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一昨日から、駆け足でタイでした。
今日から、国王の在位６０周年記念で、船のパレード見学に招待されてます。
現存する王位の最長で、各国国王（天皇は主賓です）だと聞いたので、一番大事にしているスーツと靴を持参しました。
ところが！
閣議が、急に役所も会社も休みにして（いきなりです）、国民全員、「黄色い服」を着ろ！とのお達しです（笑）
ええええ〜〜！！！！！
聞いてない！
とにかく全員黄色のＴシャツとかポロシャツで、そんなのないよ！
急いで探しても（コンビニでも売っているのですが）、俺のサイズなんてない！（涙）
友人が探して持ってきてくれるそうですが、なかったら恥ずかしい人になっちゃいます。
とにかく、国王の人気を再認識しました。
凄いです。
そして、昨日の夜便で、今朝日本に着いたのですが、昨日のタイの国民的お祭りから突然タイムスリップした感じです。
一番のクライマックスは１２日だそうで、日程変えれれば良かったのですが、そうも行かず昨日だけでした（その前日は仕事の駆け込みでした）。
それで昨日ですが、友達が用意してくれた黄色いポロシャツ（国のマーク入り）、結構貴重なバッチを付けて会場に行って来ました。
凄い人数だったのですが、友人の車は船着場まで行ける特権で、歩く仏要はありませんでした。
大きな船で、船内はエアコンもあり、立食で、船の上にスタジアムのような階層つきの椅子になっていて、いよいよ国王の船の行進（国王は乗ってない最終リハーサル）で、伝統的な音楽と共に、古式な船の行進を見学し、川向こうに燦然と輝く王宮、その前に上で書いた国のマークになる噴水。
川に流されたおびただしい灯篭が流れ、幻想的な美しい催しでした。
最後の、皆で蝋燭を立て、立ち上がった国歌斉唱、続いて国王と王妃を称える歌、そしてタイの万歳である「チャイ・ヨー」の合唱。
「チャイ」に合わせて全員で「ヨー！」
「チャイ」「ヨー」、「チャイ」「ヨー」、「チャイ」「ヨー」
これはテレビとかラジオでも流れて、その場の人たちだけでなく、国中至るところで、同時に「チャイ」「ヨー」が叫ばれたのです。しかも黄色い服で（笑）
帰りの広場は、もう歩行者天国の様で、そこを縫う様に車で帰ってきました。
時間があったら、そこに居たかった。
他の友人に聞いたら、繁華街でも、「こんなに人がいたっけ？」と思われるほど、みんな道に出て、「チャイ」「ヨー」、「チャイ」「ヨー」、だったそうです。
俺はこんなに自分の国を好きな人たち知りません（笑）
また本当に、国王を尊敬していると言うか、愛してますね。
これが日本なら、もっと厳かな行事でしょうが、タイの方々は明るく、超巨大お祭りです（笑）
現実問題を言えば、このお祭りの後、きっと大きな政変が起きると思われます。
国王に皆助けを求めるでしょうし、彼も応えるでしょう。
しかし、もう８０近い方で、彼の子供達は、１人の娘を除いて、尊敬されていません。
特に皇太子は、完全に嫌われています。
美しい国です。
この頃は中途半端にお金持ちで、例えばＯＤＡとか円借款の対象国ではないですし、俺の主観では東南アジアの首都だと思っています（地方格差は日本の比じゃないけど）。
たぶん、生涯係わって行く国なのかな？
PS:あれだけの国家的行事なのに、日本ではニュースにもなってないんですね（涙）
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