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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2005/12/21,22
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/106785819?page=1#106785819
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集＆発行 山本史郎／イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2005/12/24 (土)
※ 今日紹介する主な内容 ※
２００５年１２月２１日付
◇米軍がイラクの傀儡（かいらい）「内務大臣」を逮捕
２００５年１２月２２日付
◇米軍機がカイムの民家を爆撃、７人死亡
◇米軍の大部隊と車両がシリア国境に展開、理由は不明
◇ファルージャ総合病院長： 化学兵器による患者は６３例
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□イラク・レジスタンス・レポート １２月２１日 水曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Wednesday, 21 December 2005
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http://www.albasrah.net/en_articles_2005/1205/iraqiresistancereport_211205.htm
◇米軍がイラクの傀儡（かいらい）「内務大臣」を逮捕
US forces arrest Iraqi puppet “Interior Minister”
せっかくの「選挙」が大げさに実施されたにもかかわらず、占領下のイラ
クを本当に支配しているのは誰かを示すかのように、米軍は２１日朝になっ
て、イラク傀儡政権の「内務大臣」バヤン・ジャブル・スラフを逮捕した。
彼は親米的シーア派の偏向した宗派主義勢力であるバドル・旅団の現役司令
官である。
イスラム・メモの通信員は次のような証言を独占情報として報じた−−こ
のたびの逮捕は拷問（ごうもん）調査の過程でおこなわれたものであり、拷
問は「内務省」および他の政府組織によって広い範囲で実行されている。
最近、「内務省」によって管理されていた秘密監獄がバグダッド市内のジ
ャディリヤその他の地域で発覚し閉鎖された。このたびの逮捕は、ハリルザ
ド駐イラク米国大使がスラフを激しく非難した翌日におこなわれたものだ。
イスラム・メモの通信員は、「内務省」幹部から逮捕についての公式見解
を得ようとしたが、それは不可能で、スラフ逮捕のニュースが流れたあとの
「内務省」内の状況を混乱していると表現した。
イスラム・メモの通信員は後に２１日午後２時３０分の速報において、バ
グダッドの内務省に勤務する中佐による匿名の証言として、スンニ派イラク
人の拷問事件に内務省が関係していたという米軍情報に関する疑惑のために
スラフが逮捕されたと報じた。
この中佐の話によると、スラフは４人の側近とともにイラク最大の米軍基
地となっているサダム国際空港に連行されたという。この将校はイスラム・
メモに、スラフは米国大使ハリルザドによる出頭命令を拒否したあとに逮捕
されたと述べた。占領下イラクにおける実際上の権力は米国大使にある。
クドス・プレスは、スラフへの逮捕命令はチェイニー米副大統領から出さ
れたと報道した。チェイニーは１２月１８日（日曜）にバグダッドを電撃訪
問した。
クドス・プレスはグリーンゾーン内部の情報提供者による次のような証言
を伝えた−−米軍の特殊部隊が「選挙」前日にあたる１２月１４日にグリー
ンゾーン内にある「内務大臣」の事務所を急襲した。この情報筋によると、
その時、彼個人の関与が確定していたので、秘密監獄と拷問に関して米軍が
スラフを尋問したという。しかし選挙期間は、スラフはそのようなレポート
を公式に否定していた。
これに先立って、傀儡の「イラク内務省」は市民からの苦情を処理する部
局を閉鎖し、その部局を「人権局」と置き換え、その任務は内務省の秘密監
獄に関連する事件を追うことになるだろうと発表した。クドス・プレスは、
人権局長ラド・ムハンマド准将が「内務省」治安部隊員による人権侵害に関
して５０件の苦情を受け取っていると報道関係者に語ったと報じた。ムハン
マドはその全部について調査中だと話した。
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□イラク・レジスタンス・レポート １２月２２日 木曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Thursday, 22 December 2005
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http://www.albasrah.net/en_articles_2005/1205/iraqiresistancereport_221205.htm
◆アンバル州 Al-Anbar Province
◇米軍機がカイムの民家を爆撃、７人死亡
US warplanes blast family home in al-Qa’im, killing seven civilians
イスラム・メモは２２日午後２時５５分の速報において、米軍の戦闘爆撃
機がイラク西部シリア国境に近いカイムにある民家を攻撃したと報じた。
カイム在住のイスラム・メモ通信員は、アメリカ軍機が７人家族の住む民
家をミサイルで攻撃したとレポートした。同通信員に話をしたカイム病院の
医療関係者によると、今回のアメリカ軍の攻撃によって家族全員が殺害され
た。医師は、これまでに瓦礫（がれき）の下から５人の遺体が掘り出された
が、さらに２人に遺体がまだ埋もれていて、捜索作業が今も続けられている
と話した。
◇米軍の大部隊と車両がシリア国境に展開、理由は不明
US masses troops, vehicles along Syrian border for reasons unknown
イスラム・メモは２２日午前１１時２０分の速報において、２２日の明け
方、イラク西部カイム地域のシリア国境沿いに、米軍の大部隊の展開が実施
されつつあると伝えた。
イスラム・メモの通信員は、イラクとシリアの国境沿いにある無人の荒地
に米軍車両と兵士が大規模に派遣されつつあるという国境地帯から来た旅行
者の証言をレポートした。
ある目撃者は、国境の向こう側には肉眼でも立哨のシリア兵を見ることが
できる地域にアメリカ兵が派遣されたと話した。
シリア国境へのアメリカ兵の派遣理由について、イスラム・メモ通信員は
さらなる詳報を得ようと試みた。イラク軍第１旅団のある将校は、同通信員
の質問に対して、その理由が判らず、イラク国境を警備する旅団の司令官も
何も対処してないと語った。この将校はアメリカ軍の動きにイラク軍の司令
官自身も驚いているが、理由は２〜３時間内に明らかになると期待している
と説明した。
◇ファルージャ総合病院長： 化学兵器による患者は６３例
Director of al-Fallujah General Hospital: 63 cases of illness
２００４年１１月から２００５年１月まで続いた第２次ファルージャ戦に
おける米軍のが化学兵器使用に関して、国際的な範囲でさらに多くの報道が
現れてくるなか、ファルージャ総合病院長のムハンマド・アブダッラー医師
はイスラム・メモとの独占インタビューに応じ、この６ヶ月の間に彼の病院
は米軍の化学兵器および細菌兵器にさらされた６３例の患者を受け入れたと
語った。
アブダッラー医師は、その疾病はガンから神経失調、進行性の視力低下、
内臓の炎症まで幅広い症状を示していると話した。医師の話によると、これ
らのすべての症例が世界で初めて記録される型のものだという。
イスラム・メモの通信員は、今では真実だと認められたが、米軍が化学兵
器と白リンを使ったと伝えた最初の報道機関がイスラム・メモだったが、当
時、米軍の指揮官はそのような報道の全部を完全に否認していたと書いた。
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オリジナル（英字）：
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース（URUK NEWS）のコンテンツです
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/
メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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