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(回答先: 耐震偽装マンションの住民 先行き見えない師走 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 12 月 24 日 05:17:10)
３００戸中５０戸 進まぬ転居
震度５強で倒壊の恐れがあるとされ、自治体側が何らかの形で住民に退去を求めている分譲マンションはすべてマンション販売「ヒューザー」の物件で、東京都に六、神奈川県に四の計十棟。計約三百戸のうち、二十二日までに転居を済ませたのは、産経新聞の調べでは五十戸強にとどまっている。
これらのマンションへの公的支援策を決めた国は、当初年内に計約三百戸すべての退去を目指していたが、目標を年明けに修正した。
十一月二十八日に使用禁止命令が出た川崎市川崎区の「グランドステージ（ＧＳ）川崎大師」は発覚当時入居していた二十三戸のうち、すでに十戸が引っ越した。しかしまだ転居先すら決まっていない住民も多い。四十代男性は、「独り身なら簡単に動けるが、家族がいるので金銭面や、子供の通学などの問題もありなかなか決められない。地震で自分がつぶれても、家族だけは生き残らせたいと思うし…」と焦りを感じている。
耐震強度が基準のわずか１５％で、十五日に使用禁止命令が出た「ＧＳ藤沢」（神奈川県藤沢市）では十五戸のうち四戸を残して転居が終わっているが、二十日に命令が出た「ＧＳ溝の口」（川崎市高津区）では、まだ転居世帯はない。
横浜市鶴見区の「コンアルマーディオ横浜鶴見」は二日に使用禁止命令が出された。退去したのはまだ一戸だが、残りの世帯も市営や県営、民間など、三戸を残して転居先が決まっている。
東京都内ではＧＳ住吉のほか、ＧＳ東向島で三十六戸中十二戸、ＧＳ稲城では二十四戸中一戸が退去したとの報告が自治体にあがっているが、ＧＳ茅場町、ＧＳ千歳烏山とＧＳ赤羽については、退去の報告は一件も入っていない。
これから年末にかけ、転居の動きは加速するとみられる。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/24na1002.htm
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