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慧眼に敬服します。《「ユダヤ教徒を民族・人種にしてしまった」のはナチスである!》
http://www.asyura2.com/0601/bd45/msg/651.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 8 月 30 日 19:14:05: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: ナチス最大の罪とは何か? 投稿者 たかす 日時 2006 年 8 月 30 日 12:08:00)

慧眼に敬服します。《「ユダヤ教徒を民族・人種にしてしまった」のはナチスである!》


たかすさん、冴えてますね。

《収容所のユダヤ教徒の犠牲者を「ユダヤ人」にしてしまったことがナチス最大の罪ではないだろうか。》

その通りだと思います。慧眼に敬服します。

ただ一つだけ、「ユダヤ教徒」という言葉ですが、実際にはいわゆる「ユダヤ人(Jews)」のかなりの部分は宗教的な意味での「ユダヤ教徒(Judaists)」ではありません。この点だけが引っかかるところですが、しかし、たかすさんが使われた「ユダヤ教徒」を『ユダヤ教を信奉する集団およびその構成員の血統である人間たちが作っていたゆるやかで漠然とした集団』という意味で理解しました。


先日私が訳したイズラエル・シャミールの著述の中にあるJew、 Jews、 Jewish People、 Jewry、 Judeo-などの表現の間にある関連と違いは非常に分かりにくく、特に日本語でそのニュアンスの違いを翻訳することは、実際にはほとんど不可能でしょう。
(参照)
http://asyura2.com/0601/holocaust3/msg/298.html
『米国:あるユダヤ国家』(イズラエル・シャミール著)全文和訳、第2回

次の投稿では、上記拙稿からその一部を引用しました。(ご覧のことと思いますが。)
http://asyura2.com/0601/bd45/msg/613.html
「ナショナリズム」は、『国家群を縦走する別次元の国家』に対する視点を欠くため虚構にならざるを得ない

ここでシャミールは“Jewry”について説明していますが、これは非常に重要なポイントだと思います。これは実体として存在している共同体(国家と同様に共同幻想としての実体)であり、私はとりあえずこのような実体を《地図上の「国家」ではなく、もうひとつの「国家」、「国家の内なる国家」であると同時に、「地図上の国家群を縦走する、国家の外なる国家」を形作るもの》と表現しておきました。おそらく「Jewry(ユダヤ)」というものはこのような性格を持つものだと思ったのです。

シャミール自身はJewですが、このJewryに対しては非常な嫌悪感を抱いているようですし、彼だけではなく、ギラッド・アツモンやヘンリー・マコウ(メイコウ?)など、いわゆる反体制派のユダヤ人たちも同様です。非ユダヤ人たちもこの辺を十分に理解しておかなければならないと思います。Jews「ユダヤ人」とJewry「ユダヤ」は、重なりながらも別物だ、ということです。

注意しなければならない点は、そのJewryが必ずしも「ユダヤ教徒が作る共同体」ではない、ということです。イスラエルの指導者たちやシオニズムを形作ってきた者達は、宗教的な意味での「ユダヤ教徒」ではないからです。多くの場合彼らは無神論者でありシナゴーグに行く習慣を持ちません。また実際にイスラエル国民および米国に住むユダヤ人の大多数は宗教には無関心であると言われます。
(参照)
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/900.html
和訳連載:シオニスト・イスラエルからの内部告発――共産主義とファシズムの国(2)

ユダヤ教は普通英語ではJudaismですが、困ったことにこれが宗教としてのユダヤ教を指すものなのか、Jewsの持つ伝統的な生活習慣なのか、Jewryをまとめるための非宗教的イデオロギー(ユダヤ主義)なのか、全く判然としないのです。

おまけにアシュケナジムとセファラディムの別(厳密に言えば古代からギリシャや中東に定住していたユダヤ教徒たちは「セファラディム」とは別のカテゴリーになる)があります。

さらにこれにSemit-が入るんですね。これは「セム族の」ということなのでしょうが、明らかにアシュケナジムのことではないはずです。ところがいつのころからかユダヤ教徒およびユダヤ教徒ではないJewsすべてに対する敵対感にAnti-Semitismという言葉が使われ始めました。

現在ではこれがAnti-Zionism(反シオニズム)やAnti-Israel(反イスラエル)などとごちゃ混ぜになって、さらにはこれが「陰謀論」「ネオナチ」「ホロコースト否定」さらには「人類の敵」(?)と一緒くたにされて、政治的に大いに利用されまくっています。

このAnti-Semitismという用語が意味不明(=解析不能)なだけに、マインド・コントロールの道具として非常に都合よく使われるのでしょう。つまりこのAnti-SemitismはJewryにとって実に素晴らしい政治的な道具であるわけです。

これほどにあいまいでいい加減な、おそらく定義不能な集団のあり方をJews(ユダヤ人)、Jewish People(ユダヤ民族)にしてしまったのは、たかすさんのおっしゃるとおり、ナチスなのですね。そしてそれが世界中の非ユダヤ人ばかりでなくJewsたちの中にすら非常に深刻な分裂を作ってしまいました。

先ほどのイズラエル・シャミールの著作から引用します。

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【前略、引用開始】

ここにパラドクスがある。ユダヤ人の(Jewish)指導者はユダヤ(Jewry)をステルス・ジェット機のようであるように望んでいる。あるときあなたはそれを見るが次の瞬間には見えない。爆撃を受けるときにどこにも高射砲は無い。彼らは言う。「それはヒトラーが言ったことだ」、あるいは「それはあの偽書であるユダヤ長老の議定書の作者が発明したものだ」と。そして彼らはイスラエルの建国宣言にもまたそれが書かれていることを言い忘れる。イスラエルは実際に「ユダヤ民族の国家(the State of the Jewish People)」として描かれている。そしてそれが、目に見える(そして国境線に囲まれた領地を持つ)ユダヤ(Jewry)の部分として不相応な注意と影響を引き付けている理由なのだ。それが、テル・アヴィヴの大使としての地位が各国の外交官としてのキャリアにとって最も高く最も望ましいものであることの理由となっている。「ユダヤ民族(the Jewish People)」というコンセプトは国際法の中でユニークな認識を受けた。それはユダヤ民族(the Jewish People)が1950年と1991年に、現在のドイツによって遺言の無いユダヤ人たちの残余資産の受取人であると宣言されたときだった。イスラエルの刑法は、ユダヤ人個人、その健康、生命、財産および尊厳に敵対する行為を行った地球上に住むあらゆる人間を裁いて罰することを許可している。たとえそのユダヤ人がイスラエル国家と何らの関係も持たない場合でも同様である。

【後略、引用終り】
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この「the Jewish People」がJewsをたくみに欺いてイスラエルに利益をもたらす道具であることが説明されています。そしてそれを可能にしたのがナチスなのですね。まさにナチスこそが「ユダヤ人」「ユダヤ民族」そして「イスラエル」の『創造主』といえます。(ただし絶対善の神としてではなく絶対悪の悪魔としてですが。)

また、以上のようなことから、日本などで何の定義もせずに「反ユダヤ主義」などという言葉を気楽に使う連中を、私は全く信用していないのです。そのような連中が極めて政治的に、プロパガンダを具体化する道具として動いているからです。

以上です。

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