(回答先: 犬：[動物霊] 投稿者 イヌリン 日時 2006 年 2 月 14 日 14:38:54)

四聖獣:[霊獣・聖獣・式神]
安倍晴明が使役したとされる、十二天将の内、四方を司る霊獣。
陰陽道で最も有名な式神である。
五神:[玄武][青龍][白虎][朱雀]/[勾陣](黄龍)

従神:[黒龍][雷鳥][金蜃][焔獣]

関連:[十二天将]

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詳細
京都の四方を守護する霊獣(聖獣)。（下記、文献や掲示板抜粋で一覧を掲載）
蒼龍(青龍)：東方を守護し、春に現れるといわれた龍。五行の[木]を司る。
百獣(白虎)：西方を守護している白い虎。五行の[金]を司る。
朱雀：南方を守護し、鳥類の長たる聖獣。五行の[火]を司る。
玄武：北方を守護し、海の神とも呼ばれている。五行の[水]を司る。

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黄龍(勾陣)
中央を守護している。五神の中で最強と言われる聖獣で五行の[土]を司る。麒麟と黄龍は互いに同等の力を持っている。中国では麒麟がその位置を取って変わったという文献があるようだが、日本における十二天将として京都を守護しているモノは違う。黄金に輝く蛇である勾陣が中央を支えているのである。勾陣と黄龍が同じ存在であるかどうかはわからないが、黄金の蛇であることから、同等の種なのであろう。
●四聖獣ならび五神の面白い特徴●
五神の特徴はその外見が非常に面白い。もちろん内面もだが、一般的に捉える種とは全く違う存在なのである。玄武は亀と蛇の合成獣のような姿をしているが、亀でも蛇でもない。青龍は青くない上に、正体は人間であるがゆえ、普段は人の姿をしている。龍には違いはないのだが、人が龍神化したのが青龍であって生来の龍ではない。白虎は古い文献では百獣と書かれており、その容姿も虎とはとても似つかわなく、むしろ獅子を連想させる。朱雀は孔雀のようで孔雀ではなく、鳳凰のようで鳳凰ではない。ややこしい事に朱雀には霊的には[朱雀もどき]という存在も居る。黄龍とされる勾陣は黄金の蛇。龍ではない。龍と蛇は境目が難しいのでさして突っ込むところではないのかもしれないが…。
●昔は四聖獣が四方の護りではなかった？●
現在の四方の護りは朱雀、玄武、白虎、青龍とされているが、昔は青龍、白龍、赤龍、黒龍、黄龍の５龍神が護っていたらしい。そして時代の流れと共に、この５龍神は龍王に格下げとなり、朱雀、白虎、玄武が取って変わったとの事。理由は不明。ただその名残で玄武の従神に黒龍、白虎の従神が金蜃であったりするらしい。

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