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JMM [Japan Mail Media]  「イスラエルとアメリカ政治」 冷泉彰彦 
http://www.asyura2.com/0601/bd45/msg/312.html
投稿者 愚民党 日時 2006 年 7 月 30 日 19:43:01: ogcGl0q1DMbpk
 

                             2006年7月29日発行
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JMM [Japan Mail Media]                No.385 Saturday Edition
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                        http://ryumurakami.jmm.co.jp/
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  ■ 『from 911/USAレポート』第261回
    「イスラエルとアメリカ政治」

 ■ 冷泉彰彦   :作家(米国ニュージャージー州在住)

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 ■ 『from 911/USAレポート』第261回
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「イスラエルとアメリカ政治」

 ライス国務長官は7月24日の月曜日に、戦争下のレバノンの首都ベイルートに
「サプライズ」訪問を敢行したと思うと、その日のうちにイスラエルに飛び、パレス
チナの暫定政府のあるラマラにも立ち寄った上で、水曜日のローマにおける中東危機
に関する国際会議に臨みました。

 戦争の初期には、重い腰を上げないライス長官に対してメディアは批判を浴びせま
したが、さすがにベイルートにまで乗り込んだとなると、その強い印象のために「重
い腰」という過去は水に流されてしまったかのようです。では、そんな行動力を持っ
たライス長官が「仕切った」ローマ会議では、停戦へ向けて議論が進んだのでしょう
か。

 結論はノーでした。平和維持のための派兵をどうするか、というような議論もある
にはあったのですが、結果的には即時停戦は成立しませんでした。この時点でイスラ
エルは、レバノン南部に地上軍を展開して「白兵戦」に突入しており、ヒズボラの拠
点を破壊して幹部を全て殺すと宣言しています。

 結果的に、ローマ会議はこのイスラエルの姿勢を黙認する形となりました。開戦か
ら2週間を経て、イスラエルによるレバノンへの空爆、ヒズボラによる「カチュー
シャロケット」のイスラエル北部への乱射は益々エスカレートする一方で、地上戦闘
も激しさを増しているのにも関わらず、当面は両者の間に割って入る動きはありませ
ん。

 国連のアナン事務総長は、開戦直後から「即時停戦、その後に対話を」という姿勢
で一貫して、こちらもブレはありません。ですが、アメリカが「イスラエルに目的を
遂げさせる」という姿勢を露骨にし続ける中で、アナン事務総長の影響力は限られて
しまっています。ローマ会議の直前には、イスラエル空軍による国連の停戦監視施設
への空爆という事件があり、カナダ、中国、オーストリア、フィンランド各国の国連
職員が殺されています。

 ですがこの事件も、少なくともアメリカでは国連への共感を呼び起こすことにはな
りませんでした。惜しまれるのは、アナン事務総長が「切れて」しまって、間髪を入
れずに「明らかに意図的だ」と言ってしまったことです。イスラエルから当然のよう
に「残念な事件だが、真相は調査中。意図的などというのはもってのほか」というコ
メントが出ると、事件の真偽は政治に化けてしまったのです。そして、その政治化の
キッカケをつくったのは、爆撃当事者のイスラエルではなく、証拠もなしに断定をし
たアナン事務総長ということになってしまいました。

 こんな無茶苦茶が通るというのは、他でもありません。ボルトン国連大使を送り込
んでいるブッシュ政権が「国連軽視」という態度を明らかにしているからです。では、
アメリカの世論はどうなのでしょう。先週この欄でお話ししたように、アメリカのT
Vメディアは比較的公平にベイルートの惨状や、ヒズボラが民心を得ている理由など
を放映しています。世論は、これを受けて中東情勢を公平に見ているのでしょうか。

 必ずしもそうではありません。26日に発表されたNBCと「ウォールス・トリー
ト・ジャーナル」の連合世論調査では、今回の中東紛争においてイスラエルに親近感
を感ずると答えた人は54%に上り、アラブ側と答えたのは11%に止まっています。
では、世論はブッシュ政権のイスラエル支持政策でまとまっているでしょうか。この
あたりの心情は複雑です。

 同じ調査によると、ブッシュに対する「大統領支持率」は39%と低いままですし、
イラク政策に関しては34%しか支持していないのです。またイスラエルにシンパシ
ーを感じる層が多数である一方で、イスラエルが圧勝して事が簡単に終わるという見
方をしている人は少ないのです。この戦争が「中東全域に広がって大規模な戦争にな
る危険」を感じている人が53%、大戦争にはならないだろうという人は34%に止
まっています。

 興味深いのは同時に調査された「アメリカの将来への展望」の結果です。80%の
人が「アメリカは誤った方向に進んでおり、長い目で見ると衰退してゆく」としてい
るのです。もっと具体的に、自分の子供の世代ではどうかというと、こちらも69%
の人が「今より悪くなっているだろう」と答えています。

 勿論、世論調査の対象になった人は、それぞれの質問に対して直感的に答えている
だけなのかもしれず、だとすれば大げさに解説するのは控えた方が良いのかもしれま
せん。ですが、数字だけを見ると、ブッシュのイラク政策は誤り、だが今回の紛争で
はイスラエルに共感、その中東紛争は拡大する恐れがあり、その中で長期的にアメリ
カは衰退する、そんな「悲観論」を多くの人は抱えているように見えるのです。

 そんな中での「イスラエル支持」というのは一体何なのでしょう。もしかして世論
の深層には「中東は平和になった方が、アメリカは繁栄し、自分たちの次世代にも希
望を与えることができる」という無意識の思いがあるのかもしれないのですが、それ
でもベイルートで空爆を続けるイスラエルを支持する心情には何があるのでしょうか。

 まず、アメリカ社会におけるユダヤ系の存在感ということがあるのでしょう。金融
界や映画産業などで活躍するユダヤ系は、確かにアメリカの中で大きな存在です。そ
の多くの人は、イスラエルの強硬な軍事政策には反対する、つまり穏健ユダヤ系だと
はいえ、その穏健ユダヤ系の人にせよ、その周囲の人にせよ、実際にイスラエルの住
宅地に「ロケット弾」が飛んで来る、そして明らかにイスラエル対ヒズボラの戦争が
起きているということとなると、イスラエルを支持してしまうのは自然な流れです。

 もう一つは「セプテンバー・イレブンス」の影響です。米国本土でのテロ被災とい
う事件を受けて、ブッシュが「反テロ戦争」を宣言した際に、アルカイダと並んでヒ
ズボラは「邪悪なテロ組織」という決めつけがされていました。これに「イランの原
理主義者がバックにいる」とか「カチューシャロケット乱射」というイメージが重ね
られています。その結果として、「ヒズボラ=悪しきテロリスト」というブッシュの
言い方が通ってしまっています。

 では、ヒズボラが戦闘に入っており、その敵であるイスラエルをアメリカが支持し
ているということで、アメリカ本土がテロに狙われるという恐怖感はどうでしょう。
先週お伝えしたように、そうした観点での報道はありますが結論としては「大丈夫」
というのが普通になっています。この間、特に「テロ警戒体制のレベル」が引き上げ
られたということはありません。今回の紛争に関するアメリカ国内への直接的な影響
としては、レバノンに取り残された旅行者の安否問題が取り上げられるだけです。

 そんな曖昧な理由であるにも関わらず、世論がイスラエル支持で固まっている背景
には、政治の問題があります。他でもありません。ブッシュ政権に対して対決色を強
めている民主党が「イスラエル支持」でまとまっており、現在の戦闘に関しても「即
時停戦」に賛成していないのです。

 民主党と言えば、確かにブッシュのイラク政策には批判的です。今でも舌鋒鋭く
「アメリカのイラク政策の破綻」を指摘し続けており、先ほどご紹介した世論調査結
果にもそれは現れています。「開戦は誤り、米軍は早期に撤兵すべき」と言っている
ことにも変わりはありません。イラク政策だけを見れば、民主党はハト派であるよう
に見えます。

 ですが、その他の軍事外交政策に関しては違うのです。少しでもブッシュの政策に
「ゆるみ」があると、そこを突いてゆくのですが、場合によってはブッシュよりタカ
派的な姿勢も目立つようになってきています。今週、民主党は中間選挙の運動方針を
発表しましたが、その政策の柱は安全保障だというのです。そしてブッシュ政権より
「スマート」で「タフ」な政策を売り物にしようというスローガンを掲げています。

 では「スマートでタフ」というのはどんな政策なのでしょう。例えば今週には、イ
ラクのマリク首相がアメリカを公式に訪問し、上下両院合同での議会で演説をすると
いう場面がありました。これに対して、民主党は協力的ではありませんでした。色々
と難癖をつけた揚げ句、数名の議員は演説の傍聴をボイコットするありさまです。

 ボイコットという激しい手段に出た一部民主党は、マリク首相がブッシュの傀儡で
統治能力に欠ける、あるいはイラク国民の意思を代表していないからボイコットした
のではありません。マリク首相が、一連の記者会見の中で「テロリストのヒズボラに
同情的」だったのが不穏当だというのです。ハワード・ディーン民主党全国委員長
(元大統領候補)に至っては「マリク首相は反シユダヤ」という言い方で非難するあ
りさまなのです。

 ディーンの「反ユダヤ」というのは、夫人がユダヤ系のために親ユダヤ的な言動を
期待されてしまうディーンの特殊事情もあるのでしょうし、そもそも民主党というの
はトルーマン、ケネディ、ジョンソン、クリントンなどの政権がそうであるように、
親イスラエルという性格が強いのです。また議員の出身選挙区によっては、シーア派
のイラク首相なんて信用できない、というような威勢の良いことを言いたくなる場合
もあるのでしょう。ですが、それにしてもマリク首相の演説をボイコットするという
のは異常です。

 この異常さ、特に「漠然と強硬なことを言いたがる」姿勢というのはどこから来る
のでしょう。それは政治的な弱さなのだと思います。民主党は、国際協調とか国連の
尊重などといった原則を貫くだけの力量を失って、党利党略で党勢を拡大する路線に
傾いているのではないでしょうか。

 党利党略の中身は二つあります。一つは、ブッシュの失策はとにかく叩くというこ
とです。もう一つは、世論の不安感情に訴えるということです。イラクが行き詰まれ
ばブッシュを叩き、テロの防止策で手抜かりがあれば叩くというのは、一見すると政
権に対する健全なチェックなのですが、しっかりした世界観に支えられた政策ではあ
りません。そうした底の浅さを強硬な言葉でごまかしている、それが最近の右傾化し
た民主党ではないでしょうか。

 その混乱ぶりが現れているのが、コネチカット州の予備選挙でしょう。11月に行わ
れる中間選挙での上院の改選議席をめぐって、民主党の候補者選びは無風のはずでし
た。この議席は、ジョー・リーバーマン議員が何度も守ってきたポストで、今回も当
然候補はリーバーマンに一本化されるはずでした。リーバーマンといえば、2000年の
大統領選挙を副大統領候補としてゴアとコンビを組んだ大物です。春ごろから、ネッ
ド・ラモントという無名の実業家が立候補してきたのですが、完全に泡沫扱いされて
いました。

 ですが、ここへ来てラモント候補には勢いがついきており、世論調査では逆に現職
を劣勢に追い込んできています。ラモント候補の運動は露骨でした。「リーバーマン
はイラク開戦を支持したからブッシュと同列だ」と言って「リーバーマンの顔がブッ
シュに変化するCM」をTVで流してみたり、「ブッシュと抱擁するリーバーマン」
に大きくバツ印をつけたバッチを配ったり「リーバーマンの右傾化」へのバッシング
を続けたのですが、その効果は絶大でした。

 ラモント候補は「私がリーバーマンに疑問を持ち始めたのは尊厳死の問題でブッ
シュを支持したからだ」とも言っており、自分こそ真正のリベラルでリーバーマンは
「隠れ保守」だと言わんばかりです。ですが、この問題には複雑な事情があります。
リーバーマンは敬虔なユダヤ教徒なのです。そして、穏健ユダヤ系として民主党内で
尊敬を得てきた人物でした。

 どうやらラモント候補の快進撃の背景には、人種の問題があるようです。アメリカ
社会では、ユダヤ系の人に対して「あなたはユダヤ系ですね」などと必要もないのに
言うことはありません。本人が自分から言うこともないのです。今回の選挙戦でも、
お互いに「ユダヤ」とか「イスラエル」という言葉は一言もありません。そんな中、
ラモント候補がリーバーマン候補の「尊厳死反対」をことさらに問題にするところに
は、宗教保守を叩くのと同じ感覚で敬虔なユダヤ教徒への距離感を「隠されたメッセ
ージ」として世論に送っている、そんな見方も可能でしょう。

 この予備選挙は泥仕合の様相を呈しており、リーバーマンは予備選敗北の場合は11
月の上院議員選では無所属からの出馬も示唆しています。分裂選挙となれば結果的に
共和党を利する可能性があり、そこまでしてでもブッシュの軍事外交政策に固執する
となると、これは政治的にはある種の変動を示しているようにも見えます。イスラエ
ルが中東で強硬になる中、そのイスラエルを支持するアメリカ側の受け皿が、民主党
から共和党に移ってゆく流れになるからです。一方で、ラモント候補の快進撃の背景
には、リベラル層の「イスラエル離れ」の兆候を見ることができるように思います。

 その深層には今回のイスラエルによるレバノンへの激しい空爆という問題もあるの
でしょう。あくまで世論の奥にある無意識の流れとしてですが、都市型の民主党支持
層には即時停戦をしないイスラエルへの疑問は広がっているのではないかと思います。
世論調査の数字には出ないものの、NBCやCNNによるレバノンでの戦災報道に対して特
に圧力も抗議もないというのは、いかに政治的にはイスラエルを支持していても、そ
れが人々の心に訴えるものがあるからだと思います。

 ある意味で政治のプロともいえるクリントン夫妻は、この隣の州のドタバタに対し
て神経を尖らせています。同僚議員として、リーバーマンを突き放すことはできない
一方で、肩入れが過ぎるとリーバーマンと同じ「右傾化批判」を浴びる危険がありま
す。そこで、ヒラリーは「自分の選挙戦が忙しいから応援に行けない」と逃げて、ダ
ンナのクリントン前大統領がリーバーマン陣営のテコ入れに行っています。ですが、
そのビル・クリントンも「仮に予備選に負けたら、自分としてはあくまで民主党候補
を支持せざるをえない」となかなか微妙なポジションの取り方をしているのです。

 ブッシュ政権の側はどうでしょう。今回のレバノン情勢に関する限り、ヒズボラを
「テロリスト」と決めつけたら一切妥協せず「テロリストとは交渉しない」としたり、
イスラエル軍による空爆と掃討を放置、いや間接的に支持したり、その姿勢は一貫し
ています。またイラクからバース党支配を除去すれば、人口比でシーア派が浮上する
のは当然としてマリク政権を後押ししているのも、効果的とは言えないものの政策と
しては筋が通っています。

 そのように個別に見ると、やっていることにそれぞれ理屈はつくのですが、問題は
全体像です。イスラム世界全体に対して、「その文化的誇り」を傷つけているという
点に関しては全く無頓着ですし、そもそもイスラムとどう共存してゆくかという世界
観はないのです。世界観といえば、仮にリーバーマンなどの敬虔なユダヤ系が共和党
の側にシフトしてきた場合に、それを理解する土壌はどうでしょう。共和党にあるで
しょうか。政治的にはあるでしょうが、世界観としてはこちらも難しさが残ります。
共和党の草の根にはユダヤ系に対する違和感や無理解はまだまだ根強いからです。

 一言で言えば、民主党も共和党も哲学を失いつつあります。哲学の新鮮で応用の利
く部分は衰え、党派性に乗っかって敵味方を分ける感性だけが残っている、そんな感
じすらあります。ですから、パッチワークのように自分の味方を増やしたり、敵の失
策をあげつらったりしている、極端に言えばそんな党利党略に陥っていると言って良
いのでしょう。対イスラエル政策の動揺は、アメリカ政治の混迷と脆弱さを良く示し
ていると思います。同時に、その脆弱さのために、アメリカは当面イスラエルを説得
することもできないでしょう。

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冷泉彰彦(れいぜい・あきひこ)
作家。米ラトガース大学講師。1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大学
大学院(修士)卒。著書に『9・11 あの日からアメリカ人の心はどう変わったか』
『メジャーリーグの愛され方』。訳書に『チャター』がある。
最新刊『「関係の空気」 「場の空気」』(講談社現代新書)
<http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498444/jmm05-22>
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JMM [Japan Mail Media]                No.385 Saturday Edition
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【発行】  有限会社 村上龍事務所
【編集】  村上龍
【発行部数】128,653部(2005年8月1日現在)
【WEB】   <http://ryumurakami.jmm.co.jp/>
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