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CNNからhttp://www.cnn.co.jp/usa/CNN200511270010.htmlより引用
イスラム武装勢力の遺体焼却で米兵４人を懲戒
2005.11.27
Web posted at: 17:04 JST
- CNN
（ＣＮＮ） 米中央軍司令部は２６日、米兵がアフガニスタンで死亡したイスラム武装勢力の遺体を焼却し、これについて旧政権タリバンを嘲笑するような内容を拡声器で流した問題について、兵士４人を懲戒処分にしたと発表した。
米兵によるタリバン兵の遺体焼却は、オーストラリアのテレビ局がその映像を放送したことで表面化した。テレビ局の放送映像は、アフガン南部で駐留米軍の兵士２人が、メッカの方角を向いたタリバン兵２人の遺体を焼く様子や、米軍が拡声器でタリバンに対し、遺体を回収して戦ったらどうだなどと嘲笑する様子を映していた。
放送後の米軍発表によると、これは９月３０日にカンダハル州グムバド地方であった駐留米軍とタリバン兵との戦闘後の出来事で、１０月１日に映像だった。
アフガニスタン駐留米軍のカミヤ司令官は記者会見で、遺体が焼かれた１０月１日当日、現場カンダハルの気温は摂氏３２度を超えており、兵士たちはタリバン兵の遺体腐敗を防ぐために火葬にしたと説明。「遺体を冒とくしようとする意図はなく、あくまでも衛生上の判断だった」と強調した。
司令官はさらに、戦死した戦闘員の遺体を「衛生上、あるいは宗教上の理由で」焼却することは、ジュネーブ条約で認められていることで、今回のことは犯罪行為には当たらないが、火葬を禁じるイスラム教の決まりに無神経な行為だったと指摘。不適切な判断を理由に、兵士２人に懲戒処分を下したと話した。
また拡声器でタリバンを挑発した心理作戦部隊の兵士２人にも、同様の処分を下す方針という。
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