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天木直人・メディアを創る ( 12/06) ジャーナリストはどのように情報を得るのか
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投稿者 天木ファン 日時 2005 年 12 月 06 日 15:40:48: 2nLReFHhGZ7P6
 

12月6日ーメディアを創る

 ジャーナリストはどのように情報を得るのか

  ジャーナリストは事実を伝えるのが職務だ。権力者の不正を暴くのが使命だ。しかしその情報をどのようにして得るのか。それがジャーナリストの最大の課題であり、またジャーナリストの力量である。
  たとえば6日の朝日新聞に星浩という編集委員が、「政態、拝見」というコラムで次のような情報を我々に提供してくれている。
 「・・・11月16日の日米首脳会談。日本外交の関係者によると、そこで一瞬、座が静まる場面があったという。(ブッシュ)大統領が北朝鮮の金正日総書記に触れた時だ。『北朝鮮の人権はあまりにひどい。私が金正日を暴君といったことを北朝鮮は批判しているが、私は暴君を暴君と呼んだまでだ』。暴君という言葉が刺激的だという首相側の判断で、この部分は公表されなかった・・・」
 政府が報道関係者にいっせいに公表するいわゆるブリーフィングというものには、本当に重要な情報は含まれていない。従って首脳会談直後のどの新聞にもこのような情報は載っていなかった。政府にとって都合の良い情報や宣伝したい、場合によっては誇張までして発表するのだ。記者はそれをいっせいに報じる。他社に遅れをとってはならないからだ。
 しかしながら本当に貴重な情報は、このように内部の関係者が特定の記者に漏らす話だ。首脳会談から日にちがたってほとぼりが冷めた時に、こういう形で断片的に出てくるのだ。
 そこで次の2点が問題となる。まず漏らす側のほうであるが、もったいぶって漏らすその陰で、「お前にだけは話すから、これをうまく報じてくれ」という思惑がある場合もある。もうひとつの場合は完全な告発で、政府にとって都合の悪い情報をあえて特定の記者に漏らして世論に知らせようとする。この場合は漏らした人物は誰かという犯人探しが行われまた記者のほうも情報源を守ろうとする。
 そこで情報を受け取る側のジャーナリストのモラルが問われる。かつて田原総一郎はテレビの前で「私は官僚から聞いてすべて知っているのだ」などと自慢げに口走っていたことがあった。これなどは私がもっとも軽蔑するジャーナリストの典型だ。このように自らの人脈と影響力を誇示しマスコミ界で幅を利かせようとする連中は、当然のことながら権力と相互依存関係に堕してしまう。権力を本気で批判する言動が出来るはずはない。批判する不利をして、陰で権力者に、「あの程度でいいでしょう。あれくらいは言わせてよ」などと一杯やっているのだ。
 もっとも権力を批判ばかりしているジャーナリストであれば権力側から取材拒否に合い、仲間からもはずされて仕事にならないであろう。情報を直接とれなくなるのはつらい。だからどうしてもある程度は権力側におもねる必要がある。ここがジャーナリストのジレンマであり気の毒なところだ。私は、田原やその他多くのマスコミで重鎮されているジャーナリストを好まない。彼らはマスコミの世界で有名になり、従って金も名誉も手にしようと考える連中だからだ。そもそもその心がけそのものがジャーナリスト失格だからだ。私がこよなく魅力を感じるのは、そのようなジレンマに苦しみながら、ぎりぎりのところで日夜取材を続けている名もない報道関係者である。願わくば彼らがそのうち組織の中で偉くなっていって初心を忘れていくことがないようにと思うばかりである。
 ところでこの記事を書いた星浩編集委員はどんな気持ちでこの記事を書いたのだろうと思う。
 私は拉致問題の解決が一向に進まない最大の理由は、小泉首相が金正日と一番最初の時点で裏取引をした事にあると確信している。すなわち経済協力と引き換えに国交正常化を行うと約束したのだ。これは自分の手柄の為であって、金正日体制がいかに独裁体制であろうとも、強制連行を含めた過去の日本の行為についての認識や反省を感じていなくても(靖国参拝にこだわる小泉首相が過去を反省しているはずはない)、そして拉致疑惑の納得いく解明が出来なくても、国交正常化をする約束をしてしまったのだ。だから何としてでも金正日との関係を絶つことはできない。ピョンヤン宣言を反故にすることは出来ないのだ。
 小泉首相はかつてブッシュ大統領と首脳会談をした時、金正日を好意的に見てくれと説得して一蹴されている。そして今度のブッシュ大統領の発言である。誰が見てもブッシュ大統領の発言が正しい。このタイミングでブッシュ大統領がこのような発言をしたということは、今後の日本外交にとっても極めて貴重な情報である。それを敢えて公表しなかったのは何故か。あくまでも任期が切れるまでに国交正常化を進めたい、そのためには金正日との関係を悪化させたくない、ただそれだけである。
 経済制裁に無関心なのも、拉致家族の叫びに一切耳を貸そうとしないのも、裏で膨大な経済支援を約束したのも、すべて日本国民のため、いや日朝双方の国民の為ではなく、自分の功名心の為だけなのだ。
 星浩編集委員もそのことは百も承知であろう。しかし小泉首相を批判することは決してしない。せいぜい「板ばさみの首相に残された時間は少ない」と暗に批判する程度だ。立場上それも仕方ないとは思うけれど・・・


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