★阿修羅♪ > 戦争75 > 1269.html
 ★阿修羅♪
イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2005/11/05 
http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/1269.html
投稿者 white 日時 2005 年 11 月 07 日 22:23:12: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2005/11/05 

 http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/106611801?page=1#106611801

2005/11/07 (月)

--------------------------------------------------------------------
□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□
イラク・レジスタンス・レポート(日本語版)      転送・転載可
  編集・発行 山本史郎 
  webサイト 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□
--------------------------------------------------------------------

         ※ 今日紹介する主な内容 ※

2005年11月5日付
 ◇カイムに米軍の無差別爆撃、水道・電気・学校・モスク・・・
 ◇レジスタンスは指揮を統一、米軍はクラスター爆弾使用
 ◇空爆からの救いを求めてカイム住民が緊急アピール
 ◇国防大臣、「戦士を手当する者は民間人と見なされない」
 ◇タルアファル: 戦闘終結後、レジスタンスは61回の米軍攻撃
 ◆レジスタンスは全土で圧力を強める

--------------------------------------------------------------------
□イラク・レジスタンス・レポート 11月5日 土曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 5 November 2005
--------------------------------------------------------------------
http://www.albasrah.net/en_articles_2005/1105/iraqiresistancereport_051105.htm

◆アンバル州 Al-Anbar Province

◇カイム: 米軍の猛爆、水道・電気・通信網を破壊
US launches savage bombing Saturday afternoon,
striking city water supply, electricity grid and communication networks

 イスラム・メモ  5日午後2時5分 (カイム市内発)

 先ほどイラク・レジスタンスと米占領軍のあいだで激しい戦闘が始まり、
モスクはレジスタンス戦士を勇気づけるために、「神は偉大なり!」と繰り
返し放送した。

 記事を書いている時点で、戦闘はシリア国境近くの市西部に集中している
と通信員が伝えてきた。米軍は送電用の塔と給水施設、通信施設を爆撃し、
レジスタンス戦士が集まっている地域全体が米軍機からクラスター爆弾で激
しい爆撃にさらされている。

 アルジャジーラTVは、米軍と傀儡(かいらい)イラク軍の合同部隊が隣
接するハシバ町に通じる道路をすべて閉鎖したと報道した。


◇住民は米軍の無差別爆撃から逃れるために病院に避難
Families flee to Hospital seeking shelter from ferocious, indiscriminate US bombing

 イスラム・メモ  5日午後3時10分

 先ほど、地元住民は自宅を出てカイム総合病院に避難し始めた。病院なら
米軍の恐ろしい無差別爆撃から逃れることができると思ったのだ。米軍は対
人クラスター爆弾を大量に投下している。

 市内にいるイスラム・メモの通信員は、カイム総合病院の医師が次のよう
に話すのを伝えた−−現在、何十家族もが病院の廊下と玄関広間、そして中
庭に野宿している。彼はまた、避難してきた全員が米軍の空爆を恐れて自宅
から逃げだしてきた者で、病院だと自宅にいるより安全だろうと願ってのこ
とだと語った。


◇カイム住民がアラブ、イスラムと全世界に緊急要請
People of al-Qa’im issue appeal to the Arab, Islamic countries and the world

 イスラム・メモ  5日午後3時30分

 カイム市民の多くは、今も続いている米軍の猛爆を恐れてカイム総合病院
や市郊外の学校に避難しているが、住民たちはアラブ、イスラム諸国と全世
界にむけて救援を求めるアピールを発表した。カイム市住民からの呼びかけ
は、カイムのモスレム(イスラム教徒)に対する十字軍(米軍)の攻撃から
救ってほしいと要請した。

 カイム市のイスラム・メモ通信員は次のように書かれたアピール文書を紹
介した。

 −−慈悲深く慈悲あまねく、神の御名において。「ああ、本当に災厄がわ
たしに降りかかりました。だがあなたは慈悲深いうえにも慈悲深い方であら
れます。」(コーラン第21章83)

 −−ムハンマドの子どもたちよ、神の安堵と祝福はその者たちに、すべて
のモスレムに、神が「一体」と呼ぶ者たちのうえにあらんことを。今日、私
たちはイード・アル・ファトルを祝すときを迎えているのに、田園地帯と住
民たちを全滅させ子どもたちを殺害する十字軍の攻撃にさらされています。
今日、十字軍は私たちをあらゆるところで攻撃してきました。彼らは「テロ
と戦う」と言ってはカイム市を攻撃し、殺害と破壊、恐怖を与えては無力な
人々への実力行使と暴政を自慢しています。この都市には十字軍以外にはテ
ロリストはいないのです。この不幸な都市に住む私たちは、今日の夜明けか
ら頻発している流血の事態を停止させるよう、イスラムの兄弟とアラブの民
のために皆さんが、力を尽くすことを訴えます。

 −−アラブおよびイスラム諸国の為政者には、私たちを助けるために(占
領勢力に)緊急に働きかけることを要請します。イスラム世界の人々が私た
ちを助けるために各国の指導者に働きかけることを求めます。この爆撃が日
没まで続くなら、私たちの1人として明日を迎えられないでしょう、女性も
子どもたちも。

 イスラム・メモ通信員は、この手書きのアピール文を受けとると、印刷用
に公式にタイプされる前に自分でタイプし、報道機関に提供した。いずれに
しても、カイム市にはイスラム・メモの通信員以外には1人の記者も報道ス
タッフもいないのだ。

 イスラム・メモはすべての通信社と報道各社に対して、イスラム・メモの
報道記事が信用されなかったタルアファルの事態を再現してはならないと要
請した。


◇レジスタンス戦士が治療を受けた家の女性と子どもは、
 「民間人とは見なされない」−−イラク国防大臣
Women and children in homes where Resistance fighters receive medical help
“will not be considered civilians” -- “Iraqi Defense Minister”

 イスラム・メモ  5日午後4時48分

 先ほど、米国が任命した「イラク国防大臣」ドレイミは、イラク国民、特
に米軍の猛攻を受けているカイム住民に対して、新たな警告を発した。ドレ
イミは、レジスタンス戦士がカイム市を攻撃しているアメリカ軍と戦ってい
ることを理由にして、レジスタンス戦士に協力し匿(かくま)っている者を
脅迫した。

 アメリカ軍が展開している「スチール・カーテン(鋼のカーテン)作戦」
は「テロリスト」(イラク・レジスタンス戦士を指す)を狙ったものだ−−
国防大臣が語った。しかしドレイミは、レジスタンス戦士に隠れるところや
避難場所を提供した者は、米占領下のイラクでは「テロとつながっている」
と見なされるので、その家であれ家族であれ米軍機の攻撃対象とされるほか
ないだろうと述べた。

 イラク人であれ他のアラブ出身者であれ、またザルカウィ・グループであ
れ他のグループであれ、レジスタンス戦士を助けたり、援助したり、ケガの
治療をしたりするカイムおよび周辺地域の家族は、「テロ」への協力者とし
て扱われる−−ドレイミが述べた。米国に任命された国防大臣は、「テロリ
スト」の拠点となっている家で殺される女性と子どもは、誰であれ民間人と
は見なされないと補足した。

 ドレイミはこの警告を報道陣の前でおこなった。彼はさらに、「以前にも
言ったように、市内の病院と周辺地域の病院をわれわれが支配することにな
ったあと、もしテロリストを助けたり、治療をほどこしたりしたことが判れ
ば、そうしたカイム市の民家は女性と子どももろとも破壊されるだろう」と
言いはなった。


◇米軍は公式発表の3倍の規模
 カイムのレジスタンスは長期・耐久戦に備えて指揮を統一
US forces reported to be three times larger than officially announced
Resistance unites under single command in preparation for long, hard battle

 イスラム・メモ  5日午後7時20分

 カイム市を四方から包囲する米占領軍とイラク軍の兵力は、米占領当局と
傀儡政権が公式に発表した数よりもはるかに大きな規模である。

 同市の東、北、西にそれぞれ配置されたイスラム・メモの通信員たちは、
イラク・レジスタンスの偵察と情報収集によると、攻撃に加わっている兵力
は公式発表の3倍だと報じた。

 情報提供者たちは、市の周囲には3編成の部隊が観察されたと話した。そ
れは海兵隊第72旅団、特別奇襲作戦部隊、突撃師団である。また市外には
傀儡イラク軍3個大隊も配置されていた。このような性質と規模の部隊配置
は、カイム市民とイラク・レジスタンスに、戦闘は長期の耐久戦になるとい
う印象を与えた。

 市内にいるイスラム・メモ通信員は、現在市内に集まるすべてのレジスタ
ンス・グループが戦闘期間中は単一の指揮のもとに団結していると伝えた。

 カイム市の幾人かの前線指揮官は、部隊の統一はアメリカ軍の攻撃をはね
返すための実用的措置だと話している−−通信員が報告した。よく知られて
いるように、イラクの諸都市におけるレジスタンス活動の責任は、通常の軍
事作戦においては、それぞれに異なるレジスタンス・グループのあいだで分
担されているが、大規模な戦闘においては、各勢力は単一の司令部のもとに
団結する−−指揮官たちはこう説明した。

 大規模な戦闘が展開されている特定の都市では、最も大きく最も活動的な
レジスタンス・グループの指揮下にさまざまなレジスタンス・グループが団
結するのは正常なことなのだ。それはファルージャとジョルフ・アッ・サフ
ル、タルアファルでもそうだった。

 5日午後7時40分の速報では、イスラム・メモは米軍攻撃機が市の西部
および北部で激しいミサイル攻撃を開始したところだと伝えた。また米軍戦
闘機F16とF18がクラスター爆弾と誘導ミサイルを使って市内を無差別
に爆撃している。


◆ニネベ州 Ninwa Province

◇タルアファル: 戦闘終結後、レジスタンスは61回の米軍攻撃
Resistance mounts 61 attacks on US and Iraqi puppet forces
since end of Battle of Tall ‘Afar

 2005年9月22日に暗殺されたサリム・ツマハ記者の後任となったタ
ルアファルのイスラム・メモ通信員は、5日、次のようにレポートを送って
きた−−イラク傀儡軍のある大尉は、地元住民の協力を得てアメリカ軍が市
内に入ったという傀儡知事の最近の発表を否定した。

 匿名(とくめい)を求めたイラク軍の大尉は、アルアファル市民が市内で
アメリカ軍を助けているという主張はまったくのウソだとイスラム・メモに
語った。この情報提供者は、それが一笑に付すほどのウソっぱちであると話
し、米軍と傀儡イラク軍は真相がまったく異なっていることを承知のうえだ
と付けくわえた。

 大尉によると、「その男(知事)と彼のウソがあまりに恥知らずなので驚
いている。市内のすべての者は真実を知っており、同市はまだわれわれの駐
留を拒絶している。そればかりでなく、彼ら(市民)は爆弾をしかけ待ち伏
せ攻撃の用意をする武装した男たちに協力している」という。

 イラク軍の大尉はさらに、「先週は、14歳にもならない少年が泣きなが
ら駆けよってきて、助けてくれと言う。道路の反対側に彼を追ってくる者が
いるというのだ。俺たちは彼を信用したが、その道路に向かったところ、俺
たちパトロール兵のそばで爆弾が破裂し、7人が殺され4人がケガをした」
と話した。

 「背景を調べてみると、レジスタンスが待ち伏せの準備を整えたので、そ
の少年は俺たちをダマしてその道路に移動させたことが判った。今も俺たち
は事件のさなかに逃走した少年を捜している」と彼はつづけた。

 事態は傀儡イラク軍兵士の士気をひどく損なうものとなった。その大尉は
イスラム・メモに、「俺たちはイード祭の初日(3日)、40人の兵士に休
暇を出したが、今にいたるまで戻ってきたのは8人だけだ。タルアファルに
は戻って来ないと思っているよ」と話した。

 タルアファルの戦闘が終わって以降、61回かそれ以上のレジスタンスの
攻撃、仕掛け爆弾、自動車爆弾、ロケット弾攻撃、迫撃砲攻撃、狙撃があっ
た−−地元住民の証言をイスラム・メモが報道した。これは傀儡知事が米軍
の支配するメディアに語った内容を否定するものだ。知事はタルアファル市
民が米軍による奪還作戦に協力したと語っていた。


◆アンバル州 Al-Anbar Province
 ◇シカク: レジスタンスがシリア国境近くで米軍ヘリ撃墜
 ◇ファルージャ: 傀儡軍パトロールを待ち伏せ攻撃
 ◇ラマディ: レジスタンスが米軍ワッラル基地を砲撃
 ◇ラワ: レジスタンスの自動車爆弾が米軍検問所を爆砕

◆バグダッド Baghdad
 ◇南部田園地域の農道で、爆弾が米兵を襲う
 ◇サイイディヤ: 米軍キャンプを迫撃砲で猛攻
 ◇レジスタンスへの「鋼のカーテン」作戦開始を発表

◆サラハッディン州 Salah ad-Din Province
 ◇ドジャイル: 爆弾が米軍輸送車列を襲い米兵志望
 ◇サマラ: 米軍パトロールをレジスタンスが待伏せ攻撃
 ◇シャラカト: 米軍車列そばでレジスタンスの爆弾炸裂

◆バビル州 Babil Province
 ◇ユスフィヤ: 傀儡軍パトロールをレジスタンスが待伏せ

◆ディヤラ州 Diyala Province
 ◇ウザイン: 傀儡軍の車列をレジスタンが襲撃
 ◇ブフリズ: 傀儡軍の拠点をレジスタンスが攻撃

◆ニネベ州 Ninwa Province
 ◇タルアファル: 戦闘終結後、レジスタンスは61回の攻撃

◆バスラ州 Al-Basrah Province
 ◇スンニ派を狙って宗派偏向の大量拘束


--------------------------------------------------------------------
□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□
イラク・レジスタンス・レポート
 日本語版:http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
    イラク情勢ニュース(URUK NEWS)の重要な構成部分です。
 英語版:http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
    Iraqi Resistance Report : 
    Translated and/or compiled by Muhammad Abu Nasr,
    member, editorial board, the Free Arab Voice 
 イラク情勢ニュース URUK NEWS
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/
 メール宛先: uruknewsjapan@ybb.ne.jp  
□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□
--------------------------------------------------------------------
 このメール・マガジンは『まぐまぐ!』からの発行です。
 読者登録/解除は右から http://www.mag2.com/m/0000169265.html

 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ       HOME > 戦争75掲示板



  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。