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□英国人ら人質4人の処刑を10日まで延期 イラクの武装組織 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1537725/detail
英国人ら人質4人の処刑を10日まで延期 イラクの武装組織
【アルジャジーラ特約８日】イラクの武装組織「正義の剣旅団」は７日、中東の衛星テレビ、アルジャジーラの放映したビデオテープを通じ、拉致した英国人ら男性４人の処刑を「１０日まで延期する」と明らかにした。同旅団は４人を８日に処刑するとしていた。
ビデオテープに映っていたのは拉致されたと思われる４人のうちの２人。白色のアラブ民族衣装姿で、鎖の付いた手錠をはめられていたが、顔は映されなかった。画面には、２本の剣が交差している同組織のマークも出ていた
４人は、非政府組織（ＮＧＯ）「クリスチャン平和推進者団」（ＣＰＴ）メンバーのカナダ人ジェームズ・ローニーさん（41）、同ハーミート・シン・ソーデンさん（32）、米国人トム・フォックスさん（54）と英国人ノーマン・ケンバーさん（74）で、１１月２６日にバグダッド市内で拉致されたとみられる。
「正義の剣旅団」は１１月２９日、アルジャジーラのテレビ放映を通じ、４人の拉致を明らかにするとともに、米国およびイラクで拘束されている全員が解放されなければ、４人を「８日に処刑する」としていた。
一方、４人が所属するＣＰＴの幹部、サンドラ・ラデベスさんは７日、拉致を犯罪としながらも「実行犯たちを非難することはしない。人間の尊厳を尊重し、４人の人質を直ちに解放してほしい」と訴えた。
ストロー英外相も同日、「４人は全員が平和を広める活動家たちで、イラク人の救済活動を行っていただけだ」と述べ、武装組織に４人の解放を求めた。
さらに、アルカイダとつながりがあるとして英国内で拘留中のヨルダン人のイスラム指導者、アブ・カタダ師もこの日、中東向けテレビ放送の中で、政府の政策を口実に罰を与えてはならないとした上で、「同胞たちよ、４人のキリスト教徒たちは平和運動家であり、われわれの信じる慈悲の精神に基づき、４人を解放してほしい」と呼び掛けた。
英当局によると、アブ・カタダ師は欧州地域におけるアルカイダの精神的指導者という。（翻訳・ベリタ通信＝志岐隆司）
2005年12月09日03時38分
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