投稿者 有島実篤 日時 2005 年 12 月 02 日 15:32:37: JnUMLBjEgL1oc
私が運営する事業所で、現在援護している元ホームレス(及びモドキ)は43人です。他に既に自立した5人のアフターも続けています。
そのうち約半分が生活保護の受給者、あとは臨時の仕事を繋ぎながら食いつないでいます。生活保護を受けながら働いている者もいます。生保を受けられない若いホームレスがどんどん増えているのが、最近数カ月間の特徴です。
就労組みの大半は工事現場の作業員か交通誘導のガードマンです。保護課では相談に行った者に、若いんだから働けといって追い返します。しかし、彼らが働くには、まず住むところが必要です。人手不足の時代ならともかく、いま住所不定の男を雇うのはよほど怪しげな会社しかないからです。履歴書や健康診断などの応募費用がかかります。決まれば作業衣などの用意もしなくてはなりません。さらに、給金が入るまでの食費や小遣いも掛かります。保護課では、こういう面倒は一切みないで、この寒空の下に追い返すのです。
北朝鮮の話ではありません、紀宮の持参金が1億5千万とかいっている日本の話です。
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