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10/06 16:56 イスラエルへ、思い複雑 イランで暮らすユダヤ人 共同
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投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 10 月 08 日 21:10:15: eahs5MlcSyO0.
 

10/06 16:56 イスラエルへ、思い複雑 イランで暮らすユダヤ人

 イスラエルと激しく敵対するイラン。しかし、ここにもユダヤ人
は暮らしている。テヘラン市内のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)を訪
ねると、両国の平和共存を願うユダヤ人たちがひっそりと祈りをさ
さげていた。そこには、長年住み慣れたイランへの愛着と、ユダヤ
人国家イスラエルへの複雑な思いが交錯していた。
 「イスラエル? 住みたくないよ」。テヘラン中心部のユセフア
バド地区で織物業を営むダニエル・ダウードプルさん(31)に聞
くと、こんな答えが返ってきた。「イラン政府はあらゆる便宜を図
ってくれるからね」
 イランに住むユダヤ人は一九九六年の調査では約一万三千人。国
教であるシーア派イスラム教徒の約六千万人に比べ、圧倒的少数派
だ。
 イスラム教徒は、ルーツを共有するユダヤ教やキリスト教の信徒
を「啓典の民」と呼び、その信仰を尊重してきた。ダウードプルさ
んの娘は学校で、イスラム教徒向けの宗教の授業中は、別室でヘブ
ライ語の授業を受けているという。
 「イランが故国」と言うダウードプルさんに尋ねてみた。もし、
イランとイスラエルが戦争を始めたら、戦うのか?
 「難しい質問だ。平和に共存してほしい」。こう言うと口をつぐ
んだ。
 車の中で礼拝の時間を待っていた男性(71)は七九年のイラン
革命の翌年にイラン・イラク戦争が始まると、妻と息子を英国に送
り出した。それ以来、電話で話はするが、会っていない。
 「住む国を変えるには年を取りすぎた。わたしはテヘラン人であ
り、イラン人であり、そしてユダヤ人だ」。自らのアイデンティテ
ィーをこう順位付けた。
 この日はユダヤ教の安息日である土曜日。約二十人が、神への敬
意を表すために着けるキッパという丸帽子をシナゴーグの入り口で
かぶり、中に入っていった。
 夫と息子とともに礼拝を終えた主婦ショーレーさん(25)はで
きることならイスラエルに住みたいという。「イスラエルには私た
ちの聖地がたくさんある」
 しかし国交のないイスラエルへの道は遠い。「近い将来、米国と
の関係は良くなるかもしれないけど、イスラエルは望みがないわ」
。ショーレーさんはあきらめの表情を浮かべた。(テヘラン共同=
渡辺雅弘)
20051006 1656
[2005-10-06-16:56]

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