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あいかわらずのブランド信仰というか東大カルトみたいですね。
でも外国に出たら、「東大?どこ?」って感じで、東京にある大学ぐらいにしか思われない。かくいう私も17歳頃は受験勉強を日本で必死にやって、やっとこさ国立大に入ったものの遊んでばかりいてとにかく卒業したけど、本当の大学生活は海外に出てからでした。当時は4年生大学出たって女性に就職先がなくって、入った大学は男ばっかりだったからトイレを女子用に急遽増やさなければならない時代だったけどね。
で、こっちのエリート、特に渉外弁護士みたいに国際間の問題扱う弁護士クラスだと、名刺にエール出なんてわざわざ書いたりしてる人もいて(いやみーとか思うけど)こっちのブランド信仰もすごいものです。だけど、エール出なんて書いてあると、スカル&ボーンズかもしれない、とか逆効果になっちゃうんだけどね。こういう米国有名大学のブランドの強さはネットワークにあって卒業証書よりも重要ではないという感想を抱きます。
まあ、息子達の高校生活見てると、とくにスイスなんて大学少ないから小学校の友達の中で大学まで行った人は10分の一。高卒、中卒ですぐ就職するのはざらだし、校長先生も勉強嫌いな子まで大学行く必要ありません、というスタンスでした。連邦大学しかないし私立がない小さな国ですから、国民の税金で勉強したい人なら勉強させてあげる、という感じなので、1年ごとにできないのははねられて、卒業できる人間もすくないし、大学出たからって、就職斡旋事務所があるわけでなし、全部個人の努力次第。誰も、面倒見てくれませんしね。その代わり年間の学費は1000フラン。10万円ちょっと。だけど時々、学費を値上げしないと財政負担が大きすぎるという議論が出てきていますね。
子供がアメリカの大学に行きたがってた頃は、やめさせるために説得するのが大変でしたけど、今思うとそれでよかったと思う。本当にある専門を追及するというスタンスならスカラーシップを取って自力で自分の人生を切り開くための留学なら進めるけれど、ただただアメリカへの憧れで行っても無駄だ、と説得しました。