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”コソヴォにもグアンタナモ” EU委員の告発(レップブリカ紙)〜CIA秘密監獄
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投稿者 kamenoko 日時 2005 年 11 月 27 日 03:12:51: pabqsWuV.mDlg
 

”コソヴォにもグアンタナモ” EU委員の告発(レップブリカ紙)〜CIA秘密監獄

 EU政府の人権責任者Gil Robles ル・モンドのインタビューで
 「Pristinaの米軍基地にイスラムテロリスト容疑者が拘束されている」

バルカン半島にミニ・グアンタナモ。 雪に覆われたコソヴォの山奥にある
’GITMO(グアンタナモ)’の亜流。 鉄の檻に照りつけるカリブの太陽はない。
しかしロケーションは正反対なれど、恥ずべきことに他のすべては’本部’と
同様だ。「キャンプBondsteelで、鉄格子の柵に囲まれた小さな木造小屋を見た。 
オレンジの服を着せられ、このカプセルに閉じ込められた拘束者が15から20人
ほどいた」 とル・モンドに語るのはUE人権委員会Alvaro Gil Robles氏。

ベトナム時代に作られた海外最大の”米軍基地の総本部”との類似は、星条旗の
監獄つき。 拘束者は鎖で繋がれていないようだが、「多くの者が座っていた。
隔離牢に閉じ込められている者もいた。 髭を生やしている者、コーランを
読んでいる者もいた。 看守の女性米兵は、グアンタナモの任務を終えてきた
ばかりだと私に語った」。

この訪問は、EU委員がNATOのKforから”権限外”つまり国際法規の外の逮捕者が
出たとの報告を受けた02年に遡る。 上官のMarcel Valentin仏軍将校を伴って
のことだったが、同将校自身も「秘密拘束者の状態に不快感を表明していた」。

Gil Roblesはそれ以上だった。「ショックを受けて、翌日このような拘束方法を
中止し、施設を解体するよう要請した」。 この要請は03年に確約をもって
受け入れられたが、誰も、彼自身もチェックに出向かなかった。CIAの”ブラック
サイト”が話題になると、3年間保留されていた小屋の記憶が甦ってきた。
世界に点在する、米国情報局員がテロ容疑者を拘束尋問している”存在しない場所”
が非難の嵐に見舞われると、埃が取り払われて甦った。 ミラノでピックアップ
されたアブ・オマル師のように、彼らも誘拐されたに違いない。

Pristinaから数キロの、兵士6千人が暮らす300へクターの米国属州で何が起きた
のか? バーガーキングが近くにあることから住宅地のような錯覚を起す緑のテント、
鋭利な棘付きのワイアーの束で囲われた場所の中での人権は、任意選択となって
いるようだ。

「多くの質問が残されている」 Gil Robles。 ”特別送還”容疑者を出生国に送って
拷問にかける途中の寄港地として使われたのだろうか? もしくは秘密の監獄なのか?
理論的にNATOの管理下にあるあの場所は、実際どう判断されるべきなのか。
Gil Roblesは、当時そこで4人の北アフリカ系男性を目撃した。

彼らが逮捕された理由を問うと、単刀直入に返ってきた。「治安」
しかし02年にBritish Helsinki Human Rights Groupと共にコソヴォを訪れたオクス
フォード大学オリエルカレッジのMark Almondからは、さらに強力な証言がある。
その年の2月、イギリスの週刊誌New Statesmanに記事を寄稿し、対テロ戦争の
”コラテラル ダメージ”を告発。そこには無自覚で逮捕に協力したイタリア国防省
警察も準主役として登場する。 2人の亡命イラク人と欧州人、男性3人が逮捕され、
一晩尋問された後にキャンプBondsteelに5週間隔離された。

証拠不十分で釈放なら結果良しとも言えるが、「ボスニアから連れて来られた
アルジェリア人は、釈放の数日前に地元司法機関の見解に反して X線キャンプ、
グアンタナモに送られた」 とAlmondは書いている。 ブリュッセル(EU)は
答えを求めている。 「欧州内に秘密監獄が存在する証拠は一切持っていない」
独紙シュピーゲルで委員会広報が発言したが、西側情報局高官は同じ紙上で
それを打ち消した。「そのような場所が存在するのは知っているが、詳細は
極秘に保たれている」。 調査は始まったばかりだが、ギアは上げられた。

 05年11月26日

http://www.repubblica.it/2005/k/sezioni/esteri/guantakosovo/guantakosovo/guantakosovo.html

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