弊社（外資系保険）では、最近になって「世界的な伝染病のアウトブレークが起こった際に、いかにして業務を継続していくかを戦略的に検討する」プロジェクトが立ち上がり、役員が専任でついた。
友人の外資系コンピュータ企業では、プロジェクトではなくちゃんとした部門としてほぼ同様の責務を負う部署が立ち上がったそうだ。
さらに別の友人、こちらは米系経営コンサルティング企業だが、からも伝染病の蔓延に対してのリスクマネジメントを喚起することと、その件に関して役員1名をアサインする旨のメールが全社員に対して流されたそうだ。
ここまで大げさな状態になったのは9.11以降の対テロリスクマネジメント（出張自粛、オフィスセキュリティの向上等）以来のことである。

鳥インフルエンザやSARSを念頭においての話なのだろうが、我々がマスコミ経由で見聞きしているのよりも桁外れに重大な事態が進行しつつあり、米国はそれを十分に理解し始めているのではないかと思う。

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