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「私は無実潔白だ」植草一秀氏(6)〜(8)・(まとめ) [livedoor・PJ] 7/28〜8/03
http://www.asyura2.com/0601/bd45/msg/999.html
投稿者 乃依 日時 2006 年 9 月 24 日 22:36:24: YTmYN2QYOSlOI
 

(回答先: 「私は無実潔白だ」植草一秀氏(2)〜(5) [PJ] 7/22〜7/27 投稿者 乃依 日時 2006 年 9 月 24 日 22:32:00)

「私は無実潔白だ」植草一秀氏(6)


都内でPJのインタビューに答える植草一秀氏(撮影:小田光康)
【PJニュース 07月28日】− 「私は無実潔白だ」植草一秀氏(5)からの続き。


◆マスコミへの公表

─ マスコミに発表されたのはいつですか。
「結局拘留になって、12日(月曜日)にマスコミ発表がされました。『本人は全面的に認めている』というウソの発表です。これはわたしが、11日(日曜日)に全面否認したから発表したのです。なぜなら、もともと警官は犯行を認めれば罰金だけでマスコミ公表はしない、否認すればマスコミ発表と言っていましたから」

─ 警察の発表によってどうなりましたか。
「11日(日曜日)にわたしは人権侵害だと主張して全面否認したにもかかわらず、警察はわたしがすでに容疑を認めているとして発表しました。世間の人はマスコミ発表されたために、わたしが否認に転じたと思っている人が多いのですが、実際は、わたしが否認したから、警察がマスコミ発表したということです」

◆犯行の容認と否認

─ 警察側は植草さんから調書を取った段階で犯行を認めたと思っていませんか。
「取り調べの調書では『のぞこうとした』で、検察に送られた送致書では『のぞいた』という内容で違っていました。(4月)8日から10日にかけては、わたしは『のぞこうとしたという形で調書を作るのは構いません』と同意しました。それは、あの状況において交渉に応じたということで、『その方向で進めてください』という形を取りました」

─ 結果として「のぞこうとしたことを認めた」ということになりませんか。
「わたし自身はのぞこうともしていませんし、のぞいてもいません。その時点で、いろいろと提示された条件の中で、処理せざるをえなかった状況でした。わたしが犯罪事実を『認めた』ということではまったくありません。示された選択肢の中で、最も被害が軽微であると考えられるものを選択しただけです。10日(土曜日)にその話が覆されて、だまされたことに気づいて戦うことを決意したということです」

◆マスコミ報道と選択

─ 人権侵害と感じながら、98年の事件と今回について「交渉の中の選択」を選んだのはなぜですか。
「結果的に見て、98年も今回も間違ったと非常に後悔しています。ただし、短期的利益と長期的利益を考えたとき、その場の状況で選択を迫られたとき、どちらがより正しいかを問われれば、筋を通したほうがより正しいと思います。1度目にそうした選択をしなかったことが、悪い面で影響をしてしまった」

─ 正しい選択が分かっているのになぜそうしたのですか。 
「不本意ですけど、そうした選択で大きな被害がまぬかれた経験がありましたから、それが重なったわけです。外から見れば、『どうして認めてしまうのか』と問われましても。日本の風土も考えて、本当に無実を訴えて、戦う人もいますが、その犠牲も計り知れません。全然関係のない家族親族も巻き込んでしまうこともあります」

─ 逮捕されるという感じに対しての恐怖感はありましたか。
「98年の場合でも、『認めなければ逮捕だ』と言われ、いったいどこまで、どうなるのか予測がまったくつかない世界に足を踏み込んでしまうという不安と、公表されなければ認めてしまって、とりあえずそこから逃れるという気持ちは起こるものだと思います。正しい、正しくないでいえば、正しくないとわたしも思います」

─ 98年の事件後、有名になってからも、日ごろのリスク管理を怠ったのですか。
「今考えれば、非常に無防備ではあったと思います。政権批判などして圧力を受けたりしましたが、このような戦前の思想統制のようなことがまかり通るとは、まったく想定外でした。現代国家としてこのようなデッチあげ逮捕は許されないことだと思います。警察の恐喝とも言える利益誘導に応じてしまったことを今は後悔しています。人を信用しやすい自分の性格が災いしました」【続く】


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「AAA植草一秀氏を応援するブログAAA」
「植草一秀氏は無実だ:植草一秀氏情報」 (最終弁論要旨の要約を含む)

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「私は無実潔白だ」植草一秀氏(7)


都内でPJのインタビューに答える植草一秀氏(撮影:小田光康)
【PJニュース 07月29日】− 「私は無実潔白だ」植草一秀氏(6)からの続き。


◆控訴をしなかった理由

─ 自らの潔癖を訴えるためになぜ控訴しなかったのですか。
「法廷の正義に信頼を置いて、外での発言を控えて活動をしてきました。緻密な立証活動をして、警官の発言の信ぴょう性を弾劾して、現場の状況とかさまざまなものを積み上げました。弁護士も『99%勝てる』と信じていました。しかし、判決は、警官が言っているから信用ができて、わたしが言ったから信用できないというようなあまりにずさんな判決でした」

─ 裁判に信用が置けないということですか。
「裏側に司法勢力と行政勢力のつながりを感じました。裁判では案件が来たときにどの裁判官を当てるかによって、だいたいの判定の行方が決まってしまうようなところがあります。弁護士はきちんとした判決を出されるだろうと思っていましたが、3月の判決までに費やされた時間は、きちんとした裁判を行ったいうアリバイ作りに過ぎなかったのではないかと感じます」

─ 控訴することで世間にメッセージを送るという考えは無かったのですか。
「そういう考えもあると思います。最後まで戦うことによってのプラスとマイナスを考慮して、時間、費用、わたしの本来の仕事と考えた末、このケースは控訴する意味がゼロだと結論に達しました。控訴するには裁判を信用していることが前提ですから、このような裁判なら断念ではなく、こちらからの拒絶ということです。非常に偏った報道被害を受けて不信感が募っていますから、これ以上報道被害を受けたくないということもあります」

◆真実と警官と選択

− アンダーテーブルでの交渉が失敗したと感じる人に対してはどう説明されますか。
「現場を知っているのは、わたしと警官だけですから。わたしがいくら発言しても、信用しない人は信用しないし、信用してくれる人は信用してくれると思います。そこはわたしの力の及ばないところです。ただし、わたしにとってはっきりしているのは真実の部分だけです。人がどう判断するかは別の問題で、真実がどうであったかは動かしがたいことです」

─ 真実と選択についてはどう思いますか。
「まず真実があって、生活の中にそれぞれ何らかの選択をしていかなければならないと思うのです。あくまでも結果論ですが、反省点は98年も、今回も、もっと違う行動を取れたのではないかと。わたしが犯した罪であるなら、物の大きさに関わらず、最初からごめんなさいと誤っています」

─ 他の人が植草さんと同じ立場であればどうアドバイスされますか。
「今、わたしが弁護士だったら、真実を優先するべきだと言います。4月12日の夜に来てくれた弁護士が真相を聞き『それなら戦い抜いたほうが良い』とアドバイスしてくれました。その後はその弁護士で最後までお願いしました」【続く】


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「私は無実潔白だ」植草一秀氏(8)


都内でPJのインタビューに答える植草一秀氏(撮影:小田光康)
【PJニュース 08月02日】− 私は無実潔白だ」植草一秀氏(7)からの続き。

◆失ったもの 得たもの

─ 今回の事件で失ったものは何ですか。
「人間の尊厳の部分を一番傷つけられました。巨大な力で傷つけられましたから、それを回復したい気持ちが強いです。生活上の被害も確かに大きいですが、直接命を取られたわけではないので、今後の活動で必ず真相を明らかにして、名誉を回復していくつもりです。わたしは世間の全員にわかってもらおうとは思っていません。ただ地道に活動を続けて、わかってくれる人にはわかってもらいたいと思っています。今回の事件は不自然なことが大変多いので、どういう背景があったのか何らかの形で解明していきたいです」

─ 今回の事件で得たものは何ですか。
「得たものは、こういうことになった時に、支えてくれたのは人間の心でした。少なくない人々が熱心に支えてくれました。例えば、会ったこともない人が、支援ブログなどを勝手に立ち上げてくれて、そこでのメッセージでかなり励まされました。家族・親族に支えられもしました。今まで縁のなかった素晴らしい人と新しい縁をいただけたことはたいへん大きなことです」

─ 最後にもう一度、犯行におよんではいないのですね。
「わたしは何もしていません。無実潔白です」【了】

*今回でこの連載は終了します。

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「私は無実潔白だ」、植草一秀氏を振り返る
【PJニュース 08月03日】− 「私は無実潔白だ」と銘打った植草一秀氏の8回連載が終了した。植草さんとはじめて会ったのは6月、マンスリーマンションなどを経営するツカサ都心開発 (東京都・品川区) が、同氏を招いて開いた「2005年経済予測─世界経済と日本経済のゆくえ」のセミナー会場だった。そのときは講演の内容についてだけ、インタビューをした。記者の問いに対して真摯(しんし)な態度で応対している目の前の男性が、あの東京都迷惑防止条例違反の罪に問われ、東京地裁から罰金50万円と手鏡1枚没収の有罪判決を受けた経済学者なのかと、ふと感じたのを覚えている。

 何事においても、自分の目で見て、耳で聞き、触って確かめたい。そんな思いが植草さんへの事件についての取材申し込みにつながった。たった1度の面識でありながら、同氏から取材を快く受けて頂けたのは、偏見やすでにメディアで伝えられていた植草一秀像に振り回されず、植草一秀さんを1個人として対面したかったからである。言いかえれば、興味本位の面白い記事を仕立てたい、といった下心が少しでもあれば、この連載は生まれなかったに違いない。

 最終的に事実を知っているのは、犯行を否認する植草さんと、犯行を目撃したと主張する警官の2人であることは言うまでもない。同記事の連載目的は、植草さんの無罪擁護を目的にしたものではない。ほとんど発言をする場を奪われていた同氏の証言から、捜査に当たった警察と、それを受けて報道をしたマスコミが「デュープロセス」、つまり、法やルールに基づいて適正な手続きを行ったかどうかを、読者とともに考えることを目的とした。これまでにも、松本サリン事件でえん罪になった河野義行さんなど、無実の市井の人々がほとんど社会から抹殺されそうになった例もあり、警察とマスコミの怠慢は、まさに日本社会における国民の人権と民主主義を脅かす。

 最後に一言、事件当事者に会ったことも、話したこともないひとが、偏った情報に基づいた偏見をもって、大衆にまぎれて投石するよう非難の仕方は賛同できない。PJニュースはこれからも「天下の広居に居り、天下の正位に立ち、天下の大道を行う」ことを約束して、読者とともに常に考えていきたい。【了】

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(6)http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1307943/detail
(7)http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1310604/detail
(8)http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1319196/detail
(まとめ)http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1320525/detail

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