能」と指摘している。


http://www.sankei.co.jp/news/morning/23iti002.htm

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