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Re: 前原民主党代表の日中間の対立を激化させるような愚かで幼稚でオソマツな外交(森田実の時代を斬る)
http://www.asyura2.com/0510/senkyo17/msg/769.html
投稿者 gataro 日時 2005 年 12 月 15 日 13:21:13: KbIx4LOvH6Ccw
 

(回答先: 「反前原」なら社民へどうぞ 福島氏、離党の誘い(朝日) 投稿者 片瀬テルミドール夏希 日時 2005 年 12 月 15 日 04:16:29)

2005年森田実政治日誌[506]
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02331.HTML


前原民主党代表の日中間の対立を激化させるような愚かで幼稚でオソマツな外交/前原外交はひどすぎる前原代表への批判の声もあげない民主党員はどこまで無気力なのか

「争気ある者とは、与(とも)に弁ずる勿(なか)れ」(荀子)


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 前原代表はどうかしているのではないか。中国のトップに会えなかったからといって八つ当たりするとは、どういうことか。まるで子どもと同じではないか。
 12月8日付朝日新聞夕刊2面上段の前原民主党代表に関する記事を読まれた方は多いと思う。見出しは〈「中国、領土侵犯の動き」は触れず/米講演から一転 前原氏表現軟化〉。記事を引用する。
 《【北京=河口健太郎】民主党の前原代表は12日、北京の中国外交学院で講演した。中国に厳しい姿勢を見せた8日のワシントンでの講演から一転、「植民地支配と侵略」を謝罪した95年の村山首相談話を引いて「重く受け止める」としたうえで、中国との連携強化の必要性を強調する内容となった。
 前原氏はワシントンでの講演で中国の軍事力を「現実的脅威」と位置づけ、シーレーン防衛の範囲拡大のため改憲も主張した。しかし、北京では「中国を軍事的な脅威だと見なす声が増えている」と表現を和らげ、軍事交流の必要性を指摘。「共通の利益であるシーレーン防衛を、他の沿岸国や関係国とともに共同で行っていく」ことを提案し、ワシントンで語った「中国による領土、海洋権益の侵犯の動き」には触れなかった。
 また、日中間の担当閣僚による戦略対話の枠組みを設け、日米中3カ国の包括対話につなげることなども提案した。》

 米国ではブッシュ政権が喜びそうなタカ派的発言をし、中国へ行っては一転して、違う発言をするとは……。これは政治家として恥ずべきことである。しかし次には一転して中国政府を怒らせるようなことを口にする。不安定である。
 米国でも中国でも日本の野党第一党の代表にふさわしい発言をするのが、真面目な政治家のやるべきことである。前原代表のやり方は、たちの悪い幼稚な政治家のやり方である。

 もう一つの記事を引用する。12月12日付読売新聞夕刊2面右上の記事である。見出しは〈前原代表「中国は軍事的脅威」…北京で講演 政府認識より踏み込む〉。
 《【北京=東武雄】民主党の前原代表は12日午前、北京市内の中国外交学院で講演した。
 前原氏は中国の軍事力について、「17年連続して毎年10%以上国防予算を増やし、増強・近代化を進めている。実際には、中国政府が公表している2倍から3倍の軍事費が使われているのではないかとの指摘もある。特に空軍力、海軍力、ミサイル能力を中心として飛躍的に向上していることに対し、率直に(軍事的な)脅威を感じている」と述べ、懸念を示した。
 日本政府は、中国の軍事力増強について「注目していく必要がある」としているが、「脅威」という表現は使っておらず、前原代表の発言は、これよりも踏み込んだものだ。
 その上で、日本に食糧やエネルギー資源を運ぶシーレーンの防衛について、「日中双方が中東の石油に多くを依存している。共通の利益であるシーレーン防衛を他の沿岸国や関係国と共同で行うことを考えるべきだ」と述べ、中国も加えた多国間での枠組み作りが必要だと訴えた。》

 朝日と読売の報道は対照的である。前原代表に同行した記者の話では、読売が報道した「中国は軍事的脅威」発言は、講演のあとの質問に答えたときに出たそうである。講演はソフトにやり、質問に答えたときにムキになって、対中国強硬発言をしてしまったようである。
 前原代表の「中国は軍事的脅威」発言について、日本外務省筋は「日本政府の見解と違う。日本政府は、米ソ冷戦構造下で『ソ連は潜在的脅威』と言ったことはあるが、『中国は現実的脅威』『中国は軍事的脅威』とは言っていない」として、前原代表の踏み込みすぎの発言と一線を画している。前原代表は日本政府よりも激しく中国を批判したのである。これでは、前原氏は、中国へ喧嘩を売りに行ったようなものではないか。前原氏は野党第一党の代表として小泉首相の対中国対応の欠陥を補う必要があった。だが、結果は、日中両国間の政治面での冷たい関係を、よりひどいものにしてしまった。前原氏は何のために中国を訪問したのか。
 前原代表の米国訪問、中国訪問の二つの野党外交は惨めな失敗に終わった。こんなお粗末な党首で民主党は大丈夫なのか。前原氏は野党第一党の代表にはふさわしくない。ただちに辞職すべきである。

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