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日本株(終了):全面安、原油急騰で電機中心に下げ―信用需給に不安 (ブルームバーグ)
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 23 日 17:31:23: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: マスコミがライブドア株を暴落させようと取り組んでいる。空売り仕掛けられ先物が下落を予想し、その値になるまで売却される 投稿者 姫 日時 2006 年 1 月 23 日 13:43:32)

日本株(終了):全面安、原油急騰で電機中心に下げ―信用需給に不安 (ブルームバーグ)


2006年1月23日(月)16時44分


  1月23日(ブルームバーグ):週明けの東京株式相場は大幅安。日経平均
株価の下げ幅は300円以上となった。投資家の短期的な売買コストである5日移
動平均線を下回って終了し、目先の調整ムードを色濃く残している。

松下電器産業やキヤノン、アドバンテストなどのハイテク株に売りが先行。
みずほフィナンシャルグループなどの銀行株も売られ、オリックスなどのそのほ
か金融株、三菱地所などの不動産株も下げが目立った。

  海外先物市場で原油価格が急騰するなど外部環境で悪材料が相次ぎ、ここの
ところ下値を支えていたハイテク株が下落した。ライブドア事件をきっかけにし
た信用取引による需給不安が残る中、ハイテクなど指数寄与度の高い業種に全体
相場の上値が押さえられ、信用買い残が高水準に積み上がっている銀行や不動産
などの内需株も売られた。東証1部33業種では電気・ガス指数を除いてすべて
下げ、全面安の展開となった。

  日経平均株価は前週末比336円4銭(2.1%)安の1万5360円65銭。TO
PIXは同36.49ポイント(2.3%)安の1587.90。東証1部の売買高は概算で
18億9147万株。TOPIX構成銘柄の売買代金は2兆5913億円。

  野村証券金融経済研究所の北岡智哉ストラテジストは、地政学リスクを背景
に、原油価格の上昇は長期化する可能性があると指摘したうえで、「海外株安の
傾向が続けば外国人投資家のリスク許容度の低下に伴い、上値を抑制する要因に
なる」とみる。
  ただ、北岡氏は、国内で本格化する四半期決算では上方修正が相次ぐと試算
しており、「ライブドア事件も含め需給面での悪影響は受けているが、ファンダ
メンタルズ(経済の基礎的条件)には変わりはない。ここは押し目買いの好機」
との見方を示していた。

  日興コーディアル証券国際市場分析部太田千尋シニアストラテジストは「前
週までの下落相場に歯止めがかかっているとはいえない。個人投資家は前週まで
に相当痛手を受けていると思う。ポジション整理の売りが今後も、しばらくは続
くだろう。海外勢は日本の業績回復への期待感は基本的には変わっていないが、
多少の及び腰は否めない。今週は下値を模索する場面だ。1万5000円を割ると
ころもあるかもしれない」と指摘した。

原油価格が急騰、懸念材料が増える

  この日の取引で投資家の懸念材料として新たに浮上したのが原油価格の動向
だ。ナイジェリアの情勢不安に加え、イランの核開発問題で国連安全保障理事会
(安保理)が制裁を科す可能性が供給不安として台頭。20日のニューヨーク商
業取引所(NYMEX)上場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエ
ート)原油2月限は1バレル=68ドルを突破、4カ月ぶりの高値を付けた。

  原油価格の急騰で世界経済の先行き不透明感が再び懸念される中、米大手複
合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)や米金融サービスのシティグループ
が予想を下回る第4四半期決算を発表したことも重なり、20日の米株式相場は
急落。2003年以来で最大の値下がりを記録した。

  「成長株の星」(三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部長)として米株式相
場をけん引してきたインターネット検索最大手のグーグルが、ここ1年余りで最
大の下げとなったことも米株式相場の見通しを暗いものにした。米司法省が顧客
情報の提出を求めて、グーグルを裁判所に訴えたことが嫌気された。

原油価格の上昇が長期化、海外勢のリスク許容度低下も

  海外投資家のリスク許容度の低下も懸念されている。この日の朝方の外資系
証券経由の注文動向は、差し引き820万株の売り越しと観測されていた。前週末
は1000万株の買い越しだった。原油価格の上昇が続き、世界株安につながれば、
海外投資家の売買動向を通じて、日本株も影響を受ける可能性がある。

  米紙ニューヨーク・タイムズのコラムニスト、フロイド・ノリス氏は21日
付の同紙で、20日に1バレル=68ドルを超えた今回の原油高は、ハリケーン
「カトリーナ」の襲来後に70ドル超となった2005年夏よりも重大な意味を持つ
可能性があるとの見方を示している。

  ノリス氏は、05年8月末に達した過去最高値は「期間は不明だが、一時的
なもの」とみなされていたと指摘する。一方で、20日の終値68.35ドルは、
「将来に対する市場の懸念の高まり」を反映していると書いている。

  ノリス氏によると、2007年12月の原油相場の市場予想は1バレル=69.05
ドルと、05年夏時点の予想よりも高く、現在の相場も上回っている。この予想
は、供給不安の解消に対する市場の不信感を示していると同氏は分析している。

高水準の信用買い残、需給不安は続く

  ライブドア事件をきっかけにした信用取引による需給不安も拭いきれていな
い。東京市場は、信用買い残が依然として高水準に積み上がっており、さらなる
悪材料が出れば、売りの連鎖が始まるリスクを抱えている。

  東証が17日に発表した13日時点の信用買い残(東京・大阪・名古屋3市場、
制度信用と一般信用の合計)は、前の週に比べて3120億円増え、5兆7662億円。
昨年12月16日時点で1991年8月以来の5兆円突破となった後も、毎週増加し
ていた。指数の上値が重くなると、昨年の上昇相場で買い残が増えた銀行や不動
産などの内需株が売られやすくなる状況だ。

ディフェンシブ上昇が目立つ、電気指数11年ぶり高値

  需給要因などで株価の変動幅が多くなりやすい中、「質への逃避」も鮮明に
なり、関西電力などの電気・ガス株といったディフェンシブ銘柄の上昇が目立っ
た。TOPIXの電気・ガス株指数は、94年7月以来、約11年5カ月ぶりに
850ポイントを回復した。

  市場では「値動きの激しさを嫌った向きが株価動向の安定しているディフェ
ンシブ銘柄の一角に買いを入れている」(岡三証券証券情報部の黒田一賢ストラ
テジスト)との声が聞かれた。

東芝プラント急伸、東芝がウエスチング買収と報道

  また、材料が出た個別銘柄の一角にも資金はしっかりと流れた。プラントの
設計、施工、保守などを手がける東芝プラントシステムが大幅高となった。原発
メーカーの米ウエスチングハウス・エレクトリック買収に向けた入札で、東芝が
競り勝ったと23日付の英紙フィナンシャル・タイムズ報じられた。東芝プラン
トは東証1部の値上がり3位。

  この日はソニーが市場で話題になった。米経済紙バロンズ最新号(1月23
日号)が、ソニーは売上高に照らして「割安」だと指摘したことがきっかけ。

同紙によると、ソニーは過去3カ月で33%上昇しているが、株価は1株当
たり売上高の0.6倍。この水準は「過去最低に近い」という。同紙はまた、調査
会社アイサプライのデータを基に、ソニーは2005年第3四半期(7−9月)に
液晶テレビ出荷で3位となり、前四半期の6位から順位を上げたとしている。
  もっとも、朝方高かった株価は、マイナス圏で取引を終了した。終値は前週
末比1.4%安の4950。

押し目買いの好機か、指数は下げ渋る場面も

  また、下値で拾う投資家も多いようで、日経平均株価は一時下げ渋る場面も
あった。午前の取引時間中には前週末比131円安まで下げ幅を縮めた。米シカゴ
先物市場の日経平均先物3月物(CME)の20日終値は1万5255円で、大阪証
券取引所の終値(1万5740円)に比べて485円の大幅安だったが、日経平均株
価はCMEの水準まで下げることはなかった。

  ファンドクリエーションの木下晃伸インベストメントトアナリストは「昨日
の米株式相場の下落もあいまって、ネット関連株中心に先行き不透明感が出てい
る。もっとも、ここは投資チャンスだと考えている。特にソニーやソフトバンク
などは買いだ」と指摘。「放送と通信の融合が進められているが、相場格言通り、
国策に売りはなしとみている。地上デジタル放送への移行で、通信を手がける銘
柄やモノ作りに強みを持つ銘柄は、波及効果があると考えている」と話していた。

  日興シティグループ証券・株式調査のパトリック・モアディレクターも「倉
庫、機械、自動車など、引き続き我々が注目している業種は、ライブドアの問題
とは事実上何の関係もないが、市場の他の業種とともに売り浴びている。これは、
こうした業種の押し目買いの好機かもしれない」と指摘している。

マザーズ筆頭に新興市場も大幅安

  ジャスダック指数、東証マザーズ市場、大証ヘラクレス市場も大幅安となっ
た。ライブドア事件をきっかけにした新興市場の急落で、高水準の買い残が積み
上がっていた個人投資家の資金回転が効かない状況が続いた。

特にライブドアの採用指数である東証マザーズ指数は連日の大幅安と下げが
きつく、「ライブドアショック」前日の高値(2800.68ポイント)から30%以上
下落している。この日の終値(1913.20ポイント)は相場の中長期的なトレンド
を確認する200日移動平均線も割り込んだ。

  東証マザーズ市場では、ライブドアとライブドアマーケティングがストップ
安(制限値幅いっぱいの安値)比例配分。ライブドアは256円と遂に200円台ま
で下落した。昨年12月にライブライブドアの子会社になったネット系のメディ
アエクスチェンジも大幅安となった。このほかスカイマーク エアラインズ、ク
リエイト・レストランツも売られた。

  ジャスダック市場では、ダイナシティが52週安値を更新。ライブドアと共
同出版事業を発表していた幻冬舎も安い。このほか、楽天、インデックス、イ
ー・トレード証券などのIT(情報技術)系企業も売られた。

  大証ヘラクレス市場では、ライブドア関連銘柄のエイチ・エス証券、ターボ
リナックス、ドリームテクノロジーズ、ブロードバンドタワーが売られている。
このほか、ぐるなび、USEN、トレイダーズ証券などインターネット関連銘柄
も安い。

主要株価指標の動向 前営業日比
日経平均株価               15360.65   -336.04
TOPIX 1587.90   ‐36.49
日経平均先物(大証) 15380.00 -360.00
日経平均先物(シンガポール) 15390 -350
東証2部指数 4945.89    -189.95
ジャスダック指数 121.15   -7.34
日経ジャスダック平均 2613.62   -98.47
東証マザーズ指数 1913.20    -225.58
大証ヘラクレス指数 3118.85 -326.98
東証1部売買高(百万株) 1891.47    -204.57
    値上がり銘柄数 130
    値下がり銘柄数 1506

記事についての記者への問い合わせ先:
東京 常冨 浩太郎 Kotaro Tsunetomi ktsunetomi@bloomberg.net


http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=23bloomberg11aI7n0oLTfitQ

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