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(回答先: Re: 郷土心というものは誰にでもあるだろう 投稿者 金十字架 日時 2006 年 11 月 12 日 19:33:23)
金十字架さん、レスをありがとうございました。
丁度、郷土という見方について、指摘を受けていたところに
金十字架さんからも、同じようなご指摘を戴いたように受け止めました。
判断に誤りがなければ、同じ内容の回答となりますので、失礼ながら
両氏へのレスとして、内容については多少コジツケが含まれて
いると感じられるかも知れませんが
（名前もそのままで失礼して）そのまま転載させていただきます。
金十字架さん、よろしく、お願いします。
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高部さん、こんにちは。
レスをありがとうございました。
「愛国心」について、確かに二方向からの視点がある事を考慮しなければ
国という言葉を正確に把握し、お伝えることにはムリがあったようですね。
先の文面では、郷土という視点に触れていなかったので、ご指摘のように
国という意味を分類するなら、大きく分けて、二つになる事には賛成です。
そこで表現不足の、もう一面ですが
> 一つは、「（自分の愛する）我が故郷、ふるさと」という意味。
・・・・・
について、すこし自己流ですが補足してみたいと思います。
たしかに人々のふるさと，郷土，生まれた場所、等について
これらを愛国心と表現すれば、そのように言えない事はないと考えます。
この生まれた場所，個々人の郷土、ふるさとは
個々人ではありますが、人類すべての個々人にとって、
つまり万人にとってのふるさと、生まれた地、郷土となりますと
やはり自然界の地球というところが、人類のふるさと,故郷,郷土となります。
愛国心は
地球と言う郷土を愛する、なら問題ない様ですが、いのち（生命）そのものも
愛さないと片手落ちでは？、、と、そこに何か不十分さを感じてしまいます、
（人類生命の存在は愛という真理に貫かれた、自然界の生命帯でもあり、
自然界の生命原理を持って区分けされた制度や地域,場所を愛する行為とは
「愛」を一つの枠にはめ込むようなムリがあるような感じがするのです）
国という言葉は、種々な角度から広範囲な意味で受け止められますが
現在の世相・権力の質・国民の置かれた立場、などを総合的に考える時
支配者達の思惑がからんで、権力に都合よい意味に矮小解釈されていると
受け止めるのが、むしろ正確な捉え方かもしれませんね。
政府が、ふるさと,郷土を愛する心であると強調されても、「国」という言葉は
郷土、生まれた地、ふるさと、そこを一歩踏み越えて、志を高く国に尽くしなさい
という、上からの希望的押し付けがないとは、断言できませんし。
何となく民主主義とは逆の父権部属民的な要素をそこに感じてしまいます。
高部さんも表現されているように、そこに再び軍国的な逆戻りを感じ取ります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
From: "takabe-t" ・・・*・・・〜〜〜〜〜・・・*・・・〜〜〜〜〜・・・*・・・〜〜〜〜〜 高部さん、 [日本語の「国」という概念を、再検討しそのあいまいさを、 貴重なご意見をありがとうございました。 ・・・*・・・〜〜〜〜〜・・・*・・・〜〜〜〜〜・・・*・・・〜〜〜〜〜 > Sent: Friday, November 10, 2006 12:27 AM
To:
Sent: Friday, November 10, 2006 1:18 PM
Re: 「愛国心」という単語の意味，判ってますか？
> 静岡在住の高部と申します。はじめまして。
> 「愛国心」について私の見解を申させて頂きますと、日本語の
> 「国」という言葉のあいまいさが、重大な問題をはらんでいる
> と考えております。
> 日本語の「国」という言葉に含まれている意味は、二つあります！
> 一つは、「（自分の愛する）我が故郷、ふるさと」という意味。
> そして二つ目が、「国家権力と（天皇を含めた）支配階級」という
> 意味・・・・・。
> したがって、かつての戦争指導者たちが、このあいまいな点を悪用した
> 結果、国民に対して、「お国のため死ね！！」とか「全員玉砕してもお国
> を守れ！！」とか叫んで、あの絶望的な戦局の中にあっても、国民を
> 戦場に総動員することが可能となってしまいました・・・・・。
> 戦場に送られ、死ぬことがほぼ間違いない兵士たちも、この戦争指導
> 者たちの狡猾な論理のすり替えと申しましょうか、それにまんまと
> はまってしまい、皆全員、「故郷を敵に荒らさせるな！！愛する家族たちを
> 守れ！！」という思いにかられ、次々と戦死していき、空しく戦場の露と消えて
> いったのです・・・・・・。
> このことからもお分かりのように、日本語の「国」という概念を、再検討し
> そのあいまいさを、いろいろな意味にはっきりと分かる様、分類する作業が、
> 絶対必要だと考えます。
>
> 敬具。
いろいろな意味にはっきりと分かる様、分類する作業が、
絶対必要である] とのお考えに心から同意いたします。
> Subject: [chance-forum:23115] 「愛国心」という単語の意味，判ってますか？
>
>
> > 日本人は 「愛国心」という単語の意味，判っているのかな？
> > この際だから、考えてみても良いでしょう。
> >
> >
> > 愛国心は、人類の進むべき新しい方向性とは一切、関係がなく
> > 本来の日本の良さにも一切、関わりをもたない言葉なのです。
> >
> > 愛・国・心。一つ一つの「字」は、それぞれの意味をもっている。
> > しかし愛国心という単語になると、これは大変にまずい意味となる。
> >
> >
> > 愛， 人（他）を広く愛するこころ。他への愛。自己犠牲の愛。
> > 対象は人であり、回りの人々であり、人類である。
> > 国， それぞれに、世界の中で囲いを作り、同一民族系が
> > ルールを設けて、他国と区別した規準の制度で存在する。
> > 心， ここでは、前者二つの字の意味を関連付けた、心の形。
> >
> >
> > 愛には、自己の存在の認識・思考する個の認識が, 一切 含まれていない。
> > 他を思いやる愛、家族愛、人類生命全体に対する愛・真理にも通じている。
> >
> > 国は、人類社会が自然に区分けされてしまう各々の価値観による制度や
> > 宗教的宗派的要素も導入されたり、介入の影響も受けていたりしている。
> >
> > 国を愛する。これは国際社会の中で、政治として成立が難しい矛盾語です。
> > 垣根のある制度を、主体のない心が愛するでは、何も前に進まないでしょう。
> >
> > 愛国心という言葉には魂が宿りようがないのです。
> > 個・命・存在、という主体としての人類生命が含まれていない。
> >
> > 実態のない形容詞では、価値あるものは生まれないと思う。
> >
> > 愛国心という、実態の伴わない魂（ロマン）は
> > 現状の国際社会という どうにもならない悲惨な現実を産み出している。
> >
> > 国民を守る意識が欠落している。
> > 権力のよこしまな優越感が漂っている。
> >
> > この言葉には、日本を含めて 東洋的な精神の美しさが欠けている。
> > 肉体と精神という「基本理念から生まれる尊敬の心」が欠けている。
> >
> > 国＝天皇との思いが、この言葉（愛国心）には込められていると推進派は
> > 錯覚しているようだが、その意味があるなら、それはそれで良いのだ。
> > しかし、その意味は含まれていないのであり、変な誤解が生じるだけで、
> > 矛盾した単語は大きな弊害を未来にもたらすだけである。
> > 天皇の残骸的制度が重要なのではなく、国民を思う人と成りと暖かさ強さが、
> > 尊敬の心を育む貴重な「宝」なのであるから、愛・人・心、である。
> > しかし日本では「愛人心」とは、国の方向として使えない言葉でしょう。
> >
> >
> > 愛国心という単語を使えるように修正すれば、
> > 「愛自心」、他を愛し、自身の命も大切に扱う（確かな生命帯の）心となるが
> > 愛は生命そのものの質、真理だが、使い方を誤まると社会が纏まらなくなる。
> > 愛国心は単語として矛盾した言葉であるから、愛人心・愛自心となるが、
> > これは、単に愛国心の矛盾を訂正しただけの単語に過ぎない。
> >
> >
> > 「国を愛する心」という言葉は
> > 国際政治学上では場を停滞させる魂（ロマン）と位置付けられましょう。
> >
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> >
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