http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051007it15.htm

昨年末に公表された国際学力調査結果で日本の子どもたちの読解力低下が判明したことを受け、文部科学省は７日、読解力向上のためのプログラムをまとめた。
　
学校では国語だけでなく、算数・数学や社会など幅広い教科を通じて「読む力」や「書く力」を養成し、新聞を授業で活用する「ＮＩＥ」や「朝の読書」も充実させる。また、家庭でも読解力向上に取り組んでもらうため、普及・啓発活動を進める委員会を新設する。
　
プログラムでは、学校での重点目標として、〈１〉文章や図表を理解・評価しながら読む力〈２〉自分の考えを書く力〈３〉文章・資料を読む機会や自分の意見を述べたり、書いたりする機会――の充実を挙げた。
　
具体的な指導法については、文科省が資料集をすでに作成しており、「星の位置と観察時刻を記録し、星の動きについて、自分の考えを文章にする」（小４・理科）など、各教科で読解力アップを目指す指導法を例示した。資料集は近く全国の小中学校に配布する。

（2005年10月7日23時25分 読売新聞）

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