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フロッピー集団奇談 [論談・目安箱]
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投稿者 white 日時 2006 年 6 月 05 日 13:24:18: QYBiAyr6jr5Ac
 

□フロッピー集団奇談 [論談・目安箱]

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フロッピー集団奇談 − 其の弐
(平成18年06月05日)
投稿者:  冷泉 文恵

 世の中は、独断と偏見、誤解と曲解に満ちている。
その中で、大きな誤解の一つに、 「将棋のプロ棋士は頭が良い」 というものがある。
確かに、棋力に関しては、凡人は遠く及ばない。 PCでいうなら、メモリー5G、HDD容量500GB程度の性能を見せるのが、プロ棋士が描き出す局面である。 しかしながら、将棋以外の能力はフロッピー2枚程度、プロ棋士の側面がそれである。
それは、当然と言えば当然だ。 年がら年中、将棋盤に向かって、パッチンパッチンやっている人間に、過分な残容量が有るはずもないのである。
造化の神様は、一人の人間の容量を、若干の相違は有っても同程度に設定されたという。 例えば、横綱・朝青龍。彼の全容量を1升とすれば、相撲に消費するのが9合8勺。 残りの2勺で、土俵外の諸行を賄っているのである。
2勺の容量しかない人物に、横綱に相応しい言動を示せ云々の苦言を呈するのが横綱審議会という老人団体。 しかし、無理なものは無理、何と言われようと朝青龍は、自身の道を行く以外に方策はないのである。
将棋指しも同様に、勝負を生業とするのだが、相撲と違っているのは、勝敗の片をつけるのが脳味噌であること。 そこが、とんでもない誤解を生じさせる原因となった。 「さぞかし、全てに通じる天才なのでしょう」 と、考える阿呆マスコミが、少なからず現れたのである。
株式投資や人生相談、それに国際情勢、哲学、宗教、宇宙論、そういった分野でも、天才性を発揮するに違いないと思い込んだのである。
それでも、大多数の棋士は、身の程をわきまえている。 『単なる将棋バカでござんすから ・・・・』 と、過剰なマスコミ要求を退けたものなのだ。
ところが、間違いと気違いは、四方八方に存在する。 容量を遙かに超すマスコミ要求に、ホイホイと乗ったのが米長邦雄という三角野郎である。 経済のケの字も知らない将棋指しが、経済誌の株式投資コーナーを受け持った。
【NTT株が1千万の大台に到達するのは時間の問題 ・・・・】 の戯言が、プロ棋士のお告げとして、有り難がられたのが90年代、バブルたけなわの頃である。
その他にも、人生の生き方を講釈したり、将棋に於ける宇宙観といった、アインシュタインも真っ青になるような講演まで行った。 フロッピー2枚にしては、大したものだと思うのだが、内容が空疎なら、フロッピーにもある程度のファイルは納まるのである。
この米長フロッピーに目を付けたのが、小説を書く以外の能力は、フロッピー3枚程度の石原慎太郎東京都知事。 小説フロッピーは、将棋フロッピーに親近感を抱いたのだろう。 なんと、東京都の教育委員に任命したのである。 独断と曲解は愚劇を産む、その一例が以降の粗筋となる。
石原というフロッピーに、都の教育委員という、ビッグな職を与えられて米長邦雄は舞い上がる。 『俺は、ものすごく偉いんだ』 の言動を露骨に示すようになる。 そして、全ての学校に日の丸を揚げろ、子供たちに君が代を歌わせろと喚き始めたのである。
その挙げ句が、園遊会の席で、天皇陛下に向かい、 『日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます』 の、発言となったのである。 こう言えば、陛下から、お褒めのお言葉を頂戴できると信じ込んでいた節がある。
将棋で言うところの、 「勝手の読み」 というヤツである。 仮に陛下が、 『そうですか、頑張って』 とでも言ったとしたら、米長教育委員の暴走は、とどまることを知らなかっただろう。
ところが、陛下のお言葉は、 『強制ではないのが望ましい』 という理に適ったものだった。 すると、陛下のお言葉が終わらぬ内に、 『イヤー、良いことを聞きました』 と、小馬鹿にしたような返答をしたから日本国民は驚いた。 当然ながら、非難囂々の嵐が起こる。
と、同時に、米長という将棋指しは、とんでもない馬鹿であることを国民は認知したのである。
しかし、それから間もなくして、日本将棋連盟という社団法人は、奇怪極まる現象を見せることになる。 陛下に無礼を働いた上に、満天下に馬鹿を晒した人物を、連盟の最高責任者、会長に選出したのである。
将棋以外の能力は、フロッピー2枚程度しかない人間の集合体が日本将棋連盟。 都の教育委員という威光の前に、フロッピー一同、等しくひれ伏したのである。
今から、十年以上も前になるが、棋界の太陽という尊称を持つ、中原誠永世十段のスキャンダルが週刊文春に掲載されたことがある。 そのネタを文春に垂れ込んだのが、誰あろう米長邦雄であることを、将棋界に関わる人々は、常識以前のことと認識している。
なぜ、その様な筋悪な一手を、米長が指したのか。 それは、同じ時節に、米長の女性スキャンダルが週刊新潮で大きく扱われていたからである。 そこで、局面を打開するため、自分が女にした内弟子の林葉直子と、中原の不倫事案を利用しようと考えた。
幸いなことに、新潮のライバルである文春には、米長を天才だと信じ込んでいる編集者がたくさんいる。 「将棋界の恥をさらすのは忍びないが、実は中原と林葉は ・・・・」 の、米長ソースに飛びついたのである。
結果、中原・林葉愛憎劇は世間の耳目を集めることにる。 と同時に、米長スキャンダルは、マスコミの興味外に追いやられたのである。
誰しもが、目を背けるような醜手を平然と指す。日本将棋連盟というフロッピー集団が、米長を畏れる理由がそれである。
米長の術中に填った中原だが、連盟副会長として、米長会長の手足、将棋で言えば手駒となって働いているのが、今日この頃の将棋界事情。 名人戦を、毎日から朝日に移すという、埒外な一手を思いついた米長の指示通りに動いているのである。
いわば二人は、下世話で言うところの穴兄弟。 この穴兄弟が、日本将棋連盟のツートップを形成する。
フロッピー集団ならではの奇観と言えよう。


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