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ヨルダン政府が独自の調査開始 「食糧のための石油」関連の疑惑で [アルジャジーラ]
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投稿者 white 日時 2005 年 11 月 01 日 18:03:04: QYBiAyr6jr5Ac
 

□ヨルダン政府が独自の調査開始 「食糧のための石油」関連の疑惑で [アルジャジーラ]

 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1468075/detail

ヨルダン政府が独自の調査開始 「食糧のための石油」関連の疑惑で

【アルジャジーラ特約31日】ヨルダンのマルワン・ムアシェル副首相は31日、国連の「食糧のための石油」プログラムにおける不正行為について関係した企業、個人について捜査する意向を明らかにした。先週、公表された国連独立調査委員会(委員長、ヴォルカー元米連邦準備制度理事会議長)は、1990年のイラクのクウェート侵攻後、国連の経済制裁解除に向けてのキャンペーンを助けるため、イラク石油の割り当てを受けるもうけ仕事に、ヨルダンのビジネスマン、ファワズ・ズレイカット氏がからんでいたとしている。

 ムアシェル副首相は「同国連報告書の全部、とりわけヨルダンに関わる部分を調べる」国家委員会を設置すると言明したが、同国政府としては、委員会の結果待ちとして、それ以上のコメントを避けた。

 ヴォルカー委員会は、ヨルダン国内のズレイカット氏以外の人物、さらには鉱業資源省の不正行為を指摘しているが、同省は、国連の暗黙の承認を受けた取引によってイラク産原油を輸入したにすぎないとして、違法取引を強く否定している。

 米国の重要な同盟国であるヨルダンとトルコはイラク石油の主要な受け取り手だった。同報告書は、イラクが中東諸国と取引するのに米国が「寛容」を示していたと述べた。

 ヨルダン王国はこれまでずっと、財政資金に欠ける自国に優待価格でイラク石油を輸入させてもらえるよう、国連に承認を求めて工作していたと主張した。その取引には現金はからまず、ヨルダンはイラクに対して食糧と国連による禁輸品以外の人道的資材を輸出することで相殺していたと説明していた。

 国連安保理は、その承認を与える代わりに、ヨルダンのイラク原油輸入の意向について「留意」するとしたが、同報告書によると、ヨルダンがイラクに石油の代償に出荷した取引や物品について監視する・・・きちんとした努力をしていなかった」。

 ヴォルカー委員会によれば、このことは「ヨルダンがイラクから約60億ドル(48億ユーロ)の石油を獲得するのに十分な名目を提供し」、その額は「食糧のための石油」プログラムの期間中、サダム・フセイン政権の不正な収入の半分以上を占めた。

 サダム・フセインが国連の経済制裁に苦しんでいるイラクの一般国民を犠牲にして、18億ドル(15億ユーロ)を懐にしていた間に、2200以上の企業と個人が契約を手に入れようとしてキックバックや違法な追加金を支払っていたのである。

 同報告書は、サダムがその金庫を満杯にし続けることができたのは、国連のずさんな事業管理に加えて、世界で最も強力な国家が何年にもわたって不正を許してきた過ちによるものだと強調した。

 フセイン政権は経済制裁の解除を求める工作を支援してもらうため、英国のジョージ・ギャロウエー下院議員に対して直接、ないし、その共同事業者であったズレイカット氏を通して、もうけ仕事の1800万バレル分の石油割当を与えていた。ギャロウエー議員は1998年、白血病にかかった四歳のイラク人の少女を助け、かつ、経済制裁に挑戦するために「マリアム・アピール」という慈善団体を設立していたが、ズエイカット氏はその団体に巨額の寄付を行っていた。

 同報告書は、イラク政府当局者の話を引用して、石油の割り当てはギャロウエー氏の経済制裁反対運動に資金を提供することを意味していたとしている。

 ギャロウエー議員は、自分の名前で石油が割り当てられたことを全く知らず、自分に石油を回してくれと頼んだこともないと懸命に否定している。アルジャジーラに対して、同議員は「われわれの目標は、百万人以上の人々を死なせたイラクへの制裁を解除させることだった・われわれは慈善家ではなく、われわれの仕事は政治的なものだった」と語った。

 「われわれの事業におカネを出したのは、アラブ首長国連邦(UAE)の故シェイク・ザイド・ビン・スルタン(アルーナハヤン)大統領、当時、皇太子だったサウジアラビアのアブドラー・ビン・アブドルアジズ国王、そしてヨルダンの実業家、ファワズ・ズエイカット氏の三人だ」。

 「私は、この方々におカネの出元など聞かなかった。皆、非常に著名な人物だし、われわれが目的を達成し、多くのイラク人の命を救うのに、三人の寛大さに感謝したものさ」とギャロウエー議員は語った。

 同議員は、対イラク制裁解除という仕事から利益を得たことはないし、人々の命を救うためにやってきたことについてこれまでも、これからも誇りに思うとも述べた。

 一方、ブエイカット氏は31日、AP通信に対して、自分もギャロウエー議員も「ヨルダンの法律を破ったことはない」として、「私たちは法の下にあるし、国家はわれわれの取引活動を全部、監視している」と述べた。

 同氏は、ヨルダンの国家委員会からの接触はないと述べたが、ボルカー委員会の報告書作成期間に、米国の議会と国連の係官による質問を受けたとと述べた。詳細への言及は避けた。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)

2005年11月01日16時35分

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