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小泉内閣がやっている民営化とは民間に丸投げすることだ。その為に欠陥マンションが出来ようが民民関係で我関せず。
http://www.asyura2.com/0510/senkyo17/msg/148.html
投稿者 TORA 日時 2005 年 11 月 27 日 11:48:30: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu107.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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小泉内閣がやっている民営化とは民間に丸投げすることだ。
その為に欠陥マンションが出来ようが民民関係で我関せず。

2005年11月27日

◆さおだけ屋から見る欠陥建築 11月21日 井上勝裕
http://inowe-blog.seesaa.net/article/9638955.html

何故潰れないのかは不思議なのですが、弊社の扱っておりますなかで建築資材とゆうのは価格競争が熾烈でございまして年中さおだけ屋状態にあります。この部分は量がはけます。過当競争になっておるわけでございます。これだけで事業展開しておるわけではございませんが、売上を考えればありがたい。さおだけ屋にならなくてはなりません。
理解りやすく例えるならば、スーパーの特売の卵やティッシュペイパー状態を思い浮かべていただければと思います。つくっているひと始め携わっているひとの人格を踏みにじっているような厭な気持ちになります。これを私的にさおだけ屋状態と解しております。
不思議なのはウイットワースとゆう古い規格のインチねじが主流なのです。このねじはピッチ(ねじの山と山の距離)がミリねじに比して距離がございます。三十年以上も前にとっくに廃版になった規格が標準です。
でこのウイットのインチねじが主流になるのは止むを得ない事情がございます。ねじ山が粗い。遊びが多い。仕事が速い。(笑)沢山使うんだから。ほんとに天井裏は吊られたボルトの森林のようであります。

例えばこんなんです。都会を闊歩するみなさまの頭上には無数のボルトが突き出て、配管配線を、また天井自体を支えておるわけでございます。エアコンなんかも吊ります。過去の例でナットの内径が太いのか外形が薄いのか、ボルトの外径が細いのか、エアコン機を支えきれなかったとゆう話を聞きました。東北の地震でプールの天井が崩れ落ちた報道に「ぐぐっ、もしや」と冷汗かきましたが原因は別でした。ほっ。

欠陥建築でなんだか騒がしいのでありますが、心ないゼネコンが仕事を下請けに丸投げする。値段は上げてもらえない。鋼材をはじめ資材の値上げは一昨年から続いております。なんとか安く上げたいとゆうのが自然でありましょう。とりわけ最近は小ぎれいな集合住宅がバカみたいに建ってますし。割安感で購入するひとも多いでしょう。常識あるひとは変だと察するでしょう。
阪神の震災で倒れた建物とそうでないものがありました。当時被害者でありながら業界のひととの話で倒壊した建物は手抜きするにも程があるわいといった節度なき有様だったそうです。業界の恒常的慢性的な現象なのでしょうが、設計する側と建設する側は敵対的といっていい程お互いを厳しく監視し合っていないこれも日本の悪いシステムであります。なあなあだもの。
ことが起こると国と検査機関と建設会社と設計会社と施主が責任の所在をたらい回しで薮の中状態。

で納入後、役所公団絡みなのよ。仕様書を出せと仰る。出せねえよ(笑)日本工業規格から外れてどれだけ経ってるのかなあ、ケンチョウさん(笑)国に言ってくれい。こちらが知りたいくらいだなあ。お客様ですから対応はいたしますが何だか胸を張って提出できる代物ではございません。なんでもええから、とにかく書類出せ出せ的な風土がございます。
瞬時に悲しきかな1960年代に本規格は廃止されましたっていってやりとうございます。
日本工業規格及び国際標準化機構(ISO)は経済産業省の管轄です。何か訴えたきものがあるが、おおお、国土交通省に行ったり総務省に行ったりどこへ行けばいいんだよお。外務省がいいかもしれない。
民へ丸投げ的な民営化の悪い部分が露呈いたしました。とはゆうものの官僚さんは厚遇で何をやってるの。責任転嫁の為の書類つくりに一所懸命かな。横の連携は取れていないようであります。日本工業規格に反しているのかどーか有能な官僚ならば理解りそうなものなのになあ。忙しくて学ぶ暇もないのか。わたくしの部材でさえこんな有様なのですから、テッコンキンコクリート関係はどうなっているのだろう。バブル期で忙しくて生コンの状態が悪かった。ふつーは工期もないしそのまま行っちゃうのだけど(いかんなあ)「帰れ!出なおして来い」とゆう気骨ある設計者の逸話を憶えております。
また素人目でも理解ります。バブル期に建てられた建物はH型鋼に溶融亜鉛メッキが施されておりました。うわあ贅沢だなあ。しかし以降、暗紅色の錆止め塗料になり、最近は生地のまんまであります。
このうえ支那から資材が入ってくるのですが大丈夫だろうかなあ。材質の成分管理がおおらかでいらっしゃいますので。

資本主義の負の要素であります。価格を一円でも安くする為に各企業が競争をする。能率化、合理化を企業内努力を行う。結果、廉価で高品質の消費材を手にすることができる。これが一歩間違うと暗転してしまいます。
それとも、一部の特権階級のかたが年貢を搾り取るような構造ならば、資本主義以前か、社会主義(笑)と何ら変わらないではないかと思いながら、さおだけ状態の製品群に溜息をつくのでございました。


◆施工者(僕)から見た「耐震強度の偽造」 11月23日 田舎サラリーマン事件簿
http://slowstart.exblog.jp/1953367

建築関係者なら、「やっぱりね」と思う事件が今回の事件でした。
 確認申請を経験されたことがあるかたなら今回事件同様、民間委託された検査員。あれははっきりいって半素人(完全な素人ではないが、建築に関わったことがある程度)の天下りが検査員であったりします。つまりだますつもりは無かったけど簡単にごまかすことは可能な水準です。
 今回潰れた建築施工会社「木下建設」を筆頭に施工屋はコストのことが第一なのは当たり前です。だってコストを考えないと会社が潰れてしまうくらい、施工コストはぎりぎりの水準で受注を受けるからです。(そうせざるを得ない程、中小の施工屋及び図面屋の現状は悲惨です)
 だからこそ、それをチェックするために確認申請検査が存在し、検査員が存在するのです。役所の方でも不勉強な方がチェックしていることも多く、また民間業者もコスト重視なので件数をこなさなければならいという意識が先に働いている現実があります。
 しかも、確認申請の数字全てチェックを入れるためには相当の時間がかかり、姉歯設計がいう「分かる人が見ればすぐにわかる」と言うものとはちょっと違う気がします。検査の項目は構造の他にもサイズ、鉄筋、生コンなどはっきり言って1人で何件もこなせるような件数ではないのです。
 これに対応するためには一次検査、二次検査などの段階を増やすなどコストを注入しないことには問題は絶対に解決しません。
 つまり建築物を建てるということは今以上に相当なコストが掛かるということです。
 昨今不動産流動化ブームに乗って格安のマンション物件が相当数建設されています。しかし格安のため安全を犠牲にする風潮本当はまだまだ沢山あります。不動産をブームにするというゲーム感覚。それによって建てられたマンションの殆どはこの事件と同等の犠牲者といって過言ではありません。


(私のコメント)
私は十数年間銀行員をしていましたが、当然お客さんからマンションを買いたいとかの相談をよく受けていました。その時は当然マンションを建てた建設会社を聞きます。商売柄で担保価値のある物件なのかどうかは建設会社で見なければなりません。ローンを貸したわいいけれど地震で潰れては担保の価値はなくなるから、銀行員は建設会社の信用度に敏感です。

さらには外回りの営業などではお客さんに建設会社もあったから、建設業界の内部情報もいろいろ聞いて営業に役立てていました。だからお客さんにはマンションを買うなら○○建設のマンションがいいですよといった話もしたことがある。だから一級建築士でなくとも物件の良し悪しや、建設会社の評判などは銀行員でもよく知っていなければ営業トークは出来ない。

だから銀行員から不動産業へ独立したわけですが、ビルを建てる時も設計から施工からアフターメンテナンスまで一貫してやってくれるところに頼みました。それぞれが別だとどうしてもコストが高くなって問題が起きた時に設計が悪いのか、施工が悪いのか原因が分からなくなる。メンテナンスなども何処に頼むのかのことを考えれば業者は限られる。

しかしそういった良心的な建設会社ほど潰れてしまって、手抜きの上手い営業上手な新興のマンション業者が羽振りを利かせている。諺に「悪化は良貨を駆逐する」と言うのがありますが、そういう事が建設業界でも起きていて、良心的なところほど潰されて、小泉構造改革で要領の良いところだけが生き残っている。今の建設業界は手抜きをしないと生き残っていけないのだろう。

だから小泉構造改革というのは、会社で言えば仕事を知っているベテランの社員を首にして、その後を若い新人の社員とか派遣社員にやらせていますが、これでは事故が起きないほうがおかしいのですが、そうしなければ会社は生き残れないし、社員の質を低下させて人件費のコストダウンすることで利益を上げるようになっている。しかし問題が起きた時は対応能力が落ちていて会社は潰れざるを得ない。

冒頭に二つのサイトを紹介させていただきましたが、東大阪の建築資材の会社の社長のサイトと現場の建設施工会社のサラリーマンのサイトですが、ネット社会ではこのような現場の情報もわかるようになってきたから、新聞やテレビで分からないようなこともネットでは実情が一般の人にも分かるようになって来た。しかし社長もサラリーマンも忙しくてブログに書いている人が日本では少ない。

私なども不動産業者を代表してブログを書いているようなものですが、全ての根本的な原因を突き詰めてゆくと、政治と行政の悪さが原因になっている。今回の欠陥マンション騒動も政治と行政と業界とが悪のトライアングルを組んで癒着しているのだ。マスコミも業界と癒着しているから業界内部の腐敗は追及できない。頼りになるのはネット情報ぐらいだろう。


◆2005/11/26 (土) ヒューザーが買い戻すと明言の裏 佐藤立志のマスコミ日記
http://www4.diary.ne.jp/user/429793/

●ヒューザーが・・
 小嶋が欠陥マンションを買い戻すと初めて明したが、これは小嶋が破産を検討すると言っていたのと符号する。要は破産する腹をくくったということで、それで何を言ってもかまわないと空手形を乱発したのだ。
 小嶋は買い戻す資金は銀行から借りるといっているが、担保もなしで銀行が融資するわけがない。欠陥マンションを担保にとる銀行があるなら、教えてもらいたい。どう転んでも破綻する会社に融資はしません。
 最後は国、自治体に責任を丸投げして、木村建設、ヒューザーは倒産です。
 今回の教訓は「かつらと手抜きは、すぐばれる」ということw

●疑惑の・・・
 姉歯に仕事を発注していた森田設計事務所の森田所長が水死体で発見された。これで彼に責任をなすりつけるのだろう、あの小嶋は。
●小嶋の演歌カセット落札
 小嶋の演歌カセットは7万1千円で落札された。出品者は小嶋の出身県の宮城なので、小嶋の関係でもらったのではないか。それとも小嶋の関係者が海外逃亡のための資金集めかw
●マスコミがねらう伊藤公介議員と小嶋の癒着
 国土省に圧力をかけた伊藤と小嶋と深い関係があるのではと、週明けにマスコミが一斉に政治資金のチェックに走る。パーティ券を買った程度で、国土省に一緒にいくわけがない。相当、深い仲と考えるのがうがった見方。
「伊藤議員から頼まれた」と小嶋と伊藤との証言と違っているし、伊藤は国土省に一緒に行っているのに「一言も話していない」と役人の言っていることと違っている。
 こういう国民の生命・財産をないがしろにする議員こそが国民にとって抵抗勢力で、とっとと辞めてください。
 それにしても納得しがたいのは、欠陥マンションの居住者に低利で融資する話があるが、一戸建てで欠陥住宅を押し付けられた国民はたくさんいる。そういう人は、個人で裁判やって苦しい思いをしているのに、欠陥マンションの住民にだけ有利な取り扱いをするのは、合点がいかない。
 検査機関が欠陥住宅と認定したら、同じような扱いを公平にすべき。
 それにしても検査機関を民営化するということは、すべて当事者同士で解決しなさい。国は関係ないということ。これは最終的には業者の資力に限界があるので木村建設のように倒産して、逃げてしまえばいいのだ。
 もしこれが国や自治体の検査機関だったら、被害者が百人、千人いてもすべて補償金を払ってもらえる。民営化というのは、実は国は口をだすことがあっても金を出さない仕組みにすり替えただけ。
 生命・財産にかかわることは民営化してはだめということ。

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